こちらも借りてみました。

そしたら香港仲間が持ってた。さすが。

 

 

1993に発売されたものの再販だそうです。2001年発売で借りたやつは2024年の17版でした。

メインは長年九龍城に住んでいた住民へのインタビューです。麺や魚肉加工などの食料品関係から織物業、ゴム加工、歯科医、漢方医師、不動産屋などなど色々な人のインタビューと写真も多数載ってます。室内は割と綺麗でも、廊下とかは混沌としていて怖い雰囲気を醸し出してます。なんか、臭そうだし。色々垂れてきそうだし。

火曜日は魚を食べる人が少ない、という話は初めて知りました。

郵便配達員のインタビューも面白いです。どこに配達するのか完璧に覚えてるとのことで、城内についてはめっちゃ詳しそう。

無法地帯だったけど火事防止のためにゴミの回収は香港政府が行ってたんですって。

そんなインタビューも興味深いのですが。

この本で嬉しいのは「昔の九龍城の写真」が載っているところです!

1865年の写真、周りは一面の田んぼでビックリです。日本軍が九龍城の城壁を壊して啓徳空港に利用したって話を知って、どんな城壁だったのかしら? と思っていましたが、それがバッチリ写ってます。万里の長城みたいに凸凸凸って感じでそんなに高くない。中の建物自体が低いからかな?

1875年の写真見ると、確かにお城だわってビジュアル。

1973年は田んぼはなくて手前にはバラックがぎっしり。これは1985年に撤去されたそうだ。その後公園になるべく整備されたんですね。

 

写真見てるだけでも楽しいけど、インタビューを読もうと思ったら時間が足りない。やはり私も購入すべきかな。