先週のトランプ大統領による対中追加関税第4弾発表を引き金とした株価急落は、
昨日、世界的な下落連鎖が一旦止まりました。

 

 追加関税第4弾は5/13に発表されていましたが、市場がその後の米中協議改善を
期待し、米株は7月中下旬に最高値を更新しました。市場の勝手な期待が裏切られ
た(?)ことから、ダウ平均株価は5月中旬水準まで下落しています。

 

 

 しかしながら、今回の下落はダウ平均株価が高値圏に長く留まっていて、居心地が
悪くなったために調整すべき下落とも見受けられます。

 

 

 

 ダウ平均株価は、過去に8~10ヶ月ごとに、最高値からの下落を繰り返してきました。
 '18/2の調整鏡面では、高値警戒の中、長期金利の上昇を切欠に株価は急落しました。
 また、昨年10月の調整局面でも、最高値を更新した後、複合的要因により一日で$800
以上の下落から、長期にわたり下降トレンドが続きました。

 

 

 

 今回の下落に、上記2事例を重ねてみれば、まだまだ初期の下落過程の最中と見る
ことができそうで、昨晩のダウ平均株価上昇で危機が去ったとするのは早計のような。

 

 

 過去事例に照らし合わせれば、振幅が$1000程度の上下動を繰り返しながら、9月末
までは低調な相場になりそうな。

 

 

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 米国株式市場は先週金曜日にNASDAQとS&P500指数が高値を付け、既に夏休み
状態となっています。
 FOMCも最低限の利下げと今後は経済指標次第という結果になるでしょうから、
一旦は利確も動きは少なそう。

 

 

 米の株価が高値域にある中、金価格が6年間の停滞を抜け出しそうな雰囲気です。
 金価格の停滞期には株価が上昇し、株価が停滞するときには金価格が上昇する。
 昨今の金と株の関係は、'80年代の動きに似ています。

 

 

 

 '71年の金本位制崩壊後、石油価格上昇等のインフレや米ソ冷戦冷戦による地政学
的リスクで金価格は高騰し'80年にピークをつけました。その後は、中銀や金鉱山
からの金放出もあり、株式等へのリスク資産へ資金シフトが起こりました。

 

 

 '05年に'88年以来の$450超となり、この頃には既に当時の株価高値に対する危機感
が表れ始めたのかもしれません。
 金融危機後の'11年に$2,000弱で再びピークをつけ、この辺りからQEに伴うリスク
資産への資金シフトが加速し、株価の上昇が始まりました。

 

 

 今の金価格は'87年頃に相当するのでしょうか。それとも'05年の様な本格的な上昇の
前触れなのか。
 米中貿易戦争の中、中国等のいわゆる中銀が金を再び買いはじめ、来るべき危機に
備える様相も。

 

 

 中東の地政学的リスクが高まってもシェール等の代替が出現したので、原油高騰には
ならず、インフレ懸念も見られず、インフレ起因の金価格上昇は想定されないものの、
じゃぶじゃぶの金余りで紙幣に対する信認低下が金需要を下支えしそう。

 

 

 今のダウ平均株価は'87年当時の約10倍。当時の勢いを今に重ね合わせれば、$30,000
は単なる通過点で、'30年には$100,000に達しているかもしれません。
 そうなるか否か、金価格が$2,000に向かうかどうかで決まりそう。

 

 

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 米中協議再開期待での米株上昇。
 FRBによる予防的利下げも織り込んで米株は最高値域を航行中。
 一方、日本株式市場では、秋の消費増税が確定し、これを海外投資家が
敬遠していることから、レンジ相場が続いています。

 

 

 長期的なPER、EPS推移をみると、'17年末までの約10年間、PER=15倍を
中心に日経平均株価が推移してきたことがわかります。
 企業業績が振るわなければ株価が下がり、業績が好調なら株価も上昇して
きました。

 

 

 

 もちろん、その間にはリーマンショックがあり、株価水準を見極められない
時期もありましたが、一株当りの利益EPSが拠り所となっていました。

 

 

 ところが、'18年以降、その傾向が全く失われ、EPSが過去最高水準にあるにも
かかわらず、日経平均株価は低迷し、PERは12倍台に。

 

 

 金余りと言われる中、日本株式市場に海外資金が戻ってきません。
 消費増税による国内消費停滞予想や、東京オリンピックネタも峠を越え、現政権
の経済政策・規制緩和期待もなく、国内にはユニコーン企業も見当たず、1~2年後の
世界的な景気後退懸念がくすぶる中、余り金すら日本には戻ってこないのか・・・

 

 

 でも、一時的にせよ、中国経済が底打ち感を出してくれれば、上昇基調に復帰する
こともできそう。
 世が世なら、26,000円台だったのでしょうけれど。

 

 

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