上弦の月 | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

北海道の友人から、

中空に浮かぶ上弦の月を見ながら

仕事先から帰宅中だというメールが届いた。

そして、月見えますか?

・・・と結んであった。


いよいよ秋本番である。

「上弦の月」で、

様々なものが心に浮かんだ。


その一つが、

或る戯曲の一節である。


たとえば 半舷の月のように

年の半ばを冬に蝕まれ

残る半舷を 春と夏と秋とが

慌しく 染め分ける

北日本の四季・・・

(上弦ではないが・・・)


名文だと思う。


そして、もう一つ・・・

やはり北海道の友人の描いた

一枚のイラストである。

(これも上弦の月ではないが・・・)

劇団生活 ミミさん画
上弦の月と聞いて、

何を感じるか、人それぞれだと思う。


ぼくには、

この二つが即座に心に浮かんだ。

呼び覚まされたように・・・


もう一つ・・・

ぼくって幸せな人間だ・・・

という思いだ。


「うん・・・?」

北海道で見えたのならば、

ここからでも見えるはずだ。

窓から覗いてみた。


「・・・ない」

メールを貰ってから8時間近く経つ。

何処かへ回り込んだに違いない。


・・・が、

目をつむると見えるじゃないか。

嬉しいねェ・・・音譜お月様音譜