婚礼司会を始めたのが30年以上前。
4,000組のカップルの新生活のスタートに
立ち会ってきたことになります。
婚礼は単純に「おめでとう」だけの世界ではない、
カップルによってはさまざまな問題を抱え、
それを整理しきれず婚礼の日を迎える・・・
あるいは親戚間の利害のしがらみや、
ふたりの過去のしがらみ、将来不安等々・・・
二人とも20年以上まったく違う生活を送ってきたのです。
お互いに未知の部分があるのは当たり前。
「好きだ」「愛している」が
根本になければならないのは確かでしょうが、
それだけで万時OKだとは言い切れません。
昨日、あるところから集まりで話して欲しいという
リクエストを頂きました。
「婚礼司会おもしろ経験談」と題して、
様々なトラブルを面白おかしく話して欲しいという・・・
丁寧にお断りしました。
「こんな経験をした」という話は、
個人的な話題にするのはいいにしても、
大勢の前で、さらしものにするのは如何なものか・・・
そう思うからです。
「何処の誰かわからないから」
いいだろうともいわれましたが、
婚礼という二人にとって大切な時に
抱えたり脱しきれなかったトラブルを
面白おかしく話せるかどうかは、
当事者だけが判断できるものではないと思うからです。
結婚とは、
それ以後の互いの人生を分かち合うこと。
そのような関係を結ぶ人は他にいないと思います。
親は先に旅立つ。
子はいずれ独立して離れていく。
残るのは結婚する相手だけ・・・
人の欠点は見えやすいものです。
自分にも、それと同じだけの欠点があるものだと
思ったほうがいいのではないでしょうか。
それと同じように、
他人の不幸を笑い話にして溜飲を下げる傾向は
誰にでもあります。
お馬鹿さんをテレビ番組にして楽しむに似ていて、
「あの程度を知らずとも芸能人」
なのではないでしょうか。
今回の話をお断りしたのは、
ぼくの気まぐれではないのです。
二桁のギャラは魅力だがお断りしました。
その理由はブログに書きますと申し上げました。
というわけで、メンバー限定ではなく公開にします。




