私はこの映画のタイトルも内容も知らされぬまま、ウェイトレス役をやることになった。 なぜ私などがいきなり出る事になったか?という成り行きは前回のブログでも書いたが、バイト中の私を見て、監督は私がイメージに合うとの事でいきなりお願いされた。 どんなイメージだ!? 内容も知らないので謎のままだ。 主演のイッセイ尾形と宮沢りえを店内に案内する役で、監督に「いつもお客さんを案内するように自然な感じで良いよ」と言われ、台詞もいつも使っている言葉で、、、との事だった。 芝居など興味も無ければ経験ももちろんないのでとまどうばかりだが、いつもの感じで良いと監督に言ってもらえたので、さほどの緊張もなく出来たのだが、ひとつ言葉を直された。「こちらの方へどうぞ」といつも案内していたのだが、監督いわく、「方へ」という日本語はおかしい、と言われ、なるほど、、と思い言うのをやめたのだが、癖というのは恐ろしい。いざ本番でカメラが間近に回り始めると緊張して、ついつい「こちらへ」ではなく「こちらの方へ」と言ってしまい、NGを連発してしまった。 だんだん凹んできて緊張する私にイッセイさんは苛立つどころか、やさしく励ましてくれた。イッセイさん、自然体ですごく好印象だった。 りえちゃんは私がGUCCIに勤めていた時の顧客だったのですっぴんでラフなりえちゃんを良く知っているが、本当に本当にきさくで全然気取ってなく、誰よりもオーラが強い人だった。 そんな大好きなりえちゃんと「Body & Soul」で再会するなんて☆ しかも一瞬でも映画共演だ。 仕事モードのりえちゃんを見るのは初めてだったが、更に美しく可憐で凛としていて素敵だった。 私のシーンも何とか無事終わり、残りの撮影を見学していると、なんとも静かな感じである。 パントマイムか!? と思わせる程、ただイッセイさんが物思いにふけった感じで座っているシーンだったり、ジャズ演奏シーン以外は本当に静かな撮影だった。「台詞言ってるのかな?」と不思議だった。 まる一日かかった撮影だったが、とても楽しく貴重な体験だった。 いや~しかし芝居って難しい。 間違いなくこれが最初で最後だろう。 確かこの撮影、2003年の10月頃だったと思う。予定では翌年2004年の春公開と聞いていたので、その頃私はボストンにいるはずできっとみれないだろうな、、、などと思っていたが、今ではすっかりこのブログ書くまで忘れていた。 ネットでいろいろチェックしてみたら、どうやら今、公開されている様で、何気にこの話題も旬ではないか。笑 しかもスイスの国際映画祭で3冠受賞したとのこと。 ひぇ~~!! そんな大作だったとは。 編集で私など映ってなかったりして。アハハそれはそれで笑えるが、気になるものだ。 どうやら世界8カ国で公開が決まったらしいのだが、ボストンでも見れるだろうか、、。 原作も今更ながら気になって来た。 どうやら「孤独」がテーマらしい。 深そうだ。 しかも音楽は私の最も尊敬する坂本龍一とは!!! これは間違いなく要チェックだ☆