気持ちが落ち着いた私は、連絡先をブロックしてから3日後に解除した。



すると昼に、早速彼からメールが。


夜来ることになって、そこで仲直り。

(別に喧嘩をしていたわけではない。私が勝手に嫌になっただけ)


彼も彼だが、私も私だ。


お互いに甘いと思う。



私は、この関係が何度嫌になっても、彼にどんなに呆れても、結局彼を許してしまう。


(そしてそんな自分を嫌になったりもする)


同じように、私が急に拗ねたり怒ったりしても、

彼はそれを受け止め、歩み寄り、見捨てないでいてくれる。

(こんなめんどくさい女、何故嫌にならないのか不思議である)



言い方を変えれば、


私がこうやってありのままの感情をさらけ出せる存在は珍しく、彼はその数少ない中の1人だ。





その日の夜、家に来た彼と、出会った時の話になった。


また詳しくは後々書こうと思うけど、


今思うと、偶然やハプニングが重なり、それがなければきっと私たちはこんな関係になっていなかったのだと思う。


それが良かったのか悪かったのかはわからないけれど、


ある意味“これも運命”であり、



不思議な巡り合わせである。







「もう少しこのままでいたいんやけど、

でもカオルのこと応援したい気持ちもすごいあるねん。

他に良い男が出来たら、そりゃ嫌なんだけど、でもうまくいってほしいって思うし、

いや、本当はすごい嫌なんだけど…


あと、恋愛に限らず、例えば新しいことに挑戦したいとか、ステップアップしたいとか、そういうのも全部応援したいねん。力になりたいっていうか」



彼は、どこか遠くを見つめてそう言った。


「勝手だね」なんて思いながら、







私は彼の、こういうところが好きになったのだとも思う。



「しんどかったら俺に相談すればええねん」


「愚痴くらい聞いてやるから」


何かにつけて、そういう彼。



時に友人のように、


時に父親のように、



恋人になれない代わりに、それ以上の存在であろうとしてるのか、

私の支えになろうとしてくれる彼。





それが嬉しくもあり、


時に苦しくもなる。




「俺も、よく考えるよ。

このままでええんかな、


カオルを傷つけてるんやないかなって。


だから、本当にもうカオルが無理になったら、ちゃんと言って欲しい。

急に連絡切るとか、黙っていなくならないで、最後に会ってちゃんと話したいし…。

でも、このままもう少し、そばにいたいねん」




…本当に、勝手だ。



家庭を捨てる気なんてないくせに、



更に私まで手放したくないなんて。




ワガママで、身勝手で、



本当にずるい人。