8月25日 SpO2 93-94 ・ 脈拍 125 ・ その他バイタル不明

 開始時間前に施設のある周辺で待っていた。時間になっても降りて来るようすが無いので、電話で確認すると準備中でもう少しで降りますとの事。

 ストレッチャーで降りて来た彼を見て愕然… なぜ「ストレッチャー」で搬送されたのか顔とお腹を見たらすぐ分かった。疲れ切った顔、そして多少の苦痛をにじませる顔。 お腹も腹水とか胸水が増えているのが見た目で分かる程度に大きくなってた。

 1分弱ほど移動しながら「痛い?」「ファイトやで」と声をかけてみるけど、「痛い」の問いかけにうなずいて反応しただけで部屋へ入っていった。

 帰ろうと思ったら病棟看護師の方から「上着を前開きにした方が良いと思う」「オムツを使う事を検討した方が良い」と言われ病院の~セットの申込書(てぶら入院セットてきな)を渡そうとして来たんだけど拒否。しかし「用意はします」と伝えました。

 予想はしてたけど相変わらずの急変ぶりで1日でここまで疼痛が悪化するとは… 一旦帰宅。

 面会時間になったので再度来院したんだけど、面会時間にもっと厳しくなった様。面会前に看護師さんに「食事は摂れてますか」と聞くと「食べてない」との事。「常食で出してますか」と聞くと「常食」と返事。流石に前日の夕食がら食べて無いのに、何も工夫も変更もないんですか?と聞くと「予定されてない」と言うので「主食は要らないからメイバランスかなにか補助になるものを出して欲しい」とお願いして病室へ。

 何故か「紙おむつ」の利用を嫌がっていた彼を「先生が心配してて処置した数日はベットで安静にしてた方が良いから、オムツ使って欲しいと言ってた」とまぁ嘘ですが説得し、なんとか使ってもらう事に。しかしお腹に力を入れるのがかなりの苦痛らしく、パンツを脱がす事で精一杯。

 清拭の用意をしてもらってたので、下半身を可能な範囲だけ拭いて、時間はかかったけどオムツを履かせるまでは… 拭いてる最中二の腕の筋肉が減っている気がした。そして手を拭くだけで多少痛がっていた。陰嚢の水も量は前回シャワーを浴びてもらった時より増えてる事を確認。何やら新しい物が彼の身体を蝕んでる予感。ハーフパンツは流石にもう無理っぽかったので、自分の都合の良い時に上げといてとお願いした。こんな事をやってる最中に看護師さんが面会時間過ぎてますとカーテンを開けてきたもんだから、本人が一気に不機嫌になって大変だった。事情を知らない看護師が規則を通そうとするのは迷惑でしかない!

 酸素飽和度も1Lの酸素入れてて94は… もう少し欲しい…

 ハイパーサーミアで汗をかくかなと思って、スポーツドリンクを用意しておいたのだけど殆ど飲まなかった。彼が言うには「甘い味が苦手に感じた」との事。味覚変化は良く無い兆候なのだけど… お水が欲しいと言うので飲んでもらったけど、スポーツドリンクよりは普通に飲んでいた。飲む量は少ない。それでもゲップが出ると苦痛が増幅するらしい。

 

 ハイパーサーミア自身も「結構苦しかった」と言ってた。どう苦しかったのか、他に何か無かったのか聞きたかったけど、時間もうるさいし、本人も疲れ切って眠った状態に近かったので、今日はそれ以上は聞かずに帰る。

 あまりに疼痛で苦しそうな彼を見てると涙が我慢できず、少し出てしまった。彼にバレてしまって「ごめんね…」と言ってて余計に悲しくなった。最悪だ私!苦痛に耐えてる彼に気を使わせてしまうなんて…

 

 結局ハイパーサーミア初体験はどんな感じだったのかここに書く事が出来ないかもしれないけど、私の予想ではかなりキツイ状況でも何とか施術できるよう。

 ただし出力を下げた可能性もあるので、結局今後分かれば書くけど何も書けないかもです。

 

 またイヤな週末… 多分疼痛管理不十分な状態で週明けまで、処置される事なく過ごす事になるんだろうと思う。これ以上何もおこらなければ良いのだけど。

 明日は彼の誕生日でケーキを予約してたんだけど、持って行けなさそう。4日間で何も無い1階和室を何とかベット・ナースコール・テーブル・カーペット等々用意したけど、今週末は出番は無さそうです。それも無駄でベットは介護用に変えなきゃかも…