ブログネタ:男、女、子供、老人、どの幽霊が怖い?
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これは幽霊とは関係がない話だが、
昨夜テーマブログを入力し始めて10数分・・・・
プツン・・・・
画面が消えただけではない、
部屋の電気も、背中で聴いていたテレビの音もみな消えた。
停電です。
・・・そういえば、
エレベーターホールにベタベタ「ご注意」が貼ってあった。
××日××じより電気工事のために停電します・・・
し方がない寝よう・・・
ベッドを作り横になったが冷蔵庫も止まっている。
中の氷が溶けて水がこぼれださないだろうか・・・
などと、アレコレ考えて(考えるほどではない)いるうちに寝入ったらしい。
・・・それより「幽霊」の話をしよう。
最も怖いのは女の幽霊だ。
子どもや老人の幽霊には会ったことはないし、
男の幽霊の大概は憎しみを表に出して現れるので、
「自分は憎しみを受けるような者ではない」
ことをぶつければ即退散するし、
突然、人を脅すようなやり方で出てくることもない。
厄介なのは女性の霊だ。
実は、埼玉県の鴻巣に住んでいた頃に二度遭遇したことがある。
広い通りから200メートルほど路地を入ったところに我が家があったのだが、
当時、左は田んぼで右は桑の木畑だった。
途中、二本の電柱があり街灯がついているのだが、
その明かりの切れる桑畑にかかった時・・・
で・・・出たァ

うつむき加減に、白い着物を着た女性・・・・
若くはないが年かさの行っている風でもない女性が、
手の届きそうなところに現れたのだ・・・
いや、立っていたのだ。
ゾゾ~ッ!


全身粟だち、凍りついた。
顔をもたげそうな気配を感じて、
慌ててその場を立ち去った。
110メートル先が我が家である。
歩いていても、後をついてくるような気配を背に感じながら家に飛び込んだ。
同じ場所でもう一度、
忘れた頃に出くわした。
その時は、多少は慣れていたので全身を見ることができたが、
ちゃんと足はあったと思う。
これが幽霊だったか、
悪戯をしている女性だったのか、
それともぼくの幻想だったのか分からない。
だが、ぼくは、あれは幽霊だと信じている。
ぼくに何か訴えたかったのではないのか・・・
あの辺りで何か無かったか。
人に聞こうと思ったが、
深入りすること自体に怖さを覚えて口を封じ通してきた。
その場所を通らなくなって久しいので、
ここに明かすのだが、
彼女の魂は、
まだあの場所に彷徨っているのかと思うと、
可哀想な気もするが致し方ない。
ぼくは平気で真夜中の雑司が谷墓地も青山墓地も、
墓地内の通路を通る。
また心霊スポットなどといわれる千駄ヶ谷トンネルも、
演劇稽古の行き帰りに通って平気な人間だ。
だから幽霊は墓地に出るものではないと思う。
今ごろは、
鴻巣の桑の木畑に出た女幽霊の魂が、
癒されていることを願っている。
おわる・・・
