化石少女の続編でした。
随分前に読んだので中身忘れてて化石少女も借りて読んだのですが、読んでなくてもOKでした。
ペルム学園の古生物部の部長まりあと幼馴染で従僕の彰。二人しかいないので廃部の危機にある。そんなペルム学園は前作から殺人事件が続く非常にデンジャラスな学校。
新クラブ棟に入れなかった古生物部。そんな新クラブ棟手前の理科室にて殺人事件が発生。犯人は高萩という一年の男子では？ とまりあは推理して彰もそうだと確信するものの、自分がまりあのために殺人を犯したことがバレたら困るので否定しておいた。ら、なんと、高萩が入部してきてビックリな展開です。
どうやら高萩は自分が殺人犯だとまりあが気づくかもしれない、と考えて入部した様子。古生物にも詳しくまりあとの話も合うが、如何せんまりあが真相に気づいたら高萩に殺されるかもしれないのでビクビクする彰。
次から次へと起こる殺人事件について推理をするまりあ。唆す高萩。否定する彰。て感じ。大抵のところ彰たちは真相に気づくんだけど、警察には言わない。警察が真犯人を捕まえることもあるけど捕まえられないこともある。て言うか、ほんと、殺人犯多すぎ。
まりあは貴重な化石を発掘して一躍有名人に。古生物部に入っていたことも実家にバレちゃったけど、許可をもらって希望の大学に推薦で入れることになってウキウキですね。
彰は進路について考えなきゃいけないけど夢はない。まりあが卒業したらどうするのかしら？ なんてもやもやしてるところに亜希子がグイグイやってきて、ちょっと気になる存在に。しかし亜希子もまた殺人を犯し逮捕されちゃいました。ああ〜。
そんな時に高萩から「ぼくまりあさんと付き合ってますんで」と宣言されちゃって、なんかおかしな様子になっちゃってます。どうした、彰？ ちょっと私には彰の心情が分からないです。まりあも、結局彰は本当の従僕でしかなかったと言うことがわかって、なんだかなぁです。
最後の話は本当に訳がわからなくて、ずっと今まで通りに彰目線で話が進んでると思ったら、これだけ高萩目線だったんですね。それがわかって読み直したら、なるほどでした。どうやら今回の殺人は彰が高萩に冤罪をなすりつけようとして起こした様子。まりあを高萩に取られたから？ にしては、彰くん、ほんと大丈夫？ 続編があるとしたら、どうなっちゃうのか心配です。新部長は高萩らしいけど、まりあがいなくなったら彰は古生物部にいる意味ないしね。進学先もどうなることやら。とりあえず、これ以上の殺人はやめてね。
