§2.沖縄学習編その4.貧困問題と学校
※この記事は常に新鮮なネタを提供すべく、随時、更新されています。
参考動画
◎貧困・暴力の下で生きる少女の調査記録「裸足で逃げる」出版後の取り組みを加筆
して文庫本を刊行 再び執筆したきっかけは盟友の死
【琉球放送】RBC NEWS 2026/01/30 7:18
◎【幸福度】"年収ビリ"沖縄が1位…若新雄純「競争をあえて大事にしていない」お金=
幸せじゃない?持続的な幸せとは 2022/08/04 ABEMAニュース【公式】12:09
年収が47都道県中最低であっても主観的な幸福度はトップが意味する事とは一体何だろう?
○2020年上半期No.1のオススメ本!『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』
阿波根あずさの沖縄観光チャンネル 2020/07/22 7:23
○こんな 菊灯りの夜にーOCVB 沖縄フィルムオフィス Okinawa Film Office
2021 20:49
経済的に自立しようともがく沖縄の青年達が直面する問題について考えてみたい。母子家庭の多さ、高齢化が進む中での世代交代の難しさ、内地へ出稼ぎにいき、心を病んで戻ってくる者たち…
○ヤングケアラーの実情と支援の在り方(沖縄テレビ)2022/2/24
2022/02/26 OTV沖縄テレビ
○RBC NEWS「つなごう沖縄 シングルマザーの就業支援へ連携」2021/06/17
【琉球放送】RBC NEWS 2021/06/17 8:20
○あっちゃんさんに聞いてみた!沖縄の貧困問題はなぜなくならない?
Ryukyufrogs 2021/11/17 8:47
参考記事
〇平均寿命、躍進の滋賀、転落の沖縄、短命の青森が集まり分かったこと
朝日新聞社 2025.12.27
〇最も貯蓄・年収の多い都道府県は? 平均貯蓄・年間収入ランキング
NewSphere 2024.1.5
「家計調査」(2023年データ)によると「1位東京と47位の沖縄とでは、貯蓄額に1757万円の差がある。東京の平均貯蓄額は、沖縄(963万円)の2.82倍に相当する計算だ。なお、全国の世帯あたりの平均貯蓄額は1904万円で、前年(2022年)比で0.2%の増加となっている。増加傾向は5年連続だ。中央値は平均値よりもかなり低く、1107万円となっている。一部の富裕層が平均値を押し上げている実態を物語る。」という。中央値の動きは中流階層の没落傾向が続いていることを示しているだろう。
また最下位の沖縄とトップの東京都との格差が3倍近くもあることに注目したい。東京都での平均年収が816万円に対し、沖縄は545万円で42位。沖縄の順位は最下位の青森と比べて物価が高いことに起因しそうだ。中央世帯の経済的豊かさのランキングは沖縄が46位であり、やはり貧困問題の解消には程遠い現状があると見て間違いあるまい。
なお通勤による損失を考慮すると東京都の豊かさは最下位レベルに転落してしまい、東京都民が皆、必ずしも豊かさを享受できているわけではない。
◎沖縄、全国学力テスト「最下位脱出」の光と影 躍進を支えた県の元教育長「序列づけや
めて」 東洋経済オンライン Frontline Press 2020/06/24
この記事によると沖縄では全国学力テストの結果が何と2007年度以降6年連続で小学校、中学校共に全国最下位であったという。ところが教育長の交代を境に小学校での成績は向上し、ついに2019年度には全国6位まで急上昇したらしい。改革を推進した当時の教育長諸見里氏は学校訪問を徹底し、現場のリーダーである校長にデータを示しながら各学校の弱点、授業方法といった細かい点に至るまで直接改善を促していったという。こうした努力はたちまち結実し、翌年には小学校で全国24位に躍進。やがて他県から視察が相次ぐまで浮上は続いていったという。
しかし全国学力テストに特化した取り組みには慎重な見方を示す研究者もいた。琉球大教育学部の村上呂里教授(教育学)は「さまざまな困難の真っただ中に置かれた子どもの存在に心身を傾け、総合的な発達を支える中で『学び』や『学力』を捉えることが何より大切ではないでしょうか。点数も1つの指標にはなるけれど、総合的な教育実践力の養成を見失ってはいけないと思います。文部科学省は学力テストの目的として『全国的に子どもたちの学力状況を把握する』を掲げていますが、そのためだけなら、テストも現行の『毎年、悉皆』でなくて、『数年に1回、抽出』で済むはずです。毎年、悉皆でやるから各都道府県や学校は自分たちの正答率が何位だったかを意識し、順位向上に追いやられてしまうんです」と指摘している。
実は沖縄の中学校の成績は未だに最下位であるらしい。沖縄の子供達の相対的貧困率は全国の倍近くあり、全国で最も高い数値となっている。小学校での不登校の急増(全国ワーストレベル)と中学校での成績低迷の背景には小学校でのテスト得点の向上策では解決できない、極めて深刻な貧困問題があるのは間違いない。