「はい、もしもし」
「ちょっとお伺いしたのですが」
「はい、どうぞ!」
「劇団の名前ですが」
「はい、アドックですが、それが何か?」
「どうして犬なんですか?」
「はぁ?」
「ア・ドックって、一匹の犬ですよね」
「ア・ドックではそうですね」
「どうして、“ア”なんですか?」
「いえ、これ、ア・ドックではなくて、アドックなんです」
「劇団であいうえお順で検索してたら、
アで、結構早いうちに出てきたんで、
これ、何だろうと思って電話しました」
「そうですか。残念ながら、これ犬のドック
じゃないんです」
「じゃホットドックみたいなもんですか」
「実はこれ、ADHOCの綴りで、
英語読みだとアドホックなんです。
それをフランス語読みすると
Hを読みませんからアドックになるんです」
「へえ、そうなんですか。フランスの犬ですか」
「いえ、犬は関係ないんです」
・・・・こんな会話が15分くらい続き、
やっとのことでご納得いただきました。
「あれはドッグでしょう」等々、もろもろの挿話が・・・
疲れましたァ!!



