プカプカ。カオル。
プカプカオル。
祇園。京都じゃねーし。
オレがタバコ吸ってる擬音だ。
今日も元気だタバコが美味い。
カオルンルン。
20世紀にツアーで京都ミューズのライブ後に祇園辺りを
「一夜の恋人」とラブホテル探しに彷徨ってた時の
オレの浮かれた気分を表した擬音ね。
横浜では「休憩2時間」が相場だけど京都は「休憩3時間」で
なんか得した感じでカオルンルンな気分だった。
彼女の顔貌はほとんど忘れてしまったけれどかなり読みづらい
キラキラネームとこんな発言は覚えている。
「初めてライブ観て3分ぐらいしか話してないのに
こんな簡単に誘いに乗るのは私ぐらいだろうな」と
もちろん京都弁でつぶやいていたけれど安心しろ。
オマエだけじゃない。
でも3分は最短でオマエは他の該当者より飛び切りだったぞ。
彼女との終演後に終演後のライブ機材を汗だくで片付けている
メンバーたちに「カオル。サボってどこ行ってたんだよ。
風呂上がりのいい匂いしてるしてめーまさか」と叱られたな。
京都まで観戦に来てた入籍を控えた元妻にもその点を指摘されて
当時はまだ発明していなかった「適当マシーン」な感じで
なんとか誤魔化して乗り切った。夜は元妻とホテルに泊まり
抱き合うのだけれど「流石にひと晩で3回はきついな」と。
オマエ。いま「カオルはアホだ」と思ったろ。特に関西人は。
横浜だと「カオルはバカじゃねーの」だが大正解との自覚あり。
東京のチャーさんと大阪の石田長生さんが言語の特徴を活かし
「関東の馬鹿・関西の阿保」を合体させて
「馬呆・BAHO」ってバンドやってたな。
あ。不意に思い出したぞ。
初めて名古屋ELLに出演した時に表の看板の出演者欄に
対バン名が書かれていてそれは「バカ・うんこ」で
「ん?なんじゃ?嫌な予感しかしないから帰ろうか」と思った。
でも「バカ」はBAHOをイメージしたギターユニットで
名プレイヤー地井塔子と名古屋の裏ボス的存在の
バカテクギタリストのチカちゃんだったから楽しい夜だった。
カオルンペン。
川崎クラブチッタのブッキングマネージャ宮本から伝言が。
「今度のライブのチケット送りたいんだけどいま住所あるの?
駅前のパチンコ屋に行けばいる?橋の下とかじゃないよね」
短期間だったがオレは宿なし・ルンペン暮らしの時期があった。
横浜のスラム街寿町辺りを根城にいていたような気がするけど
脳みそが耳からこぼれ落ちているような時期だったから
ほぼ記憶ないけれど「ルンペン」って現代では差別用語か?
離婚1回・同棲2回失敗・アルコール&ドラッグ依存症。
このようなバカでアホな「下の下のカオル」でも
なんとかなってしまうのが人生である。
「オレって最低だ」と思ったらオレを思い出せ。
カオルーズ。
今日はデジタリアン野口と「新カオルHP」の打ち合わせ。
ひさしぶりの来客だからなんとなく掃除しようかなと
思ってはいるのだけどオレはせっかちだがルーズでもあるから。
散らかってるのは「レインのせいにすればいっか」と
思ったりもしている。野口もタバコ吸うしね。
そんなオレの魂胆を見抜いたように不満気なレインであった。
また毎週。
あちょー