劇団の仕事には根気が必要だ。
あきらめない粘り強さかもしれない。
どんな人が来ても、
俳優や女優になれないとは言わない。
必ずなれる。
これまで、
「見込みないですよ。やめましょう」とか、
「バカに教えるのは疲れるだけです」
・・・様々に言われてきた。
人間である限り大丈夫・・・そういって、役につけ、人前に出してきた。
「もう駄目だ」
そう思うことは、芝居そのものの出来の問題だ。
だが、最後まで負けたくない。
人間には敗北はない。
敗北するようには作られていないということを信じている。
実際に「駄目だ!負けだ!」・・・と思いたいことはあった。
でも、「まだ1時間あるじゃないか・・・1分ある」と思って今日までやってきた。
破滅することはあっても、敗北はない・・・
だから、どんなことがあっても、あきらめない!
劇団は窮地にあるが、
あきらめない。