その5.自分とは何?~自意識と無意識(後編)~

※この記事は常に新鮮なネタを提供すべく、随時、更新されています。

 

記憶のプロセス

 記憶のプロセスは3段階に分かれます。まず覚えこむ過程は記銘(海馬担当)といい、記憶内容の貯蔵、保存は保持(側頭葉担当)、そして記憶内容を思い出す過程は想起あるいは再生(大脳生理学的にはほとんど解明されていませんが前頭葉が関与していると考えられます)といいます。記憶内容が保存されていても必ずしも想起できるとは限りません(→記憶喪失)。

 五感のうち嗅覚、香りには強烈な記憶喚起力があることが分かっています(→プルースト効果:嗅覚の中枢が海馬や扁桃体の近くにあるためか)。また意識の活動が弱まったときに潜在的記憶が想起されやすくなることも知られています(→催眠)。

逆行性健忘(記憶喪失)の一例

 記憶喪失=健忘は過去が思い出せなくなる逆行性健忘と呼ばれるものと、新しいことが覚えられなくなる前向性(順行性)健忘の2種に大別されます。前向性健忘は脳の器質的障害が主な原因と考えられますが、逆行性健忘は脳の障害以外にも心因性のものがあるといわれています。つまり性格的な偏りや精神的なダメージが健忘の原因となりうるようです。

 記憶喪失になりやすいとされる人格特性として、消極的で柔軟性に欠ける、情緒が不安定で反社会的、現実逃避的…等が挙げられています。心因性の逆行性健忘は記憶内容が保存されているのに何らかの原因でその一部が想起できなくなっている状況と捉えられています。

 昭和30年代の古い症例ですが、記憶のメカニズムを理解する上で興味深い逆行性健忘の症例を一つ挙げてみます。事件の始まりの舞台は横浜、港の見える丘公園。一人の青年がベンチでうたた寝をしていました。昼過ぎ、目を覚ました青年は大変なことに気付きます。

 自分が誰なのか、なぜここにいるのか…自分に関わるすべての過去を忘れてしまったのです。彼は誰かに助けを求めるために近くの交番に行きました。交番に行けば何とかなるはずだという見当はついたようです。ところが警察官に対して言葉を発しようとしてまたまた大変なことに気付きます。日本語まで忘れてしまったのです。そこで彼は中学校で習った片言の英語で尋ねました。 「Who am I?」

 一目で尋常ではない彼のあり様に警察官はすぐ、精神病院へ連絡をとり、結局、静岡の病院に入院することになりました。頭部を打撲した様子も無く、嘘をついている様子も見られず…彼には重篤な逆行性健忘症という診断がくだされ、催眠療法を中心とした治療が加えられていきます。

 早速、郷里から母親が呼ばれましたが、彼は彼女を母親として認識することがまったくできませんでした。気分も落ち込みがちで抑うつ的な状況がしばらく続きます。ところが一月ほどすると彼は不思議なほど元気になり、自分の過去を生き生きと語るようになります。彼の思いだした過去とは以下のような生育歴でした。

 自分は北九州の出身で裕福な家庭に何不自由なく育ち、父親は立派な市会議員であること。彼自身も成績優秀でスポーツ万能、とりわけ絵が得意だったので絵描きになるために上京し、絵の勉強をしていて記憶喪失になってしまったと…しかし病院側は母親を通じて彼の本当の生育歴をつかんでいました。しかもポリグラフにかけても彼がウソをついているようには見られず、記憶喪失の症状は決して改善していませんでした。

 実は彼の父親は犯罪常習者で家族は極貧の生活を送っていました。彼自身も中学時代から非行に走るようになり、少年院にも入ったことがあるとのこと。結局、高校へは行かずに家出同然で東京に出てきましたが、たちまち暴力団の女に手を出して金銭を強要され、途方に暮れてその日公園のベンチに腰かけた…どうやらこれが彼の直面していた現実だったようです。

 彼が本当の記憶を取り戻すのはもうしばらく後の事でした。きっかけは医者の衣服から漂ってきたタバコの匂い。彼はその匂いを嗅いだ瞬間、自分もタバコを吸っていた事をまず思い出しました。そして無性にタバコが吸いたくなり、売店で購入して一服したとき、彼はほとんどすべての記憶を取り戻したといいます(プルースト効果、マドレーヌ効果) 。

 ただ皮肉なことに記憶喪失は完全に治癒する一方で、再び過酷な現実と向き合うことになった彼はすっかり抑うつ的になり、またまたふさぎ込んでしまったというわけです。

 

記憶喪失と解離性同一性障害

 心因性の逆行性健忘と並んでそれとよく似た「解離性同一性障害(多重人格障害)」が最近知られてきています。幼児期などでの性的・暴力的虐待が主な原因とされ、日本にはあまり症例が見られませんでしたが、ここ数年、急速に日本でも注目されてきた、かなり重篤な心理障害の一つです。

 一人の人間にいくつもの人格が存在しており、通常の「自分」とは年齢や時には性別まで違う多数の人格が次々と出現しては本人の生活を妨げるという厄介な症状を見せます。交代人格が表面化している時の出来事は正常な状態の時にはまったく思い出せないので一種の記憶喪失を伴っている障害といえます。記憶はそれぞれの交代人格がバラバラに保存しており、ある人格に支配されている時には他の交代人格の記憶を取り出すことができないようです。この場合、記憶は各人格が細切れで保有していることになるため、患者自身の人格からすると一日がとても短く感じるといいます。催眠療法が治療方法としてよく試みられていますが、短期間でのめざましい効果はあまり期待できないようです。

 多重人格における交代人格とは虐待などによって危機にさらされた本当の「自分」を守るために作り出された偽の人格であるとする考えがあります。とすれば偽の人格=仮面で守られなければならなくなっている、すなわち脆弱になっている本当の「自分」をいかに勇気付け、自信を回復させて偽の人格、すなわち仮面無しでも生活できるよう「自分」自身を鍛え上げることができるか、が心理治療のポイントとなるのでしょう。

 ただし多重人格障害を一つの独立した病気のように固定的に捉えるのは問題かもしれません。人は誰しも「多重人格」を抱えていて、それらをTPOに応じて使い分けているはず。むしろそれは正常なことであって、逆に人格の使い分けが出来ないと対人関係にヒビが入ることになるでしょう。親の前と先生の前とでは違った自分を演じ分けるのが普通の生徒です。だからといって彼らを「多重人格障害」と決めつけることはナンセンスなのです。

 ここで問題とされるのは記憶喪失を伴う重篤な「解離性同一性障害」なのであって、ただの多重人格ではありません。

参考動画

 ◎【多重人格】13人の人格と暮らす男性に1日密着してみた

   日本財団  2023/04/04  16:52

   【多重人格】記憶の共有は?自在に交代も?周囲どう理解?解離性同一性障害とは?70~80人の

   人格がある当事者に聞く ABEMA Prime #アベプラ【公式】  2023/09/22  37:53

 

(3)人格と性格

 この辺りでその4の内容にも関わる「自分を受け入れ、他者を受け入れる」という事の意味にもう一度注目しておきましょう。

 さて人は普通、「自分のことは自分が一番、よく知っている」と思いがちですが、その一方で、自分が気付いてなかった自分の欠点を他人から指摘されてハッとすることも、たまにあったりします。一体「自分」とは本当はどんな人間なのでしょう?ある学者は「自分」という存在を以下のように四つの側面から捉えています。

 

フロイトの心的装置論と防衛機制論

 心の闇に初めて本格的な科学の光をあてたフロイト(1856~1939)は以下のごとく心が三つの領域からなるとした。

 フロイトは自我が超自我とイドとの調整に困難を感じて危機的状況に直面すると、心には自我が崩壊してしまうのを防ぐためにほぼ自動的に働くメカニズムが備わっていると考えた。これを防衛機制といい、代表的なものとして以下のものが挙げられている。

抑圧:自分にとって不愉快なことは意識したくないため、無意識的にしたり、忘れ

 てしまったりする機制。→逆行性健忘

退行:ある精神的な危機が原因で年齢よりも幼い言動をとってしまうこと。幼稚化

 することで親に守られて心の平穏を守ってきた乳幼児期の心情を追体験し、心の安

 定を取り戻そうとする働き。

合理化:言い訳、負け惜しみのたぐいで次の二つのタイプに分けられる。

 「酸っぱいブドウ」型:失敗したことで自分が深く傷つくのを避けるために失敗の

   重大性を軽く見なそうとする機制。→「イソップ物語」

 「甘いレモン」型:一生懸命頑張って成功したのにその成功が意外にもつまらない

   ものであったとき、これまで苦労してきた自分を馬鹿に思いたくないので成功

   の成果を過大に評価してしまうこと。

投射:自分自身のやましい感情の存在を認めたくないために、あたかも他人がそう

 した卑劣な心情の持ち主であるかのように思い込むこと。

 

 精神分析の祖と言われるフロイトの考えは100年余り前の理論であり、性欲中心の夢分析などその多くは最早、耐久年数を過ぎてしまっているのかもしれない。しかし防衛機制という心のメカニックな働きを想定した点は今も古びないように思える。

 なお人格とは英語で「パーソナリティー」ですが、その語源は古代ギリシア語の「ペルソナ」からきているといいます。「ペルソナ」は本来、仮面を意味しています。すなわち人格とは「仮面」のごとく、「自分」の表層部分に注目した言葉であり、心理学では「自分」の深層に注目した場合には性格という言葉を使って「人格」と区別することがあります。

 人格に関してはある程度まで「ロールプレイ(役割演技)」などで短期間の内に改造できますが、深層の性格本体を変えるのはかなり困難であると考えられています。

質問紙法と投影法

 本人ですら知ることの難しい、心の奥底を照らし出すためにフロイトらは自由連想法や夢分析などを用いましたが、やがて様々な立場から各種の心理検査が信頼性、妥当性を吟味されながら開発されてきました。心理検査には文章での質問に対して選択肢から選んで答えるという質問紙法と呼ばれる一群の検査と、回答者のウソなどを防ぎ、より本人の深層に迫るための投影法という検査とがあります。通常、鑑別所や精神科の外来などではこれらの検査を複数実施して本人の心理面を表層および深層ともに探っていくことになります。

 もちろん質問紙法の場合でも回答者のウソを排除するための工夫(ライ・スケール等)が施されてはいますが、回答者が知らず知らずのうちにウソをつく可能性まで排除するには投影法が最も適切な検査手法でしょう。なぜなら投影法では回答者は一体、何を調べられているのか、直接にはわからないように工夫されており、多くの場合ウソのつきようがないからです。

 投影法の代表として有名なのがインクのシミからどんなものが見えてくるかを問うロールシャッハテストです。また人物が登場する絵を見せてそれがどんな場面なのか物語らせるTAT(主題統覚検査)や「私はいつも(……)で失敗してしまいます」といった文章の穴埋めをさせて分析する文章完成法も知られています。

 特に言語能力の未発達な未成年者や自己防衛的な非行少年にはバウムテストやHTPのように絵を描かせて分析する描画法と呼ばれる手法もよくとられています。ただしその解釈は主観性を排除できません。繰り返しになりますが、一つの検査で自分や他人の性格を決めつけることは完全な誤りであり、かつ人格に関しては場の状況に応じて変化してしまうことにも留意しなければならないでしょう。

カッパの実践例

 なお私は大学の卒業論文で扱った「バウムテスト」を授業でよく扱ってきました。紙と筆記具さえあれば簡単に実施できるのでオススメですが、絵の分析は決めつけにならないよう、注意が必要です。「実のなる木を描いてください」と口頭で指示するだけで、それ以外の説明はしないというルールも守る必要があります。基本的に時間制限はありませんが、10分程度で終了させて良いでしょう。紙のサイズはA4で十分です。縦長にして描いても、横長にして描いても構いません。分析に関してはある程度ネットで調べられますので、基本的な目の付け所は覚えておきましょう。私が主に注目したのは地平線を描いているかどうか、実を描いているかどうか、樹幹の輪郭線を強めに描いているかどうか、幹を太く描いているかどうか、全体の印象はどうか、木は紙のどのあたりにどんなサイズで描かれているか、などです。

 高校生の過半数は身近なリンゴやミカンの木をイメージして描きます。不登校の多い学校では一部の生徒達に、紙の隅っこや下の方に異様に小さな木を描く傾向が見られました。またかなり厳しい状況におかれた困難校では幹が折れていたり、太い枝が折れている、幹や枝の一部が枯れている、ないしは幹にウロや傷のある木を描く生徒が散見されました。

 就職試験に用いられることのあるクレペリン検査も、授業で度々、用いました。もちろん実際の課題量の半分以下にカットして簡易版を自分で作り、30分以内で終了できるようにしておかないと1時間以上費やすことになります。本当の検査は過酷すぎるので授業ではやれません。乱数表があればすべてを手作りできます。

 ランダムに並んだ一桁の数字の列のそれぞれ隣り合う数字を足し算し、答えの一桁目を数列の下にどんどん書いていかせます。時間は「ハイ!」という合図で区切ります。「ハイ」と言われたら下の列の計算にすぐ移るのです。足し算のスピードを競うような検査ですので、あらかじめ「数多く答えられなければ試験には落ちてしまうぞ。」とプレッシャーをかけておく必要があるでしょう。本来なら一行1分で下の列に移るところ、30秒以内で切ると全体が30分程度で終われるはずです。分析の際、特に注目するのは各列の答えの到達点を結んで出来る作業曲線と呼ばれるものと間違いの数です。

 答えの多さは二の次にしておかないと、作業の遅い生徒が気分を害してしまいますので、授業での分析は専ら作業曲線の形と間違いの数に絞るのが無難です。間違いの数は実際には数える必要が無く、間違いが多いと仕事にミスが多い人と判断されてしまうなどと説明すれば十分。

 作業曲線の形は前半の場合、時間と共に慣れてきて次第に答えられる数が増えていきますがやがて疲労のため、数が減っていくのが典型的。休憩時間の直前、力を振り絞って成績の挽回を図るため、少しだけ出来た数は増えて休憩に入ります。短い休憩(2~3分)を挟んで後半に入ると、後半では休憩効果が出てきて最初から成績が良く、しばらく好成績が続きますが、やはり中盤以降で疲れが出てきて成績は下降気味になります。そして終わりが近づくと最後の頑張りで少しだけ成績が挽回されます。この歪んだ「S」字を左右逆さまにしたような曲線が前半と後半に並ぶのが典型的曲線パターンです。そして典型的作業曲線からどんなズレが見られるかが診断の一つのポイントになると言って良いでしょう。

 最初だけやる気はあるものの、すぐに成績が下降気味になり、休憩効果もあまり見られないパターンは仕事が長続きしない人の特徴。この真逆のパターンで後半に強い人は仕事に集中するのにやや時間を要する人かもしれません。粘り強い人は作業の後半でもそれほど成績は下降しないでしょう・・・などとコメントし、自分はどのパターンなのか確認させましょう。もちろん実際の就職検査では答えられた数が一定の基準を満たせない場合と間違いの量が多い場合は確実にマイナスの評価となります。鉄道関係の企業や製品のチェックが行われる工場など、作業のスピードと正確さが問われる職種の企業ではこの二点を厳しくチェックしていると考えるべきです。

 実際の検査はかなり過酷な作業のため、手が痙攣しそうになるほどです。従って意識して作業曲線を整えようとして答えのペースを微調整する余裕は無いでしょう。もし微調整しようとすれば一番肝心の作業量自体が落ちてしまいかねません。

 妙な入れ知恵を付けておいてこんな事を後で言うのも変なのですが、最後は「検査では一つでも多く、正しく解答するために最後まで全力を尽くししかありません。」と言う他ないのです。また多少、練習してもこの検査の結果はほとんど左右されないと言われております。そもそも「仕事への適性を調べる検査なので、無理矢理、良い結果を出す意味は無い」という大原則を理解してもらうことが一番大切になります。適性の無い職種、企業に合格してしまうと、本人にとっては将来、却って悲劇となる恐れがあります。

 

・AIと人類

🧠】2025年をゆるく予想:新時代の戦争、マスメディアの崩壊、悪意のあるAI、

    格差と陰謀の関係、無意識の可能性について。

    佐藤航陽の宇宙会議 2025/03/01 45:54

    かなりぶっ飛んだ内容のように感じるが、結構、鋭く踏み込んでいて示唆に富む。社会科教師としては視聴しておいた方が良い動画。

「陰謀論が最強に。人類は自滅へ」ハラリ著『NEXUS(ネクサス)』を解説

    サラタメさん  2025/04/21  50:28

「ほとんどの情報はゴミ」蔓延するウソ情報 知の巨人が学生に警笛「情報=真実で

    はない」TBS NEWS DIG Powered by JNN 2025/03/16  1:48

    AIの暴走、AIによる人類の分断を予防するためには敢えて自分とは異なる意見に耳を傾け、人間への信頼を回復するための努力を続ける事が大切である、という指摘は学校教育において現在、議論を軸にして多様な意見を引き出す授業のあり方が求められていることと大いにつながる重要ポイントであろう。

【日本が危ない!】いま、世界は幕末!?未来から来た女が言う『日本の危機』と

    は【未来から来た女 Vol.1】DLE channel2019/01/24

年金制度が崩壊し、日本から若者が脱出! そして2040年に世界大戦が起きる・・・?【未来から来た女 Vol.2】/2019/01/31

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【漫画】2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ【要約/ピーター・ディアマン

    ディス】フェルミマンガ大学 2021/05/20

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    中田敦彦のYoutube大学 2021/01/09

【2040年の未来予測】衰退する日本と予測されるリスクとは?(Predictions for

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メタバース“2700時間超え滞在者に聞く魅力・・・人間の五感を再現した未来も

    (2022年1月10日) 2022/01/11 ANNnewsCH 8:22

【解説】メタバース上の殺人どう裁く?全世代が活用可能?政府が「メタバース研

    究会」発足│政治部・小野孝記者 

    ABEMAニュース【公式】 2022/08/02  15:52

【VR】メタバースでも痴漢やストーカー?安全と監視のバランス

    ABEMA 変わる報道番組 2022/09/29 20:06

    メタバース空間で過ごす時間が増えてくると予想される負の側面として何があるのか、プライバシーを脅かすような全面的な監視社会の成立を防ぐためにはどんな仕組みが必要なのか、考えていくべき課題は多い。視聴後、生徒にアンケートをとって意見を募りたい。

 

参考記事

民主主義を破滅させる巨大IT企業による「監視資本主義」

     毎日新聞 2022/10/19 05:30

 要領よくポイントをおさえた短い記事なので全文、読ませて討論させたい。

参考動画

緊急取材!AIで激変する世界と日本

 テレ東BIZ 2025/04/19 38:24

【AI超進化で人類終了のお知らせ】茂木健一郎が語る「AIが支配する未来」/シンギ

    ュラリティは2~3年後に来る/人類はどう向き合えばいいのか?

    【5年後の世界】2025/04/30 21:48

 「全ての問題が解決したら人間は何をする?」「AI開発者は人間をどうしたいのか?」「シンギュラリティ後、人間は二手に別れる」「人間は人間に一番興味がある」「人間の仕事はどう変わる?」「人間はあとどれだけ地球上に存在できるのか?」「今後、AIの反乱はあるのか?」という各問、テーマについてそれぞれ茂木氏の答えを予想させてみたい。

【AIが支配する衝撃の未来】茂木健一郎が語る「5年後のAI世界」/人類との最大の

 違いは「生きがい」/日本が世界を救う?【5年後の世界】2025/05/07  16:01

👁️】新しい戦争「認知戦」について天才クリエイター大嶋泰介さんと会議。AIに

    支配される認知、偽情報と陰謀論、トランプの選挙戦略、シンギュラリティ後の人

    類など。 佐藤航陽の宇宙会議 2025/03/09 1:06:25

【人間vsAI】Geminiの強くなった画像生成を対ディープフェイク歴3年の俺が見破

 る 安野貴博の自由研究チャンネル 2025/04/26 11:50

 フェイク画像の見分け方を安野氏がクイズ形式で答えてくれる興味深い動画。AIの専門家がどこに注目してフェイク画像を見破るのか、注目したい。

【ゆる解説】Grokでファクトチェック、SNSのデマはAIに暴ける?

   【生成AI】安野貴博の自由研究チャンネル 2025/04/18 12:02

【grok】生成AIでのファクトチェックがXで流行?間違いも?信じるのはダメ?

 ABEMA Prime #アベプラ【公式】2025/04/10  15:34

    上の二つの動画を視聴すればファクトチェックが現状ではいかに難しいのか、分かるだろう。根拠の無い誹謗中傷やデマの拡散をネット上で防ぐことは現段階で不可能であり、一つの情報源を鵜呑みにすることは極めて危険であると考えられる。ネット上で飛び交う意見、情報の危うさを知ってネットリテラシーを高めることは必須。ぜひ、二つの動画を連続して視聴させたい。

※参考記事

 ◎「SNSを全削除しました」ディープフェイク増加で危機感を高めるZ世代の対応 「一番怖いのは被害

         を自覚できないこと」「ターゲットは女性だけじゃない」  マネーポストWEB  2025.5.3

     卒業アルバム制作の印刷会社にサイバー攻撃 千葉県立高8100人の漏えいリスク    各地の小中学校で

        も懸念 東京新聞 2025.5.3

 

 

自由意志 茂木健一郎/その決断は本当に自分の意思か/AIの時代により重要な意

    識の問い/人はいかに選択し、意思決定しているのかを問う

    IMAGINE イマジン大学 2024/07/25 19:22