その3.差別と格差(中編)

※この記事は常に新鮮なネタを提供すべく、随時、更新されています。

 

・メンタリストDaiGO炎上問題:自己責任論と親ガチャ問題

【メンタリストDaiGo】炎上元となったホームレス差別動画※閲覧注意です

 小林ニュースチャンネル 2021/09/02 2:17

【生活保護】こういう人たちに共通している特徴を教えますね…正直バカなんじゃ

 ねーのって思ってます。辛いのは自分だけだと思ってません?それ当たり前だか

 ら…人生終わってない。変えられる【青汁王子/切り抜き】2021/09/27 1:33

【ひろゆき】DaiGoさんのこの発言だけはマジで理解できない…他は結構賛同でき

 ますけどね。【切り抜き/論 2021/08/18 9:29

メンタリストDaiGoの炎上について【ホームレスは社会に不必要か?】

 原貫太国際協力師 2021/08/13 7:13

発達障害の子どもをもつ親が直面する「貧困と体験格差」の現実

 現代ビジネス 今井 悠介(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事)

 によるストーリー  2024.6.14

 親ガチャ問題と障がい者問題と母子家庭問題などが複合したケースで、幼少時からの体験格差が進学や就職面での大きな格差につながりかねない状況がよく分かる。

 

【成田悠輔vsビルゲイツが認めた日本人】日本で感じる生きづらさのワケ【ふるさ

   と納税の未来】ReHacQリハック【公式】2023/12/23  31:57

 日本にもかつてはお布施等の寄付、慈善行為の伝統はあったが、それは慈悲、慈善を説く仏教の影響が大きかったと思われる。しかし近代以降、仏教の国民への影響力が低下していくと同時に寄付や慈善活動の減少が生じているのではあるまいか。もちろん江戸時代まで宗教が果たしてきた役割を近代以降は福祉政策、社会保障政策などを通じて国家が受け継いできた側面はあるだろう。

   しかし個人資産2000兆円余りを保有する、世界有数の資金を持つ金満大国日本がなぜ国内の貧困問題に直面しているのか、その莫大な資金をなぜ世界の貧困問題の解消や環境問題などの問題解決に向けられないのか、問われるべき課題は多い。学校教育もまた問われるべき課題の一つだろう。無論、決して今の日本国民が自己中心的な心性に傾いているわけではあるまい。

 ガザでの悲劇を見れば日本人の多くはひどく心を痛め、自分に出来ることは何か、それぞれ思いを巡らせているはず。問題は日本の場合、そうした人々の心を寄付等の活動につなげていくことがなかなか難しく、結局はいつまでたっても多くの人ができないままでいる点であろう。

 では日本人が慈善活動を行う上で障害となっている主なハードルとは一体、何なのか、まず生徒たちに問いたい。そしてそのハードルを下げるために日本国が、また日本国民がすべきこと、出来る事とは何なのか、続けて問うてみたい。

大富豪8人=貧困層36億人の資産!?なぜ世界の格差はここまで広がったのか?

 原貫太フリーランス国際協力師 2021/03/27 20:53

「貧困は自己責任」「努力すれば報われる」は本当に正しいのか?

 原貫太国際協力師 2021/08/18 16:46

なぜ日本の貧困は連鎖するのか?【3つの理由をわかりやすく解説】

 原貫太フリーランス国際協力師 2021/07/21 17:11

【残酷な真実】日本は「知能」で分断されている!?

 原貫太フリーランス国際協力師 2021/09/03 14:22

マイケル・サンデル教授インタビュー完全版「エリートは謙虚になるべき」「分断

 は能力主義によって起きている」【報ステ×未来を人から 完全版】【未来をここか

 ら】【Michael Sandel】ANN news CH 2021/05/03 22:12

 「親ガチャ」の問題、貧困の連鎖、生活保護とベイシックインカム…考えるべき課題は多い。

佐藤拓代×宮台真司×迫田朋子:子育てを「自己責任」にしてはならない【ダイジェ

 スト】佐藤拓代×宮台真司×迫田朋子:子育てを「自己責任」にしてはならない【ダ

 イジェスト】 2021/12/12 12:24

【生活保護】進学は贅沢?貯金や車があると?水際作戦の実態は

 2022/10/15 ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】19:38

 世帯分離の要件など「水際作戦」の実態が見えてくる。

スウェーデンで生活保護はいくらもらえる?| 北欧在住ゆるトーク

 Nord-Labo 北欧研究室  2023/07/08  15:38

 日本との比較が貴重。

日本で貧富の格差が広がった3つの理由【わかりやすく解説】

 原貫太フリーランス国際協力師 2021/10/06 22:21

【生活保護】「役所で“恥ずかしくないの?“と言われた」“ナマポ“とスラングで揶

 揄される現実も 40代の受給者が明かす減額の打撃とは?|#アベプラ 

 2020/10/21 21:23 

 生活保護世帯への差別・偏見が市役所にも存在。

生活保護「なめんな」 市職員がジャンパーに文言(17/01/17)

 ANNnewsCH 2017/01/18 51

【生活保護】ひろゆき「みんなで申請しまくっちゃえばよくないすか?」生活困窮

 者のためのセーフティネット理想の姿は?申請への高いハードルとは?【コロナ】

 【緊急事態宣言】|#アベプラ2021/02/15 23:18

【特集】『生活保護を受けるのはみじめ』受給に戸惑う思いの中...生活保護を使い

 再出発した人たち「ちょっと逃げたらいいやんと伝えたい」

 (2021年11月4日) MBS NEWS 2021/11/05 8:51

【ひろゆき】生活保護を受ける方法とお勧めする住む町

 ひろゆきØ配信【傑作編】2021/05/19 3:24

【副業時代】若新雄純「一部の強者が稼ぐ“新しい格差”に」副業者は本業でも高所

 得!?成功への一歩は? 2022/09/13 ABEMAニュース【公式】7:33

【ベーシックインカム】「日本人が働かなくても自信を持てるように」生活保護と

 の違いは?困窮者を救う?ひろゆき&成田悠輔と考える|#アベプラ 

 2021/12/18 21:39

 生活保護との差異に注目できる。

若者100人と衆院選挙の夜に考える「格差を解決する方法」【選挙ステーション

 2021】ANNnewsCH 2021/11/02 36:06

 平原依文、成田悠輔、たかまつなな、若新雄純の4氏の主張が非常に興味深い。特に「富ではなく運を分配する」という若新さんの主張には癒やされる。いずれにせよ4氏とも教育の無償化と見直しが鍵を握っているとの観点で共通しているようである。

今の時代「若者」なんていない 宮台真司の部屋 2022/10/24 8:03

 宮台氏の興味深い若者論。経済的な豊かさの実現によって個人化し多様化してきた現在の若者は若者としての連帯感を失い、ただの「若い人」でしかないがゆえに孤独を抱えて生きている・・・とすれば今の若い人の相談相手の多くが母親である事の理由も透けて見えてこよう。

 ※参考記事

  ◎相談相手は「お母さん」という若者が増える真因 友達と安定した関係を築けないZ世代の憂鬱 

   東洋経済オンライン井艸 恵美 の意見 2022.12.6

   「相手との関係を失う怖さから空気を読むことを最優先する一方で、何でも話せる関係性を求め

   る傾向」がZ世代に見られるという指摘は非常に興味深い。

参考記事

〈研修なしで夜勤〉〈座っていると『休憩』カウント〉元職員が訴えた千葉・児童

 相談所「超ブラック労働」の実態 

 現代ビジネス 佐藤 隼秀(ライター) によるストーリー 20246.27

 これまでも度々問題視されてきた児童相談所の過酷な勤務実態だが、同様の事は学校に派遣されているカウンセラーやケースワーカーにも該当するだろう。いずれも極めて高い専門性を必要とし、責任重大な仕事であるにもかかわらず、その待遇は余りにも酷すぎる。一人一人、異なる境遇の子供たちにきめ細やかな専門的対応を任されている専門家であるはずの人々に対する千葉県の冷遇は学校教育の杜撰さと対をなすものだろう。児童生徒たちの格差問題の最前線で戦う人々への支援の充実こそ、格差問題解消の重要な方途ではないだろうか。教育と福祉の予算を削ってきたこれまでの国家のあり方も問われる。

せっかく入れた学童に「行きたくない」。待機児童は解消しても継続率は低迷…保

 育に不満の声も All About 古屋 江美子(ライター)  2024.6.24

 穴だらけの日本の教育、福祉政策が格差問題や少子化問題を生み出している。

先進主要国なのに高すぎる貧困率…「貧困大国ニッポン」でこれほど貧困者が増え

 たワケ 現代ビジネス 橘木 俊詔 によるストーリー 2023.7.15

「体験格差」大人になったらどんな影響がある? 全国調査が明らかにした“ヤバい

   実態”   Real Sound ブック の意見   2024.4.25

「体験格差」の是正にこれまで学校教育が果たしてきた役割はさほど小さくはなかったのではあるまいか。各種学校行事や放課後の活動など、日本の学校は長い間、教師たちの献身的,自己犠牲的な活動によって子どもたちに数多くの体験の場をほぼ無償で提供してきた。

 しかし、そうした献身的な活動が徐々に増やされていったことも手伝っていまやすっかりブラック化してしまった現在の学校に格差是正の役割を期待することはもはや難しいだろう。むしろ学校はブラック化の果て、イジメ再生産工場、格差拡大装置と化しているのが実情であると個人的には考える。

 今後、「体験格差の拡大」に対して学校教育以外の場で一体何ができるのか、行政側は真剣に考えていくべきではあるまいか。

 この問題に対してどうすべきなのか、ぜひ授業で討論させたい。

超高齢ニッポンが沈没する前に「若者だけの街をつくれ」…「初耳学」の林修を夢

 中にさせた衝撃本の中身 現代ビジネス 河合 雅司 2022.12.7

 成田氏も同様のことを提案していたのでその是非を生徒達に問いたい。意見が噴出しそうな議題になるだろう。「老害」が社会の随所にはびこると言われる超高齢化日本の現状をどうするのか・・・若者にとっては切実なテーマ。

出生率「1.20」の衝撃 止まらない少子化子育て現場は

 テレ朝news によるストーリー 2024.6.8

 まずは合計特殊出生率の低落によってどんな問題が生じてしまうのか、低落にはどんな原因が考えられるのか、また低落に歯止めをかけるための政策としてどのようなものが考えられるのか、それぞれ列挙させ、優先順位をつけさせてみたい。少子高齢化というテーマは身近な問題を数多くはらんでいるため、社会問題に対してできるだけ多角的に物事を見ていけるようにする練習問題としては格好のテーマであろう。

「原子力研究開発の反対勢力とされ差別的扱い」と元従業員ら訴え、地裁が原子力

 機構に賠償命令 読売新聞 によるストーリー 2024.3.16

 事故隠しの常習犯で有名となったかつての動燃が、なぜ事故隠しに成功してきたのか、その一端が垣間見えるだろう。原子力発電に関しては大学でも原子力政策に批判的な研究者はどんなに優秀であっても講師レベルにとどめられてきたように動燃でも従業員に対して同様の人事政策が行われていたようだ。これでは相互監視のシステムが機能不全となってしまい、組織内での事故隠しが横行したのも無理はない。

 船場吉兆や雪印の引き起こした事件などで食の安全が脅かされた20年ほど前、時の政府はようやく重い腰を上げて食品に関わる従業員に会社の不正告発を奨励したことがあった。その少し前、動燃関連で事故隠しがもはや不可能なレベルの深刻な事故が連発。動燃は信頼回復を狙って原子力機構に組織替えされ、心機一転を図ろうとしたかに見えた。しかし、この訴えを見ると食品業界とは違ってその隠蔽体質に根本的な変化は無かったものと思われる。

 こうした、組織の安泰ばかりを狙う人事は教育界でも似たようなものであり、お上の教育政策に忖度しない人物は脇に押しのけられていく。こうして日本の随所でお上にひたすら忖度する風潮が蔓延する傍ら、健全な批判は封じ込まれていったように見受けられる。とりわけ学校教育界でのイジメ隠蔽と動燃の事故隠しはその背後に強い政治的圧力が働いている点でよく似た構造を持っているのではあるまいか。

 さんざん「パヨク」と馬鹿にされて労働運動への誹謗中傷が絶えない昨今である。このような歪んだ人事と事件事故の隠蔽を許してきたのは他でもなく、国民自身の側なのかもしれない。そしてこうした現象の背後には少子高齢化による深刻な「老害」問題が黒々と横たわっているように思えるのだが、いかがだろう。

 たとえば成田氏の「集団切腹」発言に起因する同氏への誹謗中傷は確かに「年齢差別」発言として批判される要素があるのは否めない。しかし彼は敢えて過激な表現を用いて一身に誹謗中傷を浴びることで「老害問題」への注意喚起を狙っているとも思える。一種の炎上商法かもしれない。

 これまでの事件事故の隠蔽、とりわけ裏金問題の隠蔽に老害政治家の影が見え隠れしている現在、安易な「成田叩き」の風潮には十分警戒すべきだろう。