５冊目。これは初めて読んだ。
ダーク・クイーン
果林の弟・聖也が光の子でいつか目覚めるそうで、その前にダーク・クイーンが殺そうと画策。果林は聖也を守り、祖母のお守りで手先の犬を追い払うことができた。直接手を出せないダーク・クイーンは周囲を操り、果林たちの父を転職させて田舎に引っ越しさせる。その田舎を牛耳る会社社長・江藤の後妻に収まっているのがダーク・クイーンで、地域の住民は操られまくり。
江藤の息子が転校してきた果林に近づき、後妻に言われるままに聖也のお守りを偽物と交換しちゃうんですよ！ 本人は善意のつもりで、腹立たしいよね。お陰で夫の不倫を匂わす電話をもらって精神的苦痛を負った果林の母が犬に襲われ聖也が誘拐されちゃいました。
でも後妻の様子がおかしいと気づいた江藤が果林と話をして、二人で聖也を助け出すことに。あわや聖也が殺されちゃう、てところで助けることができた。しかし操られている住民たちによって命の危機が！ てところで目覚めた未来の聖也がやってきてダーク・クイーンは死亡、住民たちの洗脳？ も解けました。ダーク・クイーンが死亡したちょうどその時、お守りをくれたおばあちゃんが死亡。きっと命をかけて守ってくれたのね、というオチでした。
ダーク・クイーンのせいで引っ越しさせられたけど、家族仲良く平和に暮らしていけると良いですね。
何気に江藤家の家政婦のおばあちゃんが良い仕事してます。彼女がいなかったら聖也の命は救えなかったでしょう。
美里へ
中三の美里の幼馴染でもある彼氏は高二の勇一。ある時同級生に告白された。速攻断ったけどかなり強気で攻めてくる同級生。勇一に相談すると、その同級生は自転車のブレーキ故障で怪我を負った。そういえば、子供の頃襲ってきた犬は毒殺され、いじめてきた男子は倒れた木材で怪我をし、セクハラしてきた教師は線路に落とされ死亡した。まさか勇一が？
と思ったら、ビンゴでした。
親戚宅までやってきた同級生と一緒にいるといないはずの勇一の姿があり、事情を知った同級生がイチャイチャしたら勇一が出てくるんじゃね？ と実行したら改造したモデルガンを手にした勇一が登場。なんやかんやあって弾が勇一に当たって崖下に自ら落ちる勇一。遺体は発見されませんでした。
そこまで美里を愛していたのかどうなのか、重すぎる愛でしたねぇ。
と思ったら。美里を遠くから見つめる勇一の姿が！
ここまで執着されちゃって、美里の今後が気になります。
