銀杏並木通りを絵画館方向へ自転車を走らせ、
草野球の試合を見ながら弁当を食べる。
コレ、けっこう精神的贅沢・・・?!
先週の土曜日だ。
コンビニで買った弁当を開けた。
ひと口、ふた口食べた時に、
足元を見ると、
子猫・・・捨てられたのだろう、
3匹の子猫がいる。
仮設のスロープの下を棲家にしているらしい。
弁当を分かち合って食べた。
これから、この3匹はどうなっていくのだろうか・・・
捨てた人がいるのだろうが、
今頃、この姿を想像してもらえるだろうか・・・
子どもの頃を思い出す。
捨て犬や捨て猫を見つけては家に持ち帰り、
母に「飼わせてくれ」と頼んだものだ。
・・・今は、マンションでペットは飼えない。
この子達も、貰い食いをしているうちに大きくなり、
スロープの棲み家の出入り口にも入れなくなり、
引越しを余儀なくされるに違いない。
それまでに飼い主が現れてくれればいいが、
そう上手く行くだろうか・・・
いずれ、このどれかは野良猫になる運命かも知れない。
一緒に弁当を食べ終わり、
フッと思った。
これが僕だったら、
可愛さもないし、胡散臭いホームレスに違いない。
誰の目にも、疎ましく見えるだろう。
猫は飼い主に捨てられた。
僕が、ここに捨てられるとしたら・・・
その捨て主は、僕自身じゃないのか・・・
・・・な~んて。。。。
その僕もひとつの命なら、
この子達も、
それぞれ…ひとつの命なのだが・・・