す
こんにちは!
産後うつゼロ!
笑顔で楽しい子育てを応援!
助産師のむらかみ かおるです
新生児はおっぱいを飲んで寝て、
飲んで寝ての繰りかえし。
一日の大半は寝て過ごします。
ちっちゃいなあ
かわいいなあ
なんて思っていたら、、、
ビックリするような大音量で
「うーーん!うーーん!」
と、うなり始めることありませんか
原因がわからず、
「苦しいの?大丈夫?」
「もしかして病気?」
と心配になるママも多いと思います
実際、
「うちの子、めちゃめちゃよくうなるん
ですけど何でですか?大丈夫ですか?」
と、よくご相談がありました。
しかし、
いきなり赤ちゃんがうなり始めるのは
そんなに珍しいことではないんです
ほとんどの場合は病気ではないので
心配することはありませんよ
でも、突然うなり始めたら苦しそうだし、
「何とかしてあげたい」
と、思いますよね
今日は赤ちゃんがうなる原因
についてのお話
おなかにガスがたまっている!
赤ちゃんも、母乳やミルクを消化するときに
少量ですが、お腹にガスが溜まります。
このガスが、うまく出ていかないと
お腹が張ってしんどくてうなるのですね
「いつもよりお腹が張ってるな?」
と感じたら、お腹を優しくマッサージして
あげてくださいね
赤ちゃんを仰向きに寝かせておへそを中心に
「の」の字を書くように
それだけで、腸が刺激されて
うんちやガスが出やすくなりますよ
うんちが出る・出ないを教えている
顔を真っ赤にしてうなっているときは、
大体、うんちを出そうと力んでいる時
赤ちゃんは、腹筋が未発達なので、
腹圧をかけてうんちを出すことが苦手
そんなときに、うんちを出そうと力み、
大きなうなり声をあげます
「何日かうんちが出てないな…」
と、思ったら綿棒浣腸をしてみましょう
綿棒の先にオイルをつけて肛門を刺激します。
入れすぎると腸を傷つける恐れがあるので、
綿棒の綿の部分だけ入れるようにしてくださいね
また、足をお腹の方に寄せててみたり、
遊びながら動かしてあげると、
それだけで腹圧がかかり、腸の蠕動運動を
促して便秘解消につながりますよ
母乳やミルクの飲みすぎ!
赤ちゃんは満腹中枢がまだ発達して
いないため、母乳やミルクを
与えられただけ飲んでしまい、
苦しくなって、うなることがあります
お腹いっぱいに食べすぎて
苦しむ大人と同じですね
飲んだ後も機嫌が悪いと
「あれ?足りなかったのかな?」と思うかも
しれません。
しかし、そこでまた飲ませてしまうと
余計にお腹がパンパンになって、
もっと機嫌が悪くなったり、吐いてしまったり
する場合があるので注意が必要
また、ゲップが上手にできないと、
気持ちが悪くてうなることもあります。
授乳後は背中を優しく叩いてゲップを
させてあげましょう
ゲップが出ても、まだ空気が残っている場合も
あるので、すぐに横にしないで、
10分くらいは縦抱きにしてあげたり、
ゲップが出なかった場合は、
背中に筒状に巻いたバスタオルを置いて
頭の方を高くして寝かせるといいですよ
体の機能を助けている
赤ちゃんがうなるとき、
「うーん!」と手や足を伸ばしたり、
体をくねくね動かしたりしていませんか?
赤ちゃんはこうしてうなったり、
体を動かすことで、
まだ未熟な心臓の動きを助けて、
全身に血液をめぐらしたり、
腸の蠕動運動を助けて、消化吸収を
促したりしています。
赤ちゃんが大きな声でうなったり、
苦しそうに体を動かしていると
心配になると思いますが、
「一生懸命に体の機能をサポートしているんだ」
と見守ってあげてくださいね
寝返りができたり、少しずつ体が動くように
なってくると、なくなってきますよ
他にも、「暑い!寒い!」、
「母乳やミルクの味が気に入らない!」
「成長とともに飲む量が増えている!」
など、うなる理由は様々です。
うなっている我が子を見ていると、
ママも辛い気持ちになると思います
でも、
ちゃんと母乳・ミルクを飲めて、
体重が増えて、
うんちもおしっこもしっかり出ているなら
大丈夫赤ちゃんは健康に育っています
赤ちゃんは、日々成長です!
ときにはびっくりさせられることも
ありますが、成長のひとつとして、
見守ってあげれると良いですね