お盆休み、不倫相手で息子の父親の、あの人の衣類を捨てました。 | 不倫•未婚で子供を産んだシングルマザーの告白

不倫•未婚で子供を産んだシングルマザーの告白

不倫の末に、妊娠し、未婚で出産した30代女の告白。
誰にも言えなかったこと、相談したかったことを、自力で乗り越えてきたから、
いま、誰にも言えずに悩んでいる人の役にたてる情報を、告白とともに、届けたい。

なんとなく、いつか息子に着せたい、なんて思っていた

息子の父親、私の彼だった人の衣類を、今日、すべて捨てました。

あれこれ8点ありました。



まったく連絡をとらなくなってから、3年近く経つでしょうか。

そんなに時が経っても、手がつけられなかったのは、

日頃の忙しさと、ほんの少しの未練と、息子に着せる日を

心のどこかでうっすら待ち望む、

母親としての気持ち。

やはり、小さな息子にも、あの人の面影を重ねてしまうのです。

死んだわけではない。

生きてるんだから、服を捨てたって、どうってことない。

と、なんだか、自分に言い聞かせるようにしながら、捨てました。

ひとつひとつ、私の家に置いていったときの、彼とのシーンを

思い出してしまいました。

中には、私が買ってあげた、寝る時のスエットもありました。

痩せてた頃に着てて、もう着れないからと私にくれたジャンバーも。

持って帰れないし、と、替えで置いていったパンツやシャツ。

洗って干すことに、ほんのり幸せ感じてた、あの頃の自分が微笑ましかったりも。

そんな中でも、息子を産む前後の、湧き上がる哀しさはなくて、

微笑しながら、捨てる自分に、成長したなーと感じました。

そう、愛した彼は、その辺で生きているんです。

死んだわけではない。

しかも、その人の子供が私を必要としている。

それだけでもう、充分だな、と感じます。

息子とふたりで生きていけることが幸せです。