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この冬、数羽のビンズイが越冬している公園に何度か足を運びました。
昨日、そこで撮影した写真をパソコンで整理していると1枚のビンズイの写真が脳裏を横切りました。リバーサルフィルムで撮影されたその写真は防湿庫のなかに眠っていて、ほとんど見ることはありませんでしたが、久々に引っ張り出してみました。

5年前の7月中旬、朝から強い日差しが照りつけ、じっとしていると汗がしたたり落ちるほどの暑さでしたが、車で標高2000mの亜高山まで登ると体を吹き抜ける風がとても心地よかったことを覚えています。
火山レキの積もった火山荒地を一人で歩いていると、カラマツの頂でビンズイが真青な空を仰ぎ囀っていましました。レンズを向け、ファインダーにビンズイを入れると、その背景に私の住む町並みが映し出されました。私の住む町を背景に囀るビンズイの写真は構図、露出など決して出来のいい写真ではありませんでしたが、お気に入りの一枚になりました。

今はデジタル全盛の時代で、もちろん私も3年前からデジタル一眼を使用しています。
デジタル写真はパソコンを起動すれば、素早く簡単に目的の写真を取り出すことができて、しかも鮮明で美しく、申し分ありません。
しかしライトボックスの照明を通してみるリバーサルフィルムはデジタルにはないしっとりとした味わいがあるうえに、1番優れている点は撮影したときの周りの情景までも鮮明に呼び起こすことが出来ることだと思います。