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今のぼくの家族は・・・
一人の息子と、
4歳違いの妹である。
父とは母は他界して久しい。
妹とぼくが結婚するまでは、
家族一緒に暮らしていた期間は長い。
大学へ入って下宿をして家を出たが、
社会人になって再度家族と暮らした。
しかしぼくには、家族は「いて当たり前」の存在だった。
親父はせっせと働き家庭を支え、
ぼくや妹の学費を稼いでくれた。
母親も時折パートに出ていた。
家族のありがたみなど格別考えたことはなかったのである。
だが、それを味わう時が来た。
父を亡くし、母を亡くした後だった。
そして、離婚を経験した後だった。
あまりにも身近で、
あまりにも、あって当たり前、いて当たり前の家族だった。
だから、ぼくにとっては、
「家族って、いいなァ」
ではなく、
「家族っていいものだった」
が正確な言い方なのかもしれない。
お互いに命を支えあい、
分かち合える関係の原点が家族にあったのだ。
子は離れて住み、
妹も家庭を持って2時間ほど離れたところに住んでいる今・・・
ぼくは一人だ。
だから一人きりの息子が「元気か?」と電話をくれた時や、
「お兄ちゃん、元気?」という妹からの電話にも、
かけがえのない喜びを感じる。
親が元気でいて、子が元気でいて心を通わせる機会を持てることは素晴らしいことなのだ。
ぼくがこの世を去るにしても、それを気付かずにいたとしたら・・・・
遅きに失したのかもしれないが、
いま、それを味わえることに、ぼくには喜びを覚えるのである。
家族って・・・いいものなんだよ


