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有給を取って、久しぶりに高山帯を歩いてきました。と言ってもいつも通り、自由になる時間は午前中のみだったので、滞在時間は僅かに2時間でしたが。

下界では25℃にも達している気温も、標高2500mではまだ10℃台前半で、長袖でも少し寒いほどです。新緑がまぶしいカラマツの樹林帯にはルリビタキ、ヒガラ、キクイタダキが、火山荒原ではオンタデはまだ冬の装いでしたが、ホシガラス、カヤクグリ、イワヒバリの元気な姿が見られました。
イワヒバリは「チョッ、チョッ、チョロチョロリ」と岩の上で美しい声で囀り、10羽ほどが群れで入り乱れて追いかけ合っています。岩陰で求愛をしているペアも見られました。イワヒバリは多妻多夫で集団繁殖をおこなう鳥と聞いていましたが、この光景を見ると、あらためて納得させられました。厳しい生息環境に生きる野鳥にはこの方法が適しているのでしょうか。
高山では酸素が薄い上に、火山礫に足をとられながら歩くので体力の消耗は異常に早く、溶岩に腰を下ろし休憩ばかりを取っていました。
すると一羽のイワヒバリが群れから離れて、私が座っている岩の近くにとまりました。ペアリング争いに疲れたのでしょう。じっと佇み、はるか下界を恨めしそうに見下ろしていました。なぜか彼の気持がよーくわかるような気がしました。
そんなイワヒバリを見ながら思いを巡らせていると、2時間の滞在時間はあっという間に無くなり、後ろ髪を引かれる思いで愛妻鬼嫁が待つ下界に下りました。