日の出が遅くなってきて、朝飼いでも星が見られます
静寂のなか輝く星は本当に綺麗ですね
空が明るくなってきたのに、それに負けないくらい輝いている星が

なんの星か調べようと思っていたのにすっかり忘れてた
Tはスクールホリデーに入ったので、今日からお泊まりにやって来ます
週に1~2回家に帰る感じかな
馬との時間をたくさん取れるので、彼女も嬉しそう

まずはPollyから
下乗りしてからTにバトンタッチ
昨日の騎乗で身体がやや固いものの、それでも前よりはかなり良くなった
短い時間で馬をまとめて渡さなきゃという焦りがあり、もう一声欲しいんだけどなってところでTと乗り替わり
すると昨日よりも苦戦するT
昨日のは下乗り効果もあったのか
お陰さまで下乗りの重要性が身に染みました
昨日に比べて、馬とのルール確認がしっかりできていなかった
だから脚を使われたときに馬銜に乗ってこない
Tにとっても、いい経験になったようです
次回は下乗りなしで乗せてみようかと思ったけど、今日のでどうなるかが見えたので、次回は妥協せずちゃんと下乗りすることにします
普段自分が言われていることと同じ状況が目の前にある
こんなに分かりやすい状況はないね
やりたいことは分かっていても、出来ないという状況は私にも分かるので、ライダーに寄り添うことが出来る
共感することがスッと心に届いたりするんだよね
出来る人から言われると素直に聞き入れられることもあれば、当たり前に出来るような人に言われても分かんないよ
と反発したくなるときもある

後者の場合は、同性だったり自分のレベルに近い人からの助言の方が素直に聞けたりするんだよね

だから煮詰まったときは違う人に教わるというのも一つの方法ではないかと思う
いつもとは違う気付きがあるハズ

お次はAtras
Mさんに調馬索でレッスンしてもらいました
Atrasに乗ると、右に乗ってるのが良くわかる
左に乗りたいのに右に落ちる
パッと見は真ん中に乗ってるように見えるかもしれないけど、右半身が軸になってて左がふにゃふにゃな感じ
右座骨の方がプレッシャーが強い
これが左肩から逃げられる大きな要因になってると思う
まずは手放しで
調馬索なら思う位置で乗れるんじゃないかと思っていたけど甘かった
脚が前に逃げて椅子座りになろうとしてしまう
力を逃がしたい方向は分かっていても、そのように使えない
座れなくなるから余計に力が入り椅子座りになる
真横にしていた腕をモモの上に置き、上がってこないでねと軽く押すイメージ
手綱を持つと多少落ち着くってことは、やはり拳でバランスをとろうとしているってことだよね
苦しいときって何かに掴まりたくなるもんね

駈歩になると出来るんだよね
軽速歩も問題ない
座れない正反撞頑張れって話です、ハイ
苦しくなると拳が内に入ってくる
何かを言われると他のところに意識がいかなくなり、ちぐはぐになる
自分の不器用さにウケるわ

ついていけないと焦るから脚で掴まろうとする
だから余計に跳ね上げられる
頭じゃ分かってんだけどね

お陰さまでなぜ拳が内に入るのかなど、どういうときにどう身体が反応するか観察することができた
股関節回りがストレッチで多少柔らかくなったと思ったけど、それだけじゃダメだ
いくら柔らかくても、可動域が狭いままでは意味がない
だから脚が下に降りて来ないのだ
特にAtrasみたいに幅のある馬は、股関節回りが固い人には苦しいようだ
馬配の参考に出来るな
以前、右手前で走ってるときに左脚を埒に引っ掻けて、脚が後ろにグイっと強制的に引っ張られたことがあった
その衝撃は股関節にもろに来たのだが、その直後に脚が来てほしい位置に収まって騎座がハマったことがあった
ぶつけたことで強制的に可動域が広がったんだと思う
私がやるべきトレーニングは股割りなのだろう
ちゃんと乗れていれば股割りしなくても脚が下りてきて可動域も広がるハズなんだけど、脚を使うことばかりに目が行き、だんだん脚が窮屈になってきて股関節の可動域がどんどん狭くなっていったんだと思う
強く強くと言われていたことで、脚の使い方が本来とは違う方向に行ってしまっていたわけだ
鐙がどんどん短くなっていったのはそういうことだね
こっちに来た頃に比べて3穴くらい短くなったと思う
それにずっと疑問を抱いていたんだけど、スッキリした

だから掴まって乗っちゃうんだろうな
過去に出来ていたことが出来なくなるってことはたくさんある
今回も遠回りをしたことにはなるが、結果得るものがあった
上手くなるのに遠回りはしたくないけど、誰かに伝えたいと思うなら遠回りは必要ではないだろうか
出来ないって気持ちは出来ない経験をした人にしか分からないからね
でも、出来るようになるとそれを忘れてしまうことがあるから、心にとどめておきたい
いつもとは違う運動だったからか、運動後の表情はキリッではなく、目がクリッとしててなんとも可愛い顔をしていた
どう乗るかで馬の表情ってこんなにも変わる
競走馬がピリピリした顔つきになるのも納得できるよね
なかには穏やかな表情の馬もいるってことを考えると、調教と餌とその他諸々のバランスがとれていないから精神的に追い詰められていくのかもしれない
競走馬はそういうもんだという一言で片付けてはいけないのかもしれない
そう考えると、競走馬に対する固定概念ってかなりあるな

青草食べられるのが嬉しいらしい