ブログネタ:母の日、プレゼントは何にする?
参加中本文はここから
思い返せば、
母の日に、母にプレゼントなどした覚えがない。
その母も亡くなって10年にもなる。
母が亡くなって数年、
「母はこの世に生まれてきて幸せを何度感じたろうか」
「母はぼくを産み育ててよかったと思っていたのだろうか」
などと何度か思ったものだ。
この思いに、ぼくは応えられたとは思えなかった。
病院に入った後は、
週一回の見舞いを欠かさないようにした。
ところがぽっかりと行かない週に母は亡くなった。
あまりにも身近にあったために、
いて当然だったのが母だった。
ありがたいとも思わずにいた。
しかし亡くなって初めて、その大切な存在を知ることになった。
母の日近くに、
今更だけれど、ぼくの気持を贈りたい・・・・
この思いから、
三浦綾子さんの作品「母」を劇化して上演した。
母を演じてくれる三園ゆう子さんという女優に出会えたことも原因だった。
彼女なら演じてくれると思ったのだ。
初日の幕が開いた。
彼女は、母の姿をみごとに演じた。
3時間を越える大作だった。
大好評だった。
ぼくは舞台の袖から、
主人公の母を亡くなった母にダブらせながら見た。
天国の母も観てくれているに違いない。
すでにその数年前に父も亡くなり、
鴻巣に一人住んでいた母だったが、
その10年ほど前、飯能住いの時に、
夫婦で笑顔を交わす写真を撮ったことがある。
これも併せて掲載して、
死後のプレゼントになるが、
ブログの日記として、心からの贈り物である。
いま元気でいる父母をもっている皆さん・・・・
父と母の思いに心傾けてほしい・・・・
こんな思いを込めながら・・・・

