恐怖の暗闇 | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

昼休みには自殺の練習をさせられていた。


ここまで来ると、苛めを通り越している。

苛めを受けた経験のある者にしかわからない心に刺さった棘・・・

やっと抜くことはできても、その傷痕だけは、いつになっても消えない。

年月を経ても、どのような薬を塗っても残り続けるのだ。


昼休みに自殺の練習をさせられていた生徒の思いは、

僕の理解の彼方にあって、近づき得ないものだ。

そして、この生徒は自殺した。


また、この事実を知っていた学校は、

一切を隠していたという。

この実態に、わたしは恐怖を感じる。


この悲惨は、起こるべくして起こったとしか言いようがない気がする。

これが教育の現場だとは思いたくないが、

どのような場所にでも、目に見えないだけで、

このような暗闇は存在しているのだろうか・・・