かっぱっぱ かっぱっぱ | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

日本各地にある河童のはなし。

土地によっては呼び名が違っていたりするが、
口が尖り、皿状のものが頭にあり、
甲羅のようなものを背につけ、
手や足の指は、蛙やイモリのような
水掻状になっているというのが共通のようだ。
実は、ハンドルネームにして、
自らカッパを名乗る方もいる。

♪かっぱっぱ かっぱっぱ かっぱ
 からからかっぱっぱ…
黄桜のCMでは、清水昆(?)さんの、
そこはかとなく色っぽい河童が登場した。
想像上の動物で、妖怪だともいわれているが、
定かではない。

地方の博物館や、お土産店で、河童のミイラなどにも出くわす。
実は、僕の知り合いの老舗の模型屋さんが、
某所の物産館から、ソレを作ってくれと頼まれて、
苦心惨憺の末仕上げたそうである。
20年ほど前のことだが、今でも大切そうに飾られている。
年季が入って、いよいよ本物に近づいているようにすら見える。

河童…芥川龍之介も書いている。
河童の子どもの誕生時の慣わしが面白い。
記憶に残る範囲だが、
胎内のえい児に問いかける。
母体の膣に向かい、
「今の世の中はなァ…」
と懇々と語って聞かせ、
「それでも生まれたいかどうか」を決めさせるそうだ。
この発想の面白さに驚嘆した少年時代を思い出す。

いま河童の芝居を書き始めた。
いろいろな疑問が湧き始めている。
「尻小玉」って何だろう?
「胡瓜が好き」なのは何故?
「お皿が乾く」と、どうして死ぬ?
「屁の河童」は、どうして「河童の屁」じゃないの?
・・・その他、いろいろ。

さて、どうなるか…資料も集まった。