彩 | 音温(ネオン)ビーム☆

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Jazzyな未知の世界に挑む波瀾万丈ライフ♪ 

「彩」という響き、好きである。 辞書を引くと「色が美しく交じる。 映える」とある。 音楽をやっている時、私はいつもこの「彩」を意識する。 音楽でなくても何か大きな事を人と一丸になって成し遂げる時には重要なポイントとなる。 以前にもブログで書いたが、司馬遼太郎が描く人間模様というか成功哲学に欠かせないもの、「士気」と大きく関わる。  士気を高める、下げる、で全ての勝敗が決まるのだ。 士気を高められると奇跡も起こる。 士気が下がってしまうと、成功が目に見えていたものまで一気に崩れて行く。 

では士気は誰がコントロールするのか? 

これは私の場合、自分が中心となるライブでは(ヴォーカリストはほとんどがそのケース)私がバンドの士気を左右することになる。 もしビジネスであれば、そのプロジェクトリーダー、店長、マネージャー、社長、というように先頭に立って引っ張って行く立場の人に当然掛かって来る。  一人残らず全員が同じ目的に向かって進む為にはリーダーが明確なヴィジョンを示さなくては行けない。 リーダーに例え迷いがあろうとみじんもそれを出してはいけないのだ。 より強いカラーをリーダーが持っていればいる程、他のメンバーは染まりやすいのだ。 いかに他のメンバーを自分の色にしてしまうか、要は洗脳してしまうか、といったところなのだろう。 

ここで私が思う大事なポイント。 絵の具を例にして考える。 例えば色素が『薄め』の色を大量に使い、他の様々な色を少しずつ混ぜて行く。  すると、、、、   最初の色を大量に使ったにも関わらず、後から混ぜた少量の濃い目な色のほうが、想像よりもはるかに表に出るのである。 なので更に最初の『薄め』の色を投じて調合し直す。  無駄に量がかさむのである。しかし、色素の濃い色を主に後から他の様々な色を混ぜて行くと、最初の色の量は少ないにも関わらず簡単に最初の色の影響を後から混ぜた色達は染まって行くのである。  要は量より質。 つまり、情報や技術の多さよりも、よりくっきりした濃い内容の技1つの方が強烈な力があるのだろう。

なんでそんなことを今更私はここで書いているのだろう。 と思うが、自分のやってきたライブを振り返って最近特に強く思ったり疑問を感じたりするのである。 そして書きながら自分なりに答えを探しているのかもしれない。 本格的なライブは今までに6回、やってきた。 その中で自分でも最高のライブで感動が忘れられない様なライブは3回、である。  ひとつは、高田馬場サニーサイドで初めてライブデビューした時。 ふたつめは、ボストンに来る直前に池袋マイルスカフェでやったライブ。 そしてみっつめは、バークリーで初めて自分のリサイタルをやった時。  共通してる点は、

1)自分がすごく集中出来て自分のカラーを出しきれた事
2)それによってバンドメンバー全員が私の出しているカラーに反応しついて来ている実感が確実にあった事。 
3)自分が裸になれる空気をバンドメンバーが作り出してくれている事。

ではあとの3つのライブは??  ということだが、他2つのライブは、良い意味でも悪い意味でも無難なライブになってしまった事。 そして残る1つは、今でも思い出すと辛い程の大失敗ライブである。 上に書いた2つめの良いライブは今までで一番最高のライブで、共演したバンドメンバーともお客さん全員とも本当に一丸になりオーナー曰く、オープン来、こんなに総立ちで盛り上がったライブはないと言ってもらえた程の出来だった。 そんなわけで、オーナーやバンドメンバー、そしてお客さんの強いリクエストで半年後私が一時帰国した際、再び同じバンドでライブをしましょう、ということになった。 これが後の『大失敗ライブ』になるのである。   うぅっっ、、泣  続きは次回☆