キクイタダキ 王冠をもつ最小の鳥 先週の金曜日、亜高山でホシガラスの親子に出会ったときのこと、突然何か小さな生き物が目の前のシラビソの枝先に飛び込み、ゴソゴソと小さく動いていました。ヒガラかキクイタダキだなと想像してみましたが、目はホシガラスを追っていたので、とりあえず視覚の隅にその小さな動きを留めておきました。しかし、シラビソの葉の間から黄色い模様が目に入った瞬間、私の視覚からホシガラスは消え去っていました。 キクイタダキのオスには頭に菊の花びら模様の冠羽があって、繁殖期にテリトリー争いやディスプレイの際にそれを花開きますが、通常は隠れていて見ることは出来ません。 長年、キクイタダキを見るたびにその菊模様に注目しているのですが、今まで見たことがありません。 今回も淡い期待を託し、ホシガラスに見切りを付けて、キクイタダキの動きをレンズで追っていましたが、とうとう花開くことはありませんでした。