
もしかして、もう一人の日本人スタッフさん!?
するとおはようございまーすと一人の女性がやって来た
ずっと噂には聞いていたMさんでした

子どもが小さいのでなかなか来れないらしく、やっとお会いすることが出来ました
彼女は2月?3月?くらいからこのファームに顔を出すようになったそうで、今回が4回目?
もっと来たいそうなのですが、子どもに左右されるのでかなり不定期です
子どもが小さいと仕方ありませんよね

ご家族の協力なしにはファームへ来るのは難しいようです

1鞍乗ってタイムアウト
あっという間に帰っていかれました



本日もSallyからスタート
常歩しっかりしてからの速歩
しかし動きがモサモサ

もっと元気よく走らせたいのに動かせない
駈歩で一度元気よく走らせて、駈歩である程度手の内に入れてから速歩した方がいいですよと助言をもらう
あ、それやって良かったのね…
なんかダメなのかなと思って躊躇してたのですが、次回から遠慮なくそうさせてもらいます

だいぶ惜しいところまで来ているものの、前の壁が弱いとのこと
(自覚あり)
でもここ数回のなかでは一番いい感じだったそうです

脚の使い方とか身体の使い方とか細かいところで得るものがあったので、迷路の出口がすこーし見えてきたかも

脚がどうやったら下りるのか、力の流れる方向とか色々と意識しながら乗ったのも大きかったかも

お次はCeres
後傾で逃げないよう気を付けながら、手綱短く腹筋、騎座、脚を意識する
イレギュラーが出ようとしたら脚を使って推進
今まではイレギュラーが出ると推進をやめて前を楽にしてふわっと乗ってたんだけど、前回から推進した方がいいんじゃないか?と思ってやってみたらビンゴ

前の壁と推進の中途半端さがイレギュラーを生み出していたようです

それが分かったらやや強気に乗れるようになってきた
すぐに前を許してしまうのを我慢して脚使って頑張って頑張ってとやってるうちに少しずつ馬が変わってきた
なんとか惜しいところまで持っていくことが出来ました
Ceresも迷路の出口が少し見えてきたかも

レッスンをしながらちょくちょくパドックの方を見ているTerryさん
Ceresが終わるとパドックの方へ歩いて行ったので、次の馬を掴まえに行ったのかな?と思ったら、なぜかSallyを掴まえてる
(Sallyのパドックは馬場からかろうじて見える)
次に見たらSallyが横たわっている

ヤバイかも…
Ceresの息も整ったので下馬して急いで手入れを終わらせる
Sallyは疝痛だそうだ
運動後はあんなにブヒブヒ鳴いてニンジン寄越せと言っていたのに…
Ceresを空いているパドックに入れ、家の裏にあるCeresのパドックにSallyを移動
途中、ボロをすること数回
本当に疝痛?
足元フラフラになり突然倒れ、激しくゴロン
起き上がってもまたそれを繰り返す
その内起き上がるペースが減って寝ている時間が長くなってきた
腸捻転かも…
(この時点で二人とも言葉には出さなかったけど覚悟はしていたと思う)
獣医さんが向かってきてくれているそうだが、横たわって起き上がろうとしない
そうこうしているうちに獣医さんが来た

Sallyを持つのはかなり危険な状態のため、Terryさんが持ったまま
獣医さんに呼ばれ、なぜかゴム手袋とマスクとゴーグルを着けるように促される

(終わってみると、私が着けた意味はなかった気がする…)
注射とか色々と用意してSallyのもとへ
なんとか起き上がらせて、痛み止め打って体温を計って腸と鼻と口の中の粘液と血液を採取
その間も何度か倒れそうになるのを必死に支える
数十年前にヘンドラウイルス感染症で馬や人が死んだそう
オオコウモリがそのウイルスの自然宿主で、糞尿にそのウイルスが混ざっているそうです
そのウイルスが馬を介して人に感染するらしい…
それ以来ワクチンを打っていない馬は獣医さんが診察しないという法律が出来たとか?
(それまでもう何十年?も発生していなかったそうですが…)
このワクチンには副作用があり、Caesarが2回死にかけたと

このワクチンについては獣医の中でも賛否両論分かれているらしい
死にかけたとあれば普通打とうとは思わないですよね

Sallyは今年は打っていないそうで、血液検査の結果が陰性でないと治療には来てもらえないのだそう

なので、今回は検査のための諸々の採取と痛み止のみ
しかも、採取した血液たちをブリスベンにある検査施設(車で1時間ほど)まで自分で持っていかなければならないとな

Terryさんは施設へ向かい、私は後片付けをしてお仕事終了
家からちょいちょいSallyの様子を伺います
獣医さんいわく、症状としては軽いものらしい

尋常じゃない痛がり方をしていたけど、痛みに弱い馬なんじゃない?と言われたとか…
痛み止めが効いてボケーっとするSally
よく見るとあちこち傷だらけになってて、右目はお岩さん状態になってる

14時にマッサージを予約していたのですが、さすが日本人、時間通りにいらっしゃいますね
オーストラリアにいるのに今日は日本人率が高いな

マッサージについては後日改めて書くことにします(多分
)

施術が終わって見てみると、横になってるSally
呼吸しているか見えない…
まさか
と思ったら耳が動いた

横になってるとビビるから

食い意地がはっているSallyですが、飼付けの時間になってもさすがにエサエサーとは言いませんでした
起き上がりもせず
やっぱり痛いのね…
仕事終わってからもちょいちょい様子見
幸い近場で横になってるので、懐中電灯の明かりが届く位置で助かります
19時の時点では相変わらず横になったまま
20時前に見ると立ち上がってはいたものの、なんか変な立ち方してる
(地に足が着いていないって感じ)
たまにお腹を気にしたりずっとフレーメンしてる
まだまだ君には教えてもらわないといけないことがいっぱいあるんだから、早く元気になってよね
