㉑神戸市教育委員会って何様?

※この記事は常に新鮮なネタを提供すべく、随時、更新されています。

 

参考動画

【17年前のいじめ】元教育長が証言「都合いいように記録が書き直され、市教委

   が隠ぺい」被害児童への聞き取りが“なかった”ことに...(2022年4月27日)

   MBS NEWS 2022/04/28 10:55

「17年前の壮絶ないじめ記録」を独自入手【報道特集】

   2022/09/04 TBS NEWS DIG Powered by JNN 22:27

【独自】17年前いじめ『市教委が秘匿し続け、虚偽答弁重ねた悪質行為』第三者委

 の素案 MBS NEWS 2022/11/28 0:59

参考記事

7割超、いじめ対策で「財源が課題」 全都道府県・政令市アンケ

 毎日新聞 によるストーリー 2024.6.13

 第三者員会設置にかかった費用にかんして神戸市が突出しているようだ。第三者員会設置を必要とするような重大事案を連発する神戸市教育界の惨状が伺えよう。

18年前のいじめで文書不開示「隠蔽との指摘仕方ない」 神戸市教委 隠蔽否定から

   一転、不適切な対応認める神戸新聞NEXT 2023.5.19

小5いじめ記録を神戸市教委が隠蔽、議会で虚偽答弁 18年経て第三者委が認定 

   産経新聞 2023.5.11

【独自】17年前いじめ『市教委が秘匿し続け、虚偽答弁重ねた悪質行為』第三者委

   の素案 MBSニュース 2022.11.28

 ついに教育長の責任まで問われることになりそうだ。旭川とほぼ同じような状況であるが、この件での第三者委員会の動きに関してはかつての旭川よりも少しは健全に見える。

いじめ被害児童の父親が神戸市教委に怒り「あってはならないことをなかったこと

 に」 MBSニュース 2022.11.28

“18年前いじめ神戸市教委の隠ぺい問題 28歳被害者「市長主導の対策要望」市長

 「市教委主導で対応」関西テレビ によるストーリー 2023.5.23

いじめ被害者の父が問い質す「隠蔽した?」「誰の指示で?」18年前のいじめ『教

 育長&当時の教頭』と面会 第三者委は「隠蔽」認定

 毎日放送 によるストーリー 2023.6.12

神戸市立小の18年前のいじめ 「不十分で不適切な行為あった」教育長ら被害男性に

 謝罪 記録不開示の「故意性」は否定

 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 によるストーリー 2023.6.12

 数々の不祥事と悪質な隠ぺいを繰り返してきた神戸市教育委員会には最早、自浄能力を期待できないと判断するほかあるまい。ところが市長はそれでもなお教育員会が主導すべきだという。一体、どこまでお人好しなのか、いやどこまで間抜けなのか、傍からは想像がつかない。これでは神戸市民が隣の明石市に次々と転出していく動きは加速する一方であろう(→『減る神戸・増える明石』神戸市の悩みは「お隣への人口流出」今年150万人切る見通し MBS毎日放送 2023/05/23 19:20)。

 この期に及んでも自分たちの隠蔽工作を故意とは見なさずに「世間でいうところの隠蔽」と、あたかも第三者のような突き放した言い方でシラをきる。いつまでたっても自らの罪を認めようとしない無責任で頑なな姿勢には呆れるほかない。まさに教師の風上にもおけないような人たちがこともあろうに管理職となってしまう神戸市教育委員会の腐れ切った体質には何らの希望も見いだせまい。どう転んでもこの組織に期待できるものなぞ何一つあるわけがないのに…神戸市はまだ動こうとしない。最早、絶望感だけが募ってくる。

足をかけられ転倒、高次脳機能障害に 3年前のいじめ、再調査求める 神戸の中学校

 で不登校、記憶障害も 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 -2022.11.22

 校長を第三者委員会の委員長とする、などといったまるで世間を嘲笑するかのような厚顔無恥極まる人事。これまた神戸市教育委員会である。神戸市は一体、何をしているのか、本来ならば市長の責任までが厳しく問われるだろう。

 大津市と旭川市では市長が率先して動いている。ところが大きな財源と権限を持つ政令指定都市であるはずの神戸市の動きがまったく見えてこない点に強い不信感を覚える。どうやら市政自体の機能不全を疑うほかあるまい。また連発する学校の不祥事に対する市民の動きも奇妙なほどに静か。さらに言えば兵庫県の動きも一切見えてこない。この負の連鎖は一体どこで誰が断ち切るのだろう?

 旭川と同様に県外から本当の第三者を呼ぶほかに当面の打開策は見いだせないのだろうか。最早それ程に神戸市政と神戸市教育界の病巣は深部に達しているのかもしれない。

中3自殺『いじめなどが原因』第三者委が結論 学校も『加害生徒を同じクラスに編

 成』 毎日放送 2022.12.9

 おなじみの神戸市である。一体、どれだけの事件が起これば気が済むのだろう。なぜ市民は沈黙しているのだろう。「再発防止に真摯に取り組んで参ります」という市教委のコメントがここほど軽く響いてくる所は他に無い。

 

 学校も加害児童側もイジメを認めたのに、神戸市教育委員会のみがイジメを認定しなかった、というにわかには信じられないような驚愕のケース。神戸市における隠蔽体質の歴史はかなり古くまで遡れそうだ。学校よりも教育委員会の方が一層悪質であったという、あきれ果てた事件である。自己保身に長けた教師ばかりが管理職に登用されるような体質が神戸市教育委員会にはあったと推察することもできるだろう。しかも自己保身のためには平気で嘘をつき、知らない振りをし続ける、教育者としてはあるまじき言動を教育長自らが率先してとっている。

 こんなことがまかり通る神戸市教育委員会の閉鎖的体質が2016年の女子中学生自殺事件における隠蔽やあの神戸市東須磨小学校教師イジメ事件発生の背景にもきっと潜んでいるに違いない。

 ただし、これだけ酷い隠蔽事件の連鎖は神戸市だけのことであり、他に類例を見ないのでは・・・神戸市だけの例外的特殊ケースに過ぎまい・・・という反論や疑問があるかもしれない。しかしそれは本当だろうか?

 北海道旭川の事件を思い浮かべるまでもなく、生徒や保護者のプライバシー保護を楯に被害者の人権を踏みにじり、ひたすら自己保身を図り続ける教育行政側の根深い隠蔽体質はもちろん神戸市だけのものではないように思われるが・・・

 

神戸の小中学校に「チーム担任制」導入へ いじめや不登校に対応「利点大きい」

  23年度から一部で試行 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 2022.12.17

 様々な問題を噴出させてきた神戸市教育委員会がついに改革へ向けて動いたようである。とは言え、今回の取り組み、どこからどう見てもピント外れではないだろうか。まず、改革されるべきは悪質な隠蔽を繰り返し、危険な組み体操を長らく放置してきた教育委員会の組織的腐敗や怠慢そのものであろう。

 にもかかわらず学校に改革の矛先を向けて現場に責任転嫁し、試行段階とは言え、一方的に学校へ改革を求めるとは一体何様なのだろう。

 しかも「チーム学校」というスローガンの持つ危険性を一顧だにせず、文科省が並べたきれい事を鵜呑みにしてただ反復しているに過ぎない。もしかしたら神戸市教育委員会の本当の狙いは一層教職員間での同調圧力を強化する為にこのスローガンを利用して学校の不祥事に関する内部告発を完封し、鉄壁の隠蔽体質を完成させることではあるまいか。

 そもそも不祥事の隠蔽のみならず、教師間の陰湿なイジメや管理職の悪質なパワハラが横行してしまうような暗黒の教育体質であるにもかかわらず、偉そうに「チーム学校」をスローガンとして掲げる事自体、端から見れば「狂気の沙汰」と思えるのだが…

 

 複数担任制の欠点としては梶田先生が指摘されているように、生徒と担任との信頼関係が形成されにくい点や各教師に責任が分散しがちになり、取り組みに甘さが生じてしまいがちである点が挙げられよう。もちろん、生徒を見る視点が複眼的、多角的になるメリットはあるものの、デメリットも少なくあるまい。

 この取り組み、どう見ても深く検討したとは思えず、ただの付け焼き刃に過ぎないようだ。神戸市教育委員会は連発してきたこれまでの不祥事を覆い隠すべく、遅ればせながら「改善」に向けての取り組みをとってつけたようにちらつかせ、いかにも率先垂範、「やってる」感だけでも派手に演出したかったのではないか。

 

 本来、神戸市の教育委員会に求められているのは教育行政に対する市民の信頼回復であったはず。そちらに対する取り組みが何一つ示されていないとは呆れるばかり。ここにも神戸市教育委員会の「自浄能力」の欠如が恥ずかしげも無く露呈しているようだ。

 おそらく「チーム組み体操」が孕む全体主義的精神が一切反省されることなく、神戸では未だに健在なのだろう。いっそのこと神戸市教育委員会のスローガンを「チーム隠蔽・鉄壁の守り」としてみたらいかがだろう。

 

神戸の中3男子が自殺か 家族がいじめ被害訴え「学校に相談」 兵庫

   神戸新聞NEXT/神戸新聞社 によるストーリー 2023.10.27

中3男子が自殺…両親『いじめ』訴え 学校は年30日以上不登校でも『重大事態』認

   めず MBSニュース 毎日放送 によるストーリー 2023.11.7

神戸の中3死亡 欠席30日超、学校「重大事態」として報告せず

   毎日新聞 によるストーリー  2023.11.23

 旭川の件と同様に、ここは市が行政介入すべき段階をとっくの昔に超えていたのにいまだ市長が傍観し続けている。なぜ神戸市民が全く動こうとしないのかも依然として理解できない。不思議としか言いようがない。

   …だからこういうことが繰り返されるのではあるまいか?

小5女児がいじめ被害 神戸市教委「重大事態」と認定 長期欠席理由、学校は当初

  「コロナ不安」と説明神戸新聞NEXT/神戸新聞社 によるストーリー 2023.11.13

 もう呆れるほかない。ここには自浄能力の欠片もなさそうだ。そもそも市長がこの事態を放置してきたツケであろう。なぜ神戸市民が動かないのか、不思議過ぎる。

「学校が謝罪できるシステム必要」 いじめ・事故などの遺族会20年

   毎日新聞 によるストーリー  2023.12.15

 …内海さんは、第三者委に全てを任せる風潮を危惧しているという。児童生徒に接し、実際に再発防止するのは現場の教員となるが「第三者委が調査している間、(学校は)加害者への教育などの対処ができない」と指摘。最終的には第三者委ではなく、教員が主体的に調査し解決するべきだと訴える…

 これは極めて重大な指摘だろう。イジメ事件の隠蔽が横行する背景に潜む第三者委員会の負の側面は教育関係者として絶対に知っておくべき。ただしイジメ事件に対して学校や教育委員会が誠実に迅速に対応しておけば保護者らとこじれずに済んだケースは多かっただろう。そもそも第三者委員会を設置することになった時点で円満な解決からは程遠い事態に発展してしまっている。

 …文部科学省が全国の国公私立学校を対象に実施した22年度の調査によると、重大事態の発生件数は前年度比30・7%増の923件で過去最多。県内(公立のみ)も増加傾向にあり、22年度は74件、うち神戸市が50件を占めた。第三者による調査委員会が設置されるケースもあり、推進法施行後、神戸、尼崎、宝塚、加古川の各市と多可町で起きた児童生徒の自殺事案では、いじめが原因との調査結果を導き出した…とあるように兵庫県の学校教育の歪んだ体質は既に異常なレベルにあり、特に神戸市は突出している。

 なぜ、ここまで酷い状況が神戸を中心に兵庫県で続いてしまっているのか、まずは個々の詳細な事例研究を通じて神戸などに見られるイジメ事案の発生原因と事後にこじれてしまう対応のマズサをしっかりと解明すべきだろう。

 ある意味で幸いなことに兵庫県、なかんずく神戸市では悲惨な事例を豊富に抱えているのだから、イジメの原因やこじれてしまうメカニズムの究明は他の都道府県、市町村よりも統計的に有意な結果が導き出しやすいのではないか。こうした対策は相も変わらず事件を頻発させてしまっている無策なままの神戸市教育委員会や兵庫県教育委員会が、いい加減自らの責任としてしっかりと反省した上で、全国に先駆けて取り組むべき最重要課題としていくべきだと思うが、いかがか。

兵庫・公立校で269人教員不足、「ブラック職場」で休職多く志望者少なく…教

   頭が担任兼務も 読売新聞 によるストーリー 2024.1.22

   いよいよ兵庫県全体で本格的な公教育の崩壊が始まったようだ。この動きはいずれ大阪府、北海道、静岡県、千葉県などにも波及していくだろう。これはしかし序章に過ぎないのかもしれない。

 ここに至っても兵庫県教委は相変わらず「教職の魅力」を大学生たちに啓蒙していく、という詐欺的勧誘を続けるつもりだ。教職の魅力は残念ながらとっくの昔に失われてきているにもかかわらず…今、県が真っ先に取り組むべきは教職の魅力回復のための身を切るような教育委員会自身の自己改革であり、学校現場で追い詰められている教師を救い出すための施策ではないのか。教師の仕事量と重点ポイントの根本的な見直しのはずである。反省の欠片すら見せられない県教委の言う事を今更、誰が信じるのだろう。恥知らずもいい加減にしてもらいたいものだ。

生徒の成績表80人分、コンビニのコピー機に置き忘れ 県立校の70歳非常勤講師ら

   処分 兵庫県教委 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 によるストーリー 2024.3.28

   この記事で注目するのはまず「70歳の非常勤講師」の存在とコンビニのコピー機で240人分の成績一覧表をコピーしていたことの二点。

   いくら教師不足とはいえ、「70歳」を登用する兵庫県の教育委員会の非常識さに驚く。個人差はあるものの、一般的には高齢になればなるほど仕事上のウッカリミスは増えてくる。したがって退職後の再任用を65歳までとするのが通常の人事だろう。敢えて70歳まで再任用するならば、事件、事故防止のためにそれ相応の配慮が学校現場では必要とされるはず。この問題は高齢者の運転免許自主返納と相似形であり、高齢者の交通事故防止にはそれ相応の工夫が必要となるのと同様である。はたして県教委に高齢者が犯しがちなミスの防止に対してどれほどの配慮と工夫があったのかが、強く疑われるのだ。

 次になぜこの講師がコンビニのコピー機で240人分の成績一覧表をコピーしていたのか、という点。通常、学校の記録、資料は学校のコピー機を利用すれば良いはず。学校には事務、教務(ないしは印刷室)、進路指導室などにそれぞれコピー機が据え付けられているだろう。事務は経費節約上、教師のコピー機使用に制約を課すことがあるが、印刷室や進路指導室ならばさほどの制約はあるまい。わざわざ持ち出し制限のある成績一覧表を学校の外へ持ち出すまでもなく、コピーは簡単に出来たはず。にもかかわらず、なぜ…

 第一、学年末の成績会議の資料作成に携わる学年主任や教務部以外では一学年分と思われるほぼ6クラス分の成績一覧表を必要とする職員はそれほど多いとは思えない。一番ありうるケースはその講師が部活動の熱心な指導者で、自分の指導する部員の成績状況を全員分把握したい、と考えた場合。70歳という年齢からするとこの人物が部活動指導のベテランである可能性はかなり高いだろう。ただそうした場合であってもコピーは校内で出来たはず。なぜわざわざコンビニで、しかも有料のコピーをしたのか…は大きな謎。

 守秘義務やプライバシーの保護を盾にして資料の改ざんや事件事故の隠蔽が頻発する…そうした問題の学校が各地に存在する一方で、児童生徒のプライバシーがあまり尊重されているとは思えない、極秘資料の管理にルーズな学校がいまだに存在するのかもしれない。

 何はともあれ、教育問題満載の兵庫県である。これからも目は離せまい。

不祥事根絶プログラム、堺市教委が公表 「自分事」として考えさせる

 朝日新聞社 によるストーリー 2024.4.14

 あきれた物言いである。これは堺市の件であるが、神戸市とも重なってくる案件。不祥事を隠蔽したり、他人事として不誠実な姿勢を示してきたのはどこのどなたであったろう。むしろ教育委員会の方こそ他人事ではなく自分事として不祥事を捉える訓練が必要なのではあるまいか?教育行政のあり方こそ、見直されるべき最大の問題であり、各種の教育問題を発生させてきた張本人ではなかったか…

激辛カレー強要問題、対応の職員が自死 神戸市に1・2億円賠償命令

 朝日新聞社 によるストーリー  2024.5.16

 直接、神戸市教育委員会とのつながりは問えない案件ではあるが、この問題を生み出し、こじらせてしまった責任はやはり神戸市教育委員会にあるだろう。