クチコミネタ:タバコのマナー
本文はここから(長いぞ・・・このブログ!)
タバコにマナーがあるものか!
喫煙家よ・・・
煙と一緒に消えて亡くなれ!・・・などと言えるのは、つい最近
すいません
10数年前は、日にショートホープ60本吸っていた。
ある日のことでございます。
鴻巣というところに、老いた母がおりました。
ゲートボールで成績がよかったりしますと、
仲間同士で勝どきを上げてはゴザに座り、
茶を飲み、十万石饅頭などを食べながら、
タバコに火をつけ、空を目がけて紫煙を吐き出す楽しみは、
何ものにも代えがたい痛快な気持を味わえる喜びでありました。
家に帰りましては、
テレビのスイッチをいれ、
息子は丈夫でいるだろうか、
娘は旦那に愛されているだろうか・・・
などを思いながら「愛の劇場」に微笑んだり涙を流したり・・・
口が寂しいと思えば飴玉をなめたりもしますが、
タバコに火をつけては・・・
「明日もゲートボールで勝ち抜こう・・・」
などと思いをめぐらせるのでございました。
・・・ところが、歳は隠せないものでございまして、
ついウトウトと白河夜船を漕ぐこともございます。
灰皿のタバコは長く伸びた灰をポロリと落とし、
コロコロと卓袱台から転がり落ちてコタツ布団に落下・・・
おッ・・・と気づいた時にはきな臭い煙があたりに充満しております。
「お~ッ、怖ヮ~ッ!」
・・・と、一人慌てて、飲み残しのお茶をかける。
「ありゃ、濡らしちゃったァ・・・」
一人暮らしの気安さもございますが、
大事にならなかったと胸を撫で下ろすことが何度かございました。
たまたま訪ねてきた息子(僕)にたしなめられても、
2~3歩歩めば忘れてしまうのが昔からの癖でございまして、
またうっかりを繰り返しておりました。
たまりかねた息子は、母に聞きました。
「なァ母よ、オレは日に60本のタバコを吸っておるが、母は何本吸っておる?」
母は答えました。
「おらァ、10本も吸っておらん」
息子は、言いました。
「だったらどうじゃ、日に60本吸っておるオレが止めたら、母も止めるか?」
すると、母はカンラカンラと笑って、
「60本の息子が止めるなら、付き合おう。おらはゲートボールで勝っても、
家に帰っても、1本も吸わんぞ。約束するぞ」
と答えたのです。
さあ、それは明日の朝から始めることに、母と息子は約定を交わしたのでした。
(中略)
約束は営々として続けられ、
ついに、2人ともタバコを吸うことはありませんでした。
(中略)
母は、家を燃やすこともなく、心臓で世を去りました。
息子は、60本吸っていたタバコをぱったり止めて、
既に25年を過ぎました。
今では、禁煙家ではなく嫌煙家になって「タバコの害」について話をするようになりました。
禁煙の場所で煙をたなびかせている人を見ると、
誰といわず「止めなさい」と声をかけます。
10メートル先にタバコを吸う人がいれば、
それを察知できるようになりました。
新宿駅のホームで、先頭から最後尾まで歩いた時には、
最高8人の人に「止めなさい」の声をかけました。
危ない・・・だけではないのです。
煙が迷惑なのです。
喫煙していた頃から煙を出さない方法を考えて吸っていました。
自分が早死にするのは構わないが、
人に迷惑はかけたくない・・・と思ったからです。
一度吸ったらタバコは直ちに消してまいます。
吸った煙は、肺と口の間を5~6回往復させれば・・・
煙は全部体内の取り込まれて、
外には煙が出ないのです。
喫煙家の諸君・・・
これをやってみたまえ!
喫煙にマナーがあるとすれば、
この方法だけですぞッ!
さァ、吸って・・・駄目、外に出しちゃ!
そう、そのまま、また吸って・・・
奥まで、ぐ~んと吸って、
また戻し・・・駄目、外に出しちゃ!
はい、また、奥の奥まで、ぐ~んと吸って・・・
