本日は7時から歯医者ということで6時前に飼付け
7時からスタンバイしていたのに来たの8時

Terryさんは車を預けに行かなくてはならず、歯医者さんが来る前に待てなくて離脱
一人でお出迎え
ドキドキ

初めましてなのでお互い自己紹介
ピーターと言うそうです
事前にTerryさんから聞いていたこともあり、すぐに覚えました

どのくらいいるの?
オーストラリアには初めて?
と聞かれました
英語は全然出来ないのですが、なんとなくでも理解できるようになるもんですね

わかる単語だけ拾って予測してるって感じです

ただ返事はひどいもんなので、しゃべれないのは相手にバレバレ

さて、一番手はCaesar
お迎えに行くと、ファームで一番大きいCaesarと一番小さいPollyが並んでた
可愛い


道具箱が出てきてフゴーと鼻息を荒くするCaesar

鼻息が凄かった割には大人しかったです


頑張って耐えてました

Carassinoは立ち上がるもんだから、馬場に移動して


前歯の上の歯茎に炎症を起こしているそうで、あまり良くないと言ってました

写真じゃ分かりづらいけど、右上が少し腫れてます
コレだけ見るとエイリアンみたい

Atlantisも立ち上がるもんだから同じように馬場へ移動してました
腰が引けてますね

凄く馬の扱いが優しくて、力ずくで抑え込むとか一切なし
私が初めて見た歯医者さんはガタイのいい外人さんでしたが、パワーで抑え込む感じでした
こういう歯医者さんならお願いしたいと思いますね

歯のことだけでなく、馬の骨格や筋肉、装蹄やカイロなど、諸々の知識もちゃんと持ち合わせており、歯の状態から色んな問題を指摘されていました
歯だけ整えれば良いわけではないというのが、彼の発言からも良くわかります
全部繋がってるんだよね
彼は基本的に鎮静剤を使いません
鎮静剤を使えば馬はボーッとします
そうなるとちょっとした痛みなどの小さなサインを見逃してしまうからだそうです
ほんの小さなサインでも、後々大きな問題になる可能性があります
そうならないためにも、鎮静剤で馬の反応が分からなくするのは良くないようです
プロってこういうことをいうのかな
電動のヤスリを頻繁に使う人もいますが、あれも良くないそうです
人の手で削るよりも、削るためのプレッシャーが強いために摩擦熱が発生
その熱で歯の内部がやられて空洞になったりしてしまうのだそう
電動ヤスリを使われている馬はそういう歯になっている馬が多いそうです
便利な道具が必ずしも馬にとって良いわけではないということですね

とある歯医者さんが、手でやるのが素晴らしいかのようなイメージがあるが、疲れて仕事にならないのなら無理に手でやらずに道具に頼った方がいい
使えるもんは使った方がいいみたいなことを言っていてなるほど!と思いましたが、この話を聞くとなんだかなぁと思ってしまいます

しかし、素敵な歯医者さんだったなぁ

帰り際、私の名前をちゃんと覚えていてくれました
ありがたや
