人がよ過ぎる・・・ | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

電話が来た。

以前の教え子からだ。


スケジュールに空きがあったら、

出演する演劇公演を観に来て欲しいという。


ところが、この電話で愚痴をこぼし始めた。


数回の稽古があったのだが、

演出が、ただ「声を出せ、声を出せ」

の一点張りだというのだ。


彼女は、このセリフは相手に聞こえるか

聞こえないか・・・ほどの囁きのはずだ。

いくら本を読み込んでも、それ以外はない。

・・・それなのに、「大きな声!」

を連発されるのが余程不満らしい。


稽古の合間に演出に直接聞いてみたらしいが、

「聞こえなければ意味が分からないだろう?」

そう言われたという。

先生には、書かれたセリフだからと言って、

全部を客席に届けなくていいと教えられた。

ニコニコ「このセリフは、それです」という。


ぼくは本を読んでいないから、

そのセリフが、ぼくの言ったことに

合致するかどうか分からないというと・・・


ニコニコ「じゃ、明日持っていきますから・・・」

本を読んでくれという。

むっ「・・・・・・」

しばらく黙ってしまった。

熱心なのはいい。

ぼくの教えを覚えてくれていたことも

嬉しいのだが・・・・


むっ「明日、改めて電話をくれ」

と言って電話を切った。


明日は、やることがあって・・・

そう言いたかったが、

むっ「おれは、人がよ過ぎるなァビックリマークビックリマークビックリマークあせる