悩み…歓ぶ暑い夏… | 演劇人生

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僕ら(劇団)が参加している恒例の祭りがある。
親子で楽しむ伝統文化…というと大げさだが、
江戸時代から伝わる子どもの遊びを復活させたり、
普段の遊びの中に取り入れる工夫をしたり、
紙芝居やお芝居を楽しむ祭りである。

昨年までは7月に行っていたが、
今年は8月になった。
(時期、方法を含めて模索中なのだ)

明治神宮の中で行われる「杜の中の伝統文化祭」である。

明治神宮…と聞くと、神社の“まつりごと”かと思って、
敬遠する人もあるようだが、
場所を借りているだけで、無関係。
…言い換えれば明治神宮は、
趣旨に賛同して場所を提供してくれているという関係。

今年の「杜の中の伝統文化祭」は8月18日、19日に行う。
準備は5月から始まる。

江戸風鈴絵付け あめ細工 針金細工 貝がら遊び
紙芝居 みんなで歌おう 民話劇公演 沖縄島歌
・・・等々が2日間にわたって行われるが、

僕らは、「みんなで歌おう」「紙芝居」「折り紙遊び」
そして、「民話劇」公演を受け持っている。

今年は、創作劇(オリジナル)
「そして・・・河童は消えた」
を上演する。

いま、その稽古中だ。
苦悩の毎日を送っている。
むっ「やる気あるの?」
むっ「セリフを言うな」
むっ「お前、プロか?」
むっ「生きて動け」
・・・等々、悪たれ口(?)を叩く毎日だ。

「子どもの目線?」
…知ったようなことを言うな。

大人が、何処からどの角度で見ようが、
子どもでない限りは“子どもの目線”など持ち得ないのだ。
自分の中にある“子どもの目線”なる尺度を、
伸ばそうが縮めようが、
「帯びに短しタスキに長し」だということを認識した上でかからないと
大変な間違いをするぞ・・・。ドンッ

「相手の立場に立って…云々」
なる言葉を美徳と例えるが、
あり得ないことだ。
数日前、中越沖で地震が起きて、
多くの被災者が出た。
「被災者の気持になって…」などと軽々な言葉が行き交っている。
被災者からすれば、寝言にしか聞こえないのではないか。
「水道の水を飲んでいる人なんていないでしょう」
「水素とか、何とか還元水」
…を飲んでいて、ソファに座り、ジャグジーの風呂に入り、
フレンチのフルコースを食べながら、
被災者の立場に立つって・・・?

懸命に近づこうとする「姿勢」を持つ・・・
演技以前の問題がここにありはしないか。

今日は、装具の買出しに行く。
装置に使うハギレ探しもある。

ホームセンターから浅草寿町回りだ。
この夏は忙しくなるだろう。

そういえば、みんなの休む時に活動していることの多い僕たちだ。
昼夜が逆転する時もある。(飲み明かして?・・・No!むっ
この夏もきっとそうなるだろう。

「そして・・・河童は消えた」
あゝ、俺が消えた・・・
そんなことにならないように、
稽古場では意地悪で、陰険で、人を人とも思わない口を利かなきゃならない。
演出の宿命だ。
数時間のお芝居の後に来るかもしれない“歓び”など、
いまは何処を探してもない・・・
ただひたすらに、8月18に向けた葛藤があるだけ。

この記事をご覧になった、
「8月18日(土)、19日(日)は暇だなァ」しょぼん
と、嘆いている紳士淑女諸君…ビックリマーク
そしてお坊ちゃんお嬢ちゃん…ビックリマーク
お爺ちゃんお婆ちゃん…ビックリマーク
お父ちゃんお母ちゃん…ビックリマーク
よい子のみなさん!!!

東京原宿に拡がる神社林、
明治神宮に遊びにいらっしゃいませんか?
鬱蒼と茂る林に包まれるだけでも、
心身ともにリフレッシュできると思いますよ~!ドキドキ
お待ちしていま~す!ニコニコ
勿論無料です。

おっと、時間だ…
さ、出かけよう・・・目