2024年の都知事選を考える
※この記事は常に新鮮なネタを提供すべく、随時、更新されています。
・2024年の総選挙より
参考動画
◎【玉木雄一郎と分析する、SNS政治のリアル】米国は日本より10年早い/欧州の主
役はボートマッチ/自民党の動画はネガティブばかり/れいわの異質性/TV中心の
広告代理店モデルの終焉/切り抜き動画の規制は?
PIVOT 公式チャンネル 2025/04/07 46:12
◎【玉木雄一郎と予測する、SNS政治の未来】偽情報は規制できるか?/全党の関心
はYouTube/強いファンが武器に/丸投げすると法律違反/選挙のアップデート/
党首の重要性が高まる/「103万の壁」の教訓
PIVOT 公式チャンネル 2025/04/08 30:12
以上の二つの動画は成田氏が指摘した代議制、間接民主主義の行き詰まりに対応するための将来的な道筋が見えてくる、極めて重要なものと考えるが、いかがだろう。各政策についての民意をネットで汲み取る、直接民主制的なシステムがいずれは一人の候補者に投票する形での間接民主制、代議制に取って代わる可能性が出てきた。
加えてSNSの普及発達によってネット上でのウソや間違いはただちにバレやすくなり、有権者をごまかすことがj徐々に難しくなっているという。したがって政治活動のプロセスまで透明化していくことがこれまで以上に重要となっており、随所に多くの「闇」を抱えてきた旧来の権威主義的政治活動への国民の不満が徐々に増大する傾向が出てきたようだ。自民党や立憲民主党の不人気は彼らがテレビや新聞という、衰退しつつあるオールドメディアに全面的に依存した選挙運動のあり方にも由来する、という指摘は確かに鋭い。
動画で説明されているように、これからの政治家は民意を汲み、説明責任を果たす上でSNS、ユーチューブの利用が必須となり、直近の国民民主党やれいわ新撰組、再生の道の躍進も、彼らがそうした動きにある程度まで対応できているからであろう。特に再生の道が都議選を控えて立候補者の選考場面まで動画で公開していることは、今後、政治の透明性を高める上できわめて画期的な試みであると高く評価できるであろう。
◎【解説・衆院選】政権交代までいくのか? 与党で過半数維持はギリギリの情勢
日テレNEWS 2024/10/25 10:26
過去の総選挙の経緯を振り返るには便利な動画。歴史的流れを整理するために下の動画と併せて視聴させたい。
◎【衆院選】与党過半数割れ 今後の日本は…政治部長解説
日テレNEWS 2024/10/28 4:41
重大な時事問題として今、授業で必ず取り上げるべき話題の一つが総選挙での与党の過半数割れであろう。生徒にはまず、なぜ与党が過半数割れしてしまったのか、さらに今の日本が優先的に取り組むべき政策とは何か、考えさせたい。
また、総選挙の結果から「決められない政治」となってしまい、政治的停滞が続くこと、そのことが本当に「失われた30年」から「失われた40年」へと日本の不振が続くことにつながってしまうのか、否かもぜひ問いたい。あわせて政治とカネの問題を解決することが本当に日本の優先的課題なのか、そこに疑念は無いのか、日テレの政治部長の解説を鵜呑みにすることは出来まい。
前回の総選挙に比べて投票率が少し低下してしまった原因も同時に考えさせたい。
参考記事
〇裏金処分議員、千葉でパーティー 政治とカネ問題相次ぐ「震源地」
共同通信 によるストーリー 2024.6.28
選挙などにおいて金銭の問題が多いことで昔から知られている、いかにも千葉県らしい案件。政治家の腐敗は同じく「~先生」と呼ばれている教師や教育委員会の腐敗と良く同期するだろう。千葉県が古くから管理主義教育の聖地として有名であったことと、管理主義的教育を支持してきた政治家が大勢いることとは決して無縁ではあるまい。そして彼らの厚顔無恥ぶりは千葉県教育委員会の厚顔無恥ぶりと実に瓜二つである。
〇メンタルに問題の学生、「増えた」大学75% 河合塾関連会社の調査
朝日新聞社 2025.6.27
…345大学の75%が「コロナ禍前(2019年以前)よりメンタルヘルスに問題を抱える学生が増えている」と答えた…という結果は軽視できないだろう。なぜ日本の若者の自殺率が高いのか、併せて考えてみると大学以前の教育の在り方には多くの問題の根源がありそうだ。
今の学校教育がはたして子どもたちや若者に、自分たちの将来に向けての意欲や希望を抱かせるものとなりえているのか、厳しく問い直すべきではあるまいか。特に学校生活の大部分を占める授業において児童生徒の顔をいたずらに曇らせてはいないだろうか。児童生徒は学校の授業にどれほどの期待を寄せているのだろうか。どうみても児童生徒の授業に対する満足度は日本の場合、決して高くはあるまい。
たとえば今回の都議選で「再生の道」の立候補者42人全員が落選した。もちろん再生の道の選挙活動に不十分な点があったことは否めまい。しかしその背景に高校での政治教育の問題が少なからず潜んでいるのではないか。
仮に欧米の人が日本の都立高校の教師で政治経済を担当していたとするならば、選挙前に都議選の結果を生徒に予想させ、討論を通じて各自の予想の根拠を示してもらっていたかもしれない。当然、選挙結果の分析も授業内容となっていたであろう。こうした授業スタイルは欧米では広く、公然と行われてきた。
しかし、日本ではそもそも討論型の授業が多くない。加えて学校ではホットな政治問題を触れること自体、タブー視されかねない。教育委員会や管理職もそうした取り組みに多くは及び腰だろう。日本の学校では憲法や法律の学習を通じてあくまでも教科書的に政治の仕組みを扱うが、現実の政治の動きにはほとんどタッチしないのだ。現実の具体例を取り上げず、かつ討論を伴わない、宙に浮いたような日本の政治学習は一方的な一斉講義形式になりがちであり、ただの暗記学習に陥りがちなのである。その結果、日本の高校の政治教育は若者の政治への関心、意欲をひたすら乏しくさせてきたに違いない。
すなわち現実の政治に対して若者の目を向けさせることにこれまでの高校の授業がある程度まで成功していれば、今回のような選挙結果に終わることは無かったのではあるまいか。そもそも他の道府県に比べれば18歳以上の若者人口は東京都区内、決して少ない方ではあるまい。若者の投票によっては都政の流れを変える可能性、決して皆無ではなかったはずである。
参考記事
◎斎藤知事のパワハラを断定、立花孝志氏のマスコミ叩きに便乗…デマを指摘する「フ
ァクトチェック団体」の欠陥 プレジデントオンライン 渡辺 一樹 2024.12.30
ネット上を飛び交う、デマや不確かな情報に基づく誹謗中傷の嵐を沈静化する上では中立な機関によるファクトチェックが必要不可欠である。しかし日本のファクトチェック機関には中立性に疑念があり、むしろデマに基づく誹謗中傷を煽る役割まで果たしかねない危険性があるという。だとすればこの問題は非常に深刻であり、きちんとした検証が必要とされる。しかし兵庫県知事選で見られたマスコミ叩きとSNSの優位性を説く立花氏の煽りへの検証は未だに不十分なままであるようだ。
日本の民主主義の健全化を図る上では、SNSでの発信に対する公平な視点から厳密に行われるファクトチェックが不可欠。今後はそうした機関の組織的なあり方の検証と経営的支援を含めた、バックアップ体制の確立が急がれよう。
◎執拗な誹謗中傷にあっても「この戦争に関する発信はやめない」 東野篤子教授が貫
く思い 弁護士ドットコムニュース 2024.12.22
ネットによる誹謗中傷がどういう状況にあるのか、よく分かり、参考になる。発信者としてどう誹謗中傷に対応すべきなのか、考える上でも役立つ記事。授業ではこうした風潮が兵庫県知事選や都知事選にも目立ってきた背景には一体何があるのかも考えさせたい。
○【2024“荒れた都知事選”】「恥ずかしい」「これが民主主義」 ポスター掲示板、
有権者はどう見た?日テレNEWS NNN によるストーリー 2024.7.10
討論型授業に使うのならこの記事が良いかもしれない。ポスターを巡る意見の多様性に気付けるだろう。この問題をどう捉えるのか、議論百出してまとめるのは難しいのでここでは無理やりまとめるよりも、出来るだけ多様な意見を引き出してみることを最優先したい。考え方の多様性に気付くことの重要性について考えを深めるチャンスとなれれば結論が出なくとも議論する価値は決して小さくあるまい。
〇橋下徹氏 都知事選のポスター掲示板問題は「ある意味、今の都民の民主主義のレベ
ル…僕は事前規制に反対」 スポーツニッポン新聞社 の意見 2024.6.24
「都民の民主主義のレベル」が低い、とのことだが、民主主義のレベルがとりわけ東京都に限って低いとは思えない。今や安芸高田市などを筆頭に地方議員のレベルの低さはあまねく知れ渡っている。今後、取り組むべきは国民の政治意識の低さがどの程度なのか、国際比較等を通じて明らかにし、日本での意識の低さがどのようにして生み出されてきたのかをまず明らかにすること。次に国民の政治意識を高めるには今後どうすべきか、その方策を練ることだろう。
〇車椅子アイドル、ほぼ全裸の都知事選ポスター騒動に私見 インプ稼ぎで「余裕で元
が取れます」 日刊スポーツ新聞社 2024.6.21
〇ひろゆき氏 都知事選わいせつポスターに「本人以外の写真載せた人みんな…」番
組で持論述べる スポニチ 2024/6/22 10:36
ポスターへの対応という目先の観点では妥当な意見であるが、本質的に問うべき点はなぜこのようなことが今の日本で生じているのか、であろう。ぜひ生徒たちには事の本質、事件の背景を推理させたい。
◎有権者「ばかにしている」 都知事選の掲示板に大量の同じポスター
毎日新聞 によるストーリー 2024.6.21
今、最高に刺激的なニュースであり、授業で取り上げないわけにはいくまい。生徒たちの意見、感想をまずアンケートで募りたい。ある程度、対立的な意見にまとまりそうならば、討論に持ち込めるだろう。相当、ホットな議論が展開できそうな内容だが、特にNHK党の立花氏の見解が興味深い。この意見をどう評価するのか、多角的に考えることで日本政治の現状についてかなり深掘り出来そうである。またアンケートでは誰が当選するのか、予想させるとさらに面白くなるだろう。予想の根拠、理由もぜひ書かせたい。
※参考記事
〇「YouTubeでバズってる」オリラジ中田 明かした都知事選で“注目する候補者”コメント欄では
対談求める声が 女性自身 2024.6.21
〇小倉智昭「言語道断だよ」都知事選のポスター問題&大量擁立「何か手を打った方
が将来のため」日刊スポーツ新聞社 によるストーリー 2024.6.24
〇73歳大物タレントが苦言「いまの日本には一般常識が存在しないのか?」都知事選
ポスター騒動に 日刊スポーツ新聞社 によるストーリー 2024.6.22
高齢者による苦言には真剣に耳を傾けなくとも良いケースが少なくないだろう。いかにも「昔は良かった…」的な、高齢者のあやふやな記憶に基づく発言ほど「老害」臭が漂うものはない。堀江氏が指摘するように、昔から日本の選挙と政治は腐敗しており、残念な部分や滑稽な要素をいっぱい抱えてきたはず。それを今回の、児戯に等しいポスター騒ぎをもってして「今の日本には一般常識が存在しないのか」と大仰に嘆く方が滑稽だろう。何を今さら仰いますやら…
昔から日本の選挙と政治は酷くねじ曲がっており、腐敗していた側面を持っていた残念な歴史がある。それを自覚できないでここまで来てしまったのか、それとも高齢者特有の記憶の揺らぎが生じてしまっているのか…現状を変える力を持たない、無意味なボヤキを発する前に、かつての日本の政治の闇と今の政治の闇との間に横たわり続けているどす黒い「何か」にしっかりと目を凝らし、向き合う方がはるかに有意義ではないのか。
もちろん選挙のあり方について「何か手を打った」方が良いのは当然であり、むしろ言わずもがな、である。当たり前すぎて耳を貸したくもないし、今回の問題の核心は選挙のあり方には無いだろう。
どんな選挙に変えたとしても、おそらく別の弊害を生み出すやもしれず、どんな法にも抜け道はあるに違いない。つまり選挙どうのこうのは日本の政治を変える上ではあくまで対症療法に過ぎず、根本的な解決にはまったくつながりそうもないと思うがいかがか。
そもそも地方政治から国政まで様々な問題が噴出している現状を許容してきたのは国民そのものであろう。議員や首長を選んだのは国民であり、国民が変わらなければ政治が変わらないのは民主主義の鉄則ですらある。今、問われるべきは民意の方なのだ。したがって都知事選のポスター問題は国民が生み出している側面があると考えるべきであろう。
では現状の無様な騒動を生み出す基盤たる国民の政治意識がどのように形成されてきたのか…問題の核心はそこにあると考えるが、いかがだろう。そして民意形成の要となっているのは学校教育とマスコミのふたつであることはほぼ議論の余地があるまい。すなわち私たちはこの騒動を機に、この騒動の主犯格たる戦後の学校教育とマスコミの歩み、学校とマスコミが高々と掲げてきた理念の裏側で実際にはたしてきた社会的機能の方をこそ、しっかりと振り返ってみるべきではないのか。
〇北海道警ヤジ排除から「表現の自由」を考える 憲法学者をまねき集会
朝日新聞社 によるストーリー 2024.11.18
政治家が壇上で大勢の観衆を前に自分の政治的主張を演説することはもちろん自由である。しかし観衆側にも反論としてのヤジを言い返す権利がそれなりに認められなければなるまい。もちろん公序良俗に反するヤジはご法度だろうが、ある程度の理屈、理由があるヤジならば、演説会を活性化させる上でむしろ有効な場合だってあるだろう。時折、生徒たちが授業の内容に対してタイミングの良い「突っ込み」を入れてくれたことで俄かに授業が活性化することはままあることだ。
演説会での観衆は音楽や演劇を鑑賞しにわざわざお金を払って遠方からはるばるやって来た、お行儀の良さが全員に要求されるような観客たちだけではない。観衆側にはただ静かに演説に耳を傾けることしか許されない、受動的な「聴衆」としてひたすら息をひそめてじっとしている義務や必要性は断じて無いのだ。
そもそも政治家の演説内容自体が特定の政治家や政党への下品なヤジとなっている場合だって少なくあるまい。仮に壇上から主権者たる国民を見下ろし、大音量のマイクで一方的にやじる権利が政治家たちに許されているのならば、観衆にだってやじり返す権利はあるはずであり、それを警察側が妨害するなど、明らかに許されない、国民への主権侵害行為だろう。一般的な常識があれば若い警察官だってその程度の分別はついていたはずだ。
今回の件は警察側が何か強力な権力(=安倍政権)に迎合し、忖度して強引に動いた、組織的な違法行為である可能性を強く感じる。つまり上からの、何らかの指示があってのことであり、個人的には一部の見識に欠けた警察官による偶発的な事件とは到底思えないのだが、いかがか。
この件は今、最高裁での判決が出ているために授業で扱いやすい事件となってきている。ぜひ、生徒たちには政治家と主権者たる国民との関係性に注目させつつ、政治家の演説会における観衆の望ましいあり方、立場について意見を募りたい。またこの件と2024年の都知事選の騒動とを関連付けて選挙の際の立候補者と選挙民との望ましい関係性、選挙ポスターのあり方なども考えさせたい。
参考動画
◎【速報4/6】記者「社会的成功者ばかりで大丈夫?」石丸氏「ダメな理由とは?」
【石丸伸二 切り抜き】 炎の石丸伸二 2025/04/07 30:15
政治の行き詰まりをどう打開していくのか、石丸氏の戦略は徹底して考え抜かれたものであることが分かるだろう。「再生の道」に期待するところ大である。視聴時間は長くなるが、今後の日本政治のあり方を考える上で非常に有益な動画なので、生徒にはぜひ、要所要所で止めてじっくりと石丸氏の意図を考えさせてみたい。
◎【成田悠輔】評価と仕事と学校教育|好き勝手なことをやる意志|他人の評価、分
類、肩書きに捉われない生き方|無感覚観
日本経営合理化協会 2022/08/20 8:23
少子高齢化の下で若者がどのような心構えで生きていくべきなのか…重要なヒントが潜んでいるだろう。他者による評価、自己承認欲求に足を掬われない事が最も重視されるという指摘は成田氏以外でも多くの識者が行っている。
◎成田悠輔&石丸伸二&ひろゆき※絶望的なデータが明らかに‼「石丸さんへの支持
は希望というより絶望。政治家には死んでもなりたくない」
成田悠輔の部屋【yusuke narita】 2024/07/12 11:22
議員候補者に投票して政治を委ねる代議制度全体がそもそも時代的に見て限界にきており、少子高齢化は制度の機能不全を招いている要因の小さな一つに過ぎない…とする成田氏の指摘は鋭い。都知事選を巡る動きの背後で急激に進行する日本政治の危機は「若者の政治離れ」といった限られた世代の問題ではなく、もっと本質的で大規模な領域に及んできている…とするならば、一体、私たちは今何ができるのか、政治システムの根本から真剣に問い直すべきだろう。
とりあえず教師としては地道に自分の授業のあり方を見直すことから始める他に手立ては無さそうだが…
〇車椅子アイドル、ほぼ全裸の都知事選ポスター騒動に私見 インプ稼ぎで「余裕で元
が取れます」 日刊スポーツ新聞社 2024.6.21 7:39
〇【石丸伸二最新】※衝撃の支持率が発表され驚きを隠せない…当選確率の高さに腰
を抜かしました ホリエモンのお前が終わってんだよ!【堀江貴文 切り抜き】
2024/06/22 10:29
〇58【ものまねで時事ネタ】河野太郎が担任の先生だったら言いそうなこと。の巻
政治系ものまね 天遥の【 プラス 81 チャンネル 】 2021/6/9 5:28
〇嫁が突然野党みたいになってしまった河野太郎さん【ものまね】
政治系ものまね 天遥の【 プラス 81 チャンネル 】 2023/5/23 6:10
生徒たちに政治を身近に感じてもらうためにはこうしたお笑いも時折、必要ではないか。政治家が普段、マスコミを前にして使ういかにも意味ありげで難しげな専門用語、業界用語も、実際には国民を煙に巻くためのものに過ぎず、嚙み砕いて茶化してしまえば本当はこんな程度のオカシなセリフばかりなのかもしれない…と思ってしまうのだが、いかがだろう。
まさに国や地方を問わず、「裸の王様」に過ぎないのが現今の多くの議員様たちの実態なのかもしれない。実際、食料自給率の向上を強く主張していた政治家志望の人物がひろゆき氏によって食料自給率の定義を答えられずに放送事故状態となってしまった黒歴史を持つ人を、十分、承知の上で自民党は敢えて比例代表枠の2位において衆議院議員にほぼ無条件で当選させている。
つまり自民党にとっては一人一人の衆議院議員など、ただの数合わせ、多数派工作の駒に過ぎず、この程度でも務まると判断していることになる。ならばそう判断している自民党の議員も多くはその人物と同程度であり、ただの「裸の王様」に過ぎず、国民は彼らなどに騙されてはならないことになるだろう。これからは無垢の少年のように大声で素直に彼らを「裸の王様」と叫び、はやし立てるべきではないか。当の議員様が本当に政治を理解しているのか否かを、私たちはむしろ主権者の義務として事あるごとに、ひろゆき氏のように正面からしつこく試していくべきではないのか。
これは教師たちが本当に教育の専門家であるのか否かを問うべく、学習主権者たる児童生徒や養育者たる保護者が最新の学校教育のあり方についての基本知識や理解の程度を各教師に質問を重ねながら確認してみるべきなのと、まったく同じ理屈であろう。まずは子どもの権利条約の趣旨を目の前の教師たちに確認してみると良い。仮にこうした質問に答えられないのであれば、その教師もまたただの「裸の王様」に過ぎないのだ。そうした教師を用いている管理職や教育委員会にも任命責任、任用責任は重くのしかかるに違いない。
もちろん国会議員は制度面で問題が多いにせよ、一応、選挙という禊を経ているのだから、資質に関しては既に保証されている…との強弁もあるだろうが、小選挙区で落選しても比例代表枠で復活当選できる時代である。当選したことが一様に国会議員の質を保証するものではあるまい。
そもそも、小選挙区で当選した顔ぶれを見れば分かるように、どんなに数多くの投票数を獲得した議員でも、実際に議員としての質に大きな問題のある議員は少なくあるまい。ただし、こちらの問題はもっぱら選んだ側、有権者の質の問題でもあり、当選者を一方的に批判するのもどうかとは思えるが…
この動画を視聴した後、生徒たちがどのように感じたのか、生徒の感想や意見をアンケートで詳しく確認してみたい。
・都知事選後の動き~少子高齢化と地方衰退への対策~
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【石丸伸二vs安野貴博の妻】NewsPicks元CEO!地方創生で新挑戦…大複業時代とは?【坂本大典vs高橋弘樹vs黒岩里奈】
ReHacQ−リハック−【公式】 2024/09/27 43:15
少子高齢化と地方の衰退の問題を今後、どう解決していくべきなのか、考える上で非常に参考になる動画。特に一極集中しがちな東京のエリート人材を兼業、複業という限定的な働き方で敷居を低くし、地方に呼び込むことで地方と東京都の人事的交流を生み出し、地方経済の活性化を目指していくという坂本氏の斬新な手法は注目されるだろう。
石丸氏のように都市部の若手エリート層が地方の議員や首長を目指すことで地方政治や地方経済の活性化はより本格的な成果を挙げられるに違いない。東京都知事選で「東京一極集中」を批判して知事候補に立候補した石丸氏および石丸氏と同様に都知事選の立候補した安野氏の妻黒岩氏がMCとなっているのも興味深く、教師としては授業の参考となる「目からウロコ…」の見解が少なくない。