米株が最高値更新する中、日経平均株価はほぼ横ばい。
 この様な状況は過去にも幾度かあり、日本の株価が恣意的に制御され、
海外投資家が日本株を敬遠している時に現れます。

 

 

 さて、参議院選挙。今年は無風なのか・・・
 2000年以降の参議院選挙年の株価動向を今年の6月末の株価に規格化して
重ねました(下図)。

 

 

 

 リーマンショック後の選挙年では、'10年、'13年、'16年何れも9月ごろまで
レンジ相場の後、年末に向けての上昇相場を形成していました。
 リーマンショック前の選挙年では、年後半に6月末の株価を上回ることが
できませんでした。

 

 

 今年も直近の過去3回を再現するとすれば、年末には23,000~26,000円が
見えそうですが、果たして、景気後退懸念を払拭できるのか。

 

 

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 7月FOMCに視点が移り、前哨戦としてのパウエル証言を前に再び動きづらい
状況になっています。
 世界経済がトランプとFRBだけに牛耳られている惨憺たる状況も、その枠組み内で
如何に生き延びるかのゲーム。 信念を貫き、理想を追い求めるには生き辛い世界。

 
 海外投資家の日本株離れが続き、売買累積額では'13春の日銀異次元緩和時の水準に
まで低下しました。
 それを埋めているのが日銀のETF買いと企業の自社株買い。

 単に株価を下支えしているだけ。両者ともに市場における株式数を実質的に減少させ
ており、活性化には程遠い動きに見えます。

 TOPIX指数をドル換算すれば、'18年初をピークにしての下降トレンドが今も続いている
ようにも見受けられ、S&P500指数相対値(=S&P500指数/150)の上昇トレンドとは真逆と
なっています。

 これでは海外投資家も入ってこない。
 ここまで下がれば、割安感から、そろそろ戻ってくるだろう(?)との期待を口にする
アナリストもいますが、消費増税を控え、まだまだ戻る気配はなさそう。

 米国の適温経済がFRBの予防的利上げにより更に長続きしても、日本の低温経済は秋まで
続きそう。

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 イベント通過後、市場は一旦リスクオンとなり、S&P500指数が最高値を
更新しています。
 7/1に発表されたISM製造業指数は低下傾向にあるものの、市場予想を上回り
米国経済はまだ大丈夫。

 
 世界各国の製造業景況感を並べてみれば、'18年から低下傾向となり、そろそろ
ボトム域に到達した感があります。
 特に、ドイツの景況感を見れば、今年に入って50を下回り、3月から44台と大きく
低迷していましたが、6月分が45と、辛うじて上方に向かいそうに見えます。

 この10年を見ると、景況感のピークが約4年間隔で3回見られ、その間に谷間が
1~2年間現れました。
 '19年初めから谷間が形成されたとすれば、今年から来年前半までは景況感が50
前後で推移するものと考えられます。

 その間、ISM製造業指数が50前後で推移することになるでしょうから、ダウ平均
株価も前年比-5%~10%の範囲で動きそうです。
 昨年後半、ダウ平均株価は$25,000~27,000で推移しました。今年の後半も同じ
ような範囲で推移しそうです。

 ダウ平均株価の推移は今年のQ2決算次第。

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