創作民話劇「そして…河童は消えた」
やっと脱稿しました。
3ヶ月間悩み続けましたが、
やっとです。
「親子劇場には難しすぎるよ」
「これ、何歳の子ども向け?」
いろいろな質問が来ます。
昔々の物語です。
河童が棲み
狐が人を化かし
狸が人を騙していたころ・・・です。
それが、河童が消えてしまう事件が起きたのです。
河童の頭にある皿で沸かしたお湯を飲むと、
千年長生きすることが分かったからです。
でも、湯を沸かした河童はその場で死んでしまうのです。
このことが知れると、世界中の河童がの皿が狙われ、
全滅する・・・と知った婆ちゃんが、
そのお湯を飲んで、
世界中の河童に、
「人の目の届かない所に隠れるように」
触れ回ったからです。
その証拠が、この演劇です。
みんさんというお婆ちゃんの、
数百年前の思い出話から、
この物語は始まります。
昔、40歳くらいだった(当時はこの年齢で「婆ちゃん」と呼ばれた)みんさんは、
千年長生きするお湯を飲んで、
生き続けてきたのでした。
だから、何処かにひっそりと生きている河童ですが、
僕らの前には姿を見せてくれない・・・
自分がよくなるためには、
何かを犠牲にしても構わない・・・
このような気持が人間にある限り、
河童の姿は永遠に見られないだろう・・・
こんな物語です。
難しいでしょうか・・・ね?!
おわり・・・