全てを捧げる人 | 音温(ネオン)ビーム☆

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Jazzyな未知の世界に挑む波瀾万丈ライフ♪ 

自分の人生すべてを仕事に捧げているひとがこの世には何人もいる。音楽もそうだ。 最近私が気になっていた人の一人、サックスのマイケルブレッカーもそうで、彼は『食べる、寝る』以外の時間は楽器を離す事は全くなかったという。 そんな彼の生演奏をボストンでも聴いたが、血のにじむ様な練習によってしか出せないような安定感の上での超越したテクニック、絶妙なコントロール、集中力、チカラの抜け具合。 人々に感動を与えない訳がない素晴らしい気迫いっぱいの演奏なのである。 そんな彼は、私が見たハービーハンコックとのボストンでのライブを最後に急に倒れてしまった。それから1年後、彼は他界してしまった。。。 私の大好きな作家、司馬遼太郎がこんな事言っていた。 『ゆるぎない志を持って生き、そしてたとえ叶わぬとも志に向かっている状態の中で死ぬ、それが生命を持って生まれた意味でもある』と。 まあこれは時代小説の中の一説なのでちょっとピンとこないかもしれないが、マイケルブレッカーはまさにそんな感じだったのだろう。 凡人からすれば、『彼は人生を楽しんだのかな?』と思ってしまうが、本人にしてみれば音楽を極めることそれのみが究極に楽しかったのかもしれない。

そんな人、日本でも見つけてしまった。 ジャズヴァイオリニスト『寺井尚子』である。
寺井尚子

最近私の友人が寺井さんのレギュラーバンドとして仕事を一緒にしているのだが、寺井さんの音楽に対する姿勢は半端ないらしく、リハの時点から200%でぶつかって来る一発勝負の気迫で、さすがの友人もあまりの緊張で震えてしまう程だそうだ。私は友人の事も、常に自分の演奏を分析し練習に練習を重ねて向上させていく毎日なので、『この人は感動する音楽をするために生きてるんだなあ~』と度々感じさせられて尊敬してしまうのだが、友人だってたまには息抜きもするでしょうし、旅行もする。 寺井さんは違うのだ。旅行さえ望まないそうだ。その旅行というのも、あえて行かないのはわかるが、例えばツアーで地方都市に行ったときでも一日余裕もってスケジュールとって滞在することは絶対ないらしい。 彼女の『オフ』は、ただ単にステージに立たない日というだけであって、オフの日も一時たりとも楽器を離さず練習し、あくまでも100%ステージに立つ為のオフの時間なのだそうだ。 しかも子供の頃からそうだったみたいで、普通の子供の様に遊んだりしたかったのでは?というインタビューに対して『全くありません。 ヴァイオリンを弾いているときが一番楽しいんです』と言っている。 

レコーディングも全曲一発録り。録り直すと鮮度が落ちるからだそう。 それはそれはすごい緊張感漂っているんだろうなあ。よくレコーディングはスタジオミュージシャンでやって、ライブでのメンバーと違う事があるが、寺井さんは、必ず一緒のメンバーでやる。普段一緒にやっている人でこそ出るあうんの呼吸とか空気感とかでるからだそうだ。 これには私も同意である。 いつも疑問に思っていた。 『なんでレコーディングとライブメンバーが違うミュージシャンのCDが多いんだろう』って。 そりゃスタジオミュージシャンのほうが完成度高くなるかもしれないけど、私はそういうCDは好きではない。 買いたいとも思わないのだ。なんか『お面』みたいな気がして。。。そんなわけで、ライブのメンバーも出来るだけ同じメンバーでやっていきたいみたいで、いわゆるミュージシャンの『トラ』は絶対許されないとの事。 そんな寺井さんの姿勢、とっても共感できる。 まさに私が思う譲れないポイントでもある。

しかし音楽にすべてを捧げている人の恋愛観って一体どんな感じなのだろう。。。 すごく謎だし知りたくもある。 今年で40歳になるとは思えない程の美しい寺井尚子さんはいままでどんな恋をしてきて、これからどんな方と結婚されるのだろう? 以前TVでは結婚はまだ考えた事がないと言っていたが。。。 寺井さんのライブ、今月行ってみようかな? 生で聴いた事ないし、きっと期待を裏切らない感動的な演奏を聴かせてくれるに違いないでしょう♪  ライブリポートお楽しみに。。。☆