ヒクイナを目撃した翌週の早朝、再び里山を訪れてきました。

田んぼに隣接する葦原からは、前回と同じようにヒクイナの声が聞こえてきました。この印象的で風情ある鳴き声は、「クイナの戸たたき」として古くから人々に親しまれてきたようです。 

声は時間をおいて深く茂った葦原の奥から聞こえてきました。

朝日が上がり始め、ジリジリと肌を焦がすような暑さになってきましたが、「ここは我慢どころ」と自分に言い聞かせ、辛抱強く待ちます。

すると、葦の縁がわずかに揺れ、ついにヒクイナがその姿を現してくれました!

そして、サーッと農道を横切り、そのまま田んぼの中へと身を潜めていきました。ほんの一瞬の出来事でしたが、心に残る出会いとなりました。

 

一方、これまで姿を見せてくれていたサシバは、この日は姿を見せてくれませんでした。どうやら営巣していたこの谷戸を離れ、山の奥深くへと生活の場を移したようです。

秋の渡りが始まるまでは、しばらくその姿を見る機会はお預けになりそうですね。