3月16日(土)赤口・辛巳・六白・満・柳・華・広田神社例祭





「ドラマ論」のリクエストを頂き、この白い空間に、


筆を、縦横。


時々、斜めに、滑らせて、徒然と、綴りけり。



ドラマ「純と愛」


人気の理由=ヒロインがピンチになるでしょう。


読者(視聴者)は、どう切り抜ける、純!と、手に力が入る。


続く=明日はどうなる。が、吸引力なわけですね。


「おひさま」&「梅ちゃん先生」=ヒロインが常にうまくいき、敵がいない=安心感=朝だから、それでいいや=あれっ、「梅ちゃん先生」の前作(NHK大阪)「カーネーション」は面白かったけど、何でかな=まぁいいや。(と多くの方は呟き・・)


カーネーションは、有名人の実話の力=戦前戦後という時代の激動期がヒロインを幸せにしない=ヒロインは、その中で、時代と戦い、周囲を怒鳴り散らしながら、服を作り、機関車の如くに走り続けて=大衆の心をつかんだ。


ドラマは、主人公がピンチになり、それを乗り越えないと面白味が出ない。


という式があると考えてみられては?


そこに謎があり、その謎を解く。


すると、グンと面白くなります。


次はその見せ方。


演出。


横溝正史が、「私ほど、サービス精神の旺盛な作家はいない」


と、遺していますが、私もそう思います。


読者を驚かせ、楽しませるために、とことんまで演出に凝りに凝った。


同時に本格推理。


そして、文章に、お菓子のような魅力がある。


推理作家で、横溝正史好きな方は、


それは、本物でしょう。


名前が出ない方は、知らないだけ=映画は、


正直、あまり面白くありません。


原作で読まないと、まったく素晴らしさがわからない=私がそうでした。


そして、誰しもが横溝正史をお手本にしながら、


到達できない。


エラリークィーン

に追い付こうと、必死だった江戸川乱歩も、


(岡山県に疎開していた)横溝正史から、本陣殺人事件の生原稿を送られて読んだ時に、


仰天したそうですから。


先を越されたと。


エラリークィーンを越えることが、人生の課題だった二人。


しかし、横溝正史が先にやってしまった。


正確には超えたのではなく、別の切り口を発見したわけですが。


骨組みの上の舞台と演出という切り口を。


さて、それはさておき、


本題に戻ります。


時は流れて、


推理ブームは、健在ですが、


推理ものは、何故、トレンディドラマのような支持を得られないのでしょう。


それは、あなたと私の関係に、構造上、


なれないからでしょう。


謎を解けば、それでおしまい。


しかし、トレンディドラマは、特に恋愛ものは、


そこに、自分を投影できる。


日本は、


推理の路線と、恋愛の路線、青春劇。


という風に、路線が分かれていったわけです。


さて、


最近、観れば観るほど、引き込まれていく韓流ドラマ。


何故、こんなにも惹きつけられるのか?


それは、日本では分かれた、この路線が、


韓国では、分かれていなかったからなのです。


韓流は、


必ず、謎があり、その謎を追う。


同時に必ず熱い命がけの恋愛が絡む。


同時に、社会の隅々までが描かれて社会性も濃い。


推理要素。


恋愛要素。


青春要素。


自己主張。


社会もしっかり描くと、


さらに演出も、演技も本気度が高い。


これだけ揃えば、


構造上、


それは、構造論側から、物語を考える人たちも、


納得されるでしょう。


日本の社会派ミステリーの作品を、


ちょっと読んでみてください。


何故か情報ばかり出てきて、主人公が乾いていませんか?


韓流のような湿り気がない。日本のスポ根漫画のような、熱い息吹はないでしょう。


主人公は、理知的で、


無駄口は叩かない。


クールに、行動をしていく。


社会的関心からは読んでも、


感情的になりやすい若者には萌えにくい。


反対に、


純文学。


最近は、毒舌がどこまで描けるか。


それが評価ポイント。


どこまでも本音を掘り起し、


その人間の感性を、言語化できる度合いは、


評価点になっているから、


若い無茶な主人公ばかりになり、某知事も、


ドロップアウトした?


ただ、人間を描くという点は、


きちんと、こなしているので、


受賞作は、人間の描き方、その人間が、どれだけ本音を、


中身を描いているかという点で、優れたことはやっているわけです。


パラパラめくり、


何だ、この愚痴や、エログロな会話のオンパレードはと、


言う読み方をしてしまうと、


審査員と言いますか、文学の中で、人間を描くという課題の意図は、


永遠にわからないので、


やはり、文学の全体像を知ってから、小説は書いた方がよいかなとは思います。(書かれている方は)


反対に、


良い人が良い言葉だけ口にする物語は、


あれ、この人は、心の中は、何を考えているんだろう。


その胸の内、葛藤を描かないと。


映像じゃないんだ、文学なんだからと。


審査員に、ケチを付けられるかもしれません。


ただ、ものすごい作家が現れて、


そういう社会の毒素の高い作品ばかりが受賞する風向きを変えてくれたなら、


選び手も、観方を変えるとは思います。


それ以前に、小説は売れないので、


売れる要素、センセーショナルな、派手目な作品が選ばれやすい。


という循環から脱するのは難しいでしょうが。


ですから、


人間を描くことは、文学、物語に到るまで大切な評価点。


ドラマ評に戻りまして。


「純と愛」


で、愛の母親が、急に優しくなり、


愛情深い台詞を口にしましたが、


とても不自然ですよね、これまであれだけ嫁をいびり続けて、


叩き続けて、息子にも冷酷だった。


変化の過程はありますが、納得できない=変化の描き方が、


弱いわけです。


名探偵コナンでは、そういうことは絶対に無いので、


(愛の母親の)人間としての性格が、上手く描けていないわけです。


ただ、コナンは、推理ばかりなので、そこは、利点であり、欠点になっているわけですが。


私は韓流ドラマを観ながら、そういう観点に、大いに気付きました。


ですから、


愛の母親は、純を家族と認めるなら、


まず、過去を謝罪して、


涙を流して、申し訳ない。


いえ、それ以前に、あの性格で、優秀な弁護士だった設定も弱い。


ドラマは、不自然に思えたら、その時点で、


ストーリーや、人間の設定が破綻ともみなされるので、


いじわるの度合いを初めから減らして、


多少、嫌う程度でよかったとは思います。


つまり、あの母親は、


人間がブレているわけですね。


人間の性格は、


この人なら、こういう発言をする、


とか、性格をある程度、一貫させておかないと、


不自然になりますから。


しかし、これは、無茶をしてはいけないとは、異なります。


どんなことを言ってもよいんですが、


息子。



という関係の中で、相手があることで、


身内ですから、その関係の中で、


言葉は、誰でも考えるでしょう。


それを常に、いじわるばかり、いじめるばかり。


そして、愛も、何故か、あまり怒り返さない。


これも不自然。


怒らないでもよいシーンに怒る場合は、


不自然=誰もこうは書かない。パーティーシーンとか、一人で河原とかで、発狂する場合は、怒る理由があるので、大丈夫です。


ですから、怒るべき時に怒らない愛の言動も不自然なわけです。


人間の描き方が不自然でしょう。


さて、


イケメン兄貴、


特に弟に何故、魅力がないのでしょう。


それは、


彼の性格を濃く描いていないから。


浅く描いているから脇役のまま埋没しているわけです。


あったかい言葉を書き手は授けなかったわけです。


韓国ドラマ「強敵たち」(第一話)で、


ヒロインが、こんな台詞を言います。


「私はお父さんや、駄目な兄貴のせいで、


14歳から、二人が問題を起こす度に、


警察に行って、頭を下げてきた。


私が大人になった今も、


また、警察沙汰を?


一体、どれだけ、私に迷惑をかければ気が済むの」


と、大統領の警護員になろうと、毎日、警護員になるために、猛特訓をしているヒロインが、叫ぶシーンがありましたが、


圧倒されます。


この一言で、どれだけ、この人物を濃く描いたか(親や兄貴思いかつ正義感と責任感の強い性格であることをしっかりと作り上げた、これは、本気で人間を見つめている証拠だと)、


脚本家の手腕に、打たれました。


ですから、純の弟は、人間の描き方が浅いため、


背景として、このまま終わる予感です。


ただ、純と愛は、二人の内面も描けていますし、


良い点もたくさんありますが。


なにより、ヒロインがピンチになるという、


鉄則は、NHK大阪製作の作品だけに、


今回も死守して、ドラマは面白くなっていると思います。


最後に、


ホテル名は、


(純さんのおじいのホテルと同じ)サザンアイランドでいいんじゃないと、


愛が言ってましたが、


ここは、踏襲では、味気ないじゃないですか、


純と愛、


二人が作ろうとしているホテルです、


サザンアイランドという郷愁より、


やはり、


名前は、


「純と愛」


ではないですか。



このドラマのテーマである、


「と」


これを真ん中に入れて、


ホテル名は、


「純と愛」


ドラマが終わっても、


その方が、


記憶にも残ります。






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