新たなページを… | 早乃香織オフィシャルブログ「鍵言葉」

 

 

 
 
先程、Twitterにてお知らせさせていただきましたが、8年間お世話になった事務所を退所する運びとなりました。
 
アイドルグループを卒業し、トヨタオフィス様にお世話になり、その後トヨタさんから暖簾わけした事務所センスアップにお世話になり、センスアップさんは当時舞台に特化した事務所さまだったため、なかなか出どこに悩んでいたところ「音楽活動をやらないか?」と声をかけてくださったのがマネージャー兼社長でした。
 
ソロで音楽をやるなんて想像も出来なかったけど、もともと歌うことが大好きだった私にマイクを与えてくださり、作詞に挑戦させていただいたり、早乃香織の名前を与えていただき、思い出を語れば語り切れないほどに、たくさんの経験をさせていただいてまいりました。
 
今からは想像もできないけど最初のころの私なんて、マイク持つ手は震えているわ、歌詞忘れの常習犯だわ、トークスキル皆無だわ、本当に何にもできないとんでも野郎でした。
 
そんな私がシングルを5枚、メジャーデビューアルバムを一枚、ゲームソングアルバムを一枚、その他ユニットやコンピレーションアルバム
ワンマンライブは四ツ谷LOTUS、原宿アストロホール、マウントレーニアホールでどれもフルバンドで
海外ライブはメキシコで二回、アメリカ、オーストラリア…
ナレーション、キャラクターボイス、イベント司会にラジオ…
 
自分一人では見れなかった世界をたくさん見させていただいてこれたのは、応援してくださるファンの方がいてくれたことはもちろん、事務所や他の関係者様のお力添えがあってこその事でした。感謝してもしきれません。。。
 

 

 

 

 

ただし、たくさんの素敵な思い出と同時に、心の違和感を感じ続けている8年間でもありました。壊れた歯車を無理やり回し続けるような・・・これは誰のせいではなく、しいて言うならば自分のせいだと思います。
壊れた歯車が壊れていることに気づかない人がいる
壊れた歯車が壊れていることに気づいても無視できる人がいる
けれど私にはどちらも難しかったみたいです。
気づかないふりも、みてみぬふりも、してはみたものの、自分に嘘をつくことが重なり、自分の心と身体を蝕み続けていました。
 
いろんな場面で感じる違和感、見えない何かが限界に達した時点で、一度改めてお話をさせていただき、今回のような結論に至りました。
 
早乃香織としての活動を停止させていただきます。
Twitterとこのブログ、Facebookページは1月31日をもって削除させていただきます。
 
自分が生み出した言葉の粒を音に乗せて歌うことも、きっともうありません。そして自分にとって特別な役をステージで演じることも、きっともうありません。
 
 
 
 
大切な、大切な宝物たちを捨てる覚悟で、今回の道を選びました。
 
 
 
 
 
Twitterやブログは、自分が紡ぎ出した言葉だから、同じテーマで書けと言われれば、また同じことを・・・あるいは別の視点から、また書けばいいと思っております。もともとその場の勢いで書きなぐっております。しかし、音楽や役とのさようならはとても悲しいことです。
ですがもう決めてしまったこと。さよならは出会いの始まりだと信じて、また新たに一歩踏み出してまいります。
 
インターネットには残らなくても共有してくれた人の心には残っていてくれたらうれしいです。
そして共有してくれた人の心に残らなくても、私の経験としては確実に刻まれています。
 
 
 
うん、おかしいなぁ。決意は固かったはずなのに涙が止まらないや。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
歌が好き、演じることが好き、ステージが好き、応援してくれるみんなが好き、芸術や表現を突き詰めてゆきたい
こういう真っ白な気持ちは子供の時から変わらずずっと持ってます。
 
このまま、すべてのSNSから消えてしまいたいような衝動にも駆られましたが、不思議なことに8年前に消せばよかったはずの本名でのTwitterアカウントが生き残っておりました。
 
先のことはまだ、何も決まっておりませんが、今後しばらくはこちらのツイッターで、自分らしくありのまま、つぶやいてゆきます。もしよろしければ見守ってやってくださいませ。

 

こんな私ですが、また出会いの機会がございましたら、その際は応援並びにお力添えいただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 
今日は発表した後、もともと予約していた美容室で、いつも切ってくださる美容師さんとお話していたら
なんとフリーランスになるから今日が最後かも!!!と言われびっくり。
そんな流れで一気に切ってしまいました。
 
 
幼稚園生ぶりにショートカット。
 
 
もう何年も挑戦できなかったショートカット。
いざ切ってみたらとてもすっきりするものです。
 
 
 
道は進むためにあるもの。戻るのではなく、新しく切り拓く。
より一層苦しいかもしれませんが、その分強くなった自分で、確実な一歩を踏み出してゆきます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。