こんにちは。カパラの古株占い師・まーさんです。
さて、時は西暦2013年…。時代は日本中が「おもてなし」と滝川クリステルの真似をしていた頃、
お客さんに喜んでもらえる何か壮大な企画はないか…という議題が脳内会議に上がった事があった。個人的に。
高知に無いものでカパラにしか無いものにしよう、
それは・・・ラーメン次郎!じゃなくて
ジェットコースター!!
ジェットコースターを造ろう!と本気でこの企画はスタートした。個人的に。
スペースマウンテンが屋内で出来るんだから行けるんじゃね?
とゼロからスタートしたジェットコースター設置計画は最初から暗礁に乗り上げた。
浅はかな計画には資金も場所も社長の許可も周辺住民の許可も何も無かった。
しかし、ある時、奥さんからのLINEをフル無視でYoutubeを見ていると一本の動画を発見。
「うぉぉぉ!すげぇ!」
おーいお茶を吹き出しながら叫んだ。おーいお茶返せ。
「これだ!これなら出来る!!」
それがこの動画である。
そう、当時まだ試作段階であったVRの動画だったのだ。
当時オバマ大統領のアメリカに問い合わせ、個人的に輸入した。価格は300ドル。
Yes we can オバマ大統領の声が聞こえた気がした。
そして店舗の一角に勝手にVRのジェットコースターコーナーを作った。
今はもう、みんな稀勢の里の進退問題に夢中でVRはそれほど流行らずに終わったが、
当時は画期的なシステムで、いきなりステーキ程度にキャッキャ言ってる高知ではもちろん初上陸。
VRジェットコースターは連日、身の程知らずでクレイジーなお客さんが体験しにやってきた。
時は流れ、あれから5年。「おもてなし」といい気になっていた滝川クリステルは41歳になっていた。
よく分からなかったVRのブームも過ぎ、「カメラを止めるな!」は本当に面白いんですか?と誰もVRを話題にしなくなった今、
カパラ倶楽部ライト館では今でも占いコーナーの隣で無料でVRジェットコースターが体験出来る。
本当に『カパラでジェットコースター』は実現できた。
Yes we can 夕日にオバマ大統領が微笑んだように見えた。