虎屋はやっぱり、夜の梅。赤坂虎屋さんの名菓をいただいて。 | 薫彦の二杯目のグラスから ~ Kyoto 編 II ~

薫彦の二杯目のグラスから ~ Kyoto 編 II ~

年年歳歳花相似たり、年年歳歳人同じからず。

日々変わりゆく季節と身の回りの備忘録日記。
シュワシュワの後の、2杯目グラスは bitter or sweet ??

入院32日目

 

今朝は、1.19. 

29年前の朝を、思い出す。

 

当時はまだ、緊急地震速報などの大きな警報が

携帯電話が鳴るようなシステムなどは、なかった

けれど、何やら胸騒ぎがして、起き上がってみたら

TVのニュース速報では、大きく神戸・大阪に地震

と出ていた。

 

まだ薄暗い、街並みまだ火災映像は映っていない。

それが、明るくなるにつれて、みるみる間にあちら

こちらから、煙が立ち上がってくる。

 

東京は快晴、東に見下ろす根津神社から下町の空は

真冬の青空。

 

後から聞いたら、京都は震度5。

レストランやホテルでも、かなりお皿やカップが

落ちて割れたという。

 

東京も震度1、

早朝の胸騒ぎは、そのせいだったのか?などと思う

ミュージカルのボイストレーナーの先生から送って

いただいた、赤坂虎屋さんの大好き羊羹。

 

京都御所横今出川の虎屋さんでは、何の縁もないと

言ってらっしゃるようだけど、赤坂も御所西も、

どちらも、美味なことには変わりない。

 

海外に住んでいる頃、お土産にいただくと

嬉しくて、長い一本を勝手に、それだけで

ウイスキーを飲み始めて、ちびり、ちびりと

一日、5cm、3cmと決めて、スケールで横線を

引いては、毎日少しずついただくのが楽しみだった。

 

病院では、禁酒。もうかれこれ30日以上、

ウイスキーの味も、お酒の味も忘れてしまいそう

だけれど、虎屋の羊羹さんを肴にしたら、思い出す

かもしれない。

 

夜のお菓子、うなぎバイ、ではないけれど、お酒に

合うのは、やっぱり夜の梅。

 

いただきやすい、一口サイズ?   これ1本で何杯でも、イケそう。

 

 

 

故郷の信州では、虎屋さんの羊羹を売っている

お店がなくて、虎屋さんの羊羹は、超貴重な

高級品。

 

帰省の時に、持って帰ると、目を輝かせていた

母の顔を、思い出す。

毎月の月命日には、お供えしないと。。。

 

初めての味、”はちみつ”