1月21日(月)先負・丁亥・六白・開・張・觜・初大師・川崎大師ご開帳・きりん座X星が極大





 増え続ける物語。



 某芥川賞作家先生の口にした言葉。


 「一行でも書くのが日課」



 日課が先?


 いえ、物語が先でしょう。


 私は、一行を書くよりも、


 一行を消していきたい。


 そう考えることも大切だと思うのです。


 バブルいえ、超過された物語を消していき、


 ノイズ、蛇足を、消しに消して。


 整理されすっきりと再構築して、物語の城を美しく完成させよう。


 急に出現して、


 世間を沸かす「林檎華燐歌」も、


 歌の上手さとは何かと、いかにPOPアイドル歌手が・・・


 なのか、教えるために現れた爆弾?


 作られたアイドルではなく、どこか、自然で素人さ、


 荒削りさ、初期のモー娘やAKBもそうだったでしょう、


 等身大で、友人感覚で手が届きそうな雰囲気。


 そのうち、華麗な衣装で、大舞台で歌を披露するのでしょう。




 「トンイ」第一話。


 「チャングムの誓い」は、新しい形式。


 作り方の新構造。でした、本当に私はこの作り方に、圧巻され、


 こういう作りは、型、パターンで作ろうとする書き手には絶対に作れない知恵の華を見せられました。


 その意図は、


 その前に、日本のライバル勝負システムという形式。


 それは、前提にこの物語にもあるのですが、


 私が先ほど触れた意図は、


 ヒロインを、倒すために、罠を仕掛ける。


 これが、巨人の星以降のライバルシステム(もっとひどいのが鳥山明氏の、人間感情から離脱した形式)だと、その分野の攻撃の連続。


 チャングムだと、ある罠に対して、


 チャングムは、どん底に叩きつけられる。


 視聴者はそこで手に汗握る。


 物語が猛加速。



 悪い例=朝ドラの「ちゅらさん」「おひさま」「梅ちゃん先生」だと、ヒロインが何かやると、必ず、皆が褒めてくれ、常に上手くいき、山谷少なく、成功。

(純と愛で、ヒロインがホテルの全員そして家族から称賛され何もかもうまくいくというシーンがあり、しかし、それは夢だったと、目覚めるシーンがありましたが、その上手くいきすぎるシーンが、上記のドラマと同じで、ドラマを減速化させてしまうのですね。夢で終わって、すぐヒロインがピンチになったので、視聴者はまた手に汗握る心理に戻りましたが、「梅ちゃん先生」には、それがほとんどないので、ヒロイン安全神話的物語とも呼べるかもしれません。


物語の法則。


おそらくは、

ピンチ=その問題に立ち向かい=知恵を絞って解決=ここが、観る者を惹きつけ、主人公がどう乗り越えるか、来週はどうなると、続きが気になるということではないでしょうか?)


 いつも、ヒロインが幸せ=ドラマが盛り上がらず、退屈に。


 チャングムの場合、


 何度も叩きつけられる上に、


 殺されかける。


 そのたびにとんでもない課題、難題が出され、それをクリアしないと、命は無いと。


 命がけで、料理や、医療のアイデアを考える=そのアイデアに、


 圧倒されて、感動と、さらに、科学の驚きが、


 教科書のように退屈にではなく、チャングムの命の輝きとともに、視聴者に提示されて、


 観る者は毎回、涙する。


 しかし、すぐにまた罠が!


 その料理や、医学の謎。


 それを、チャングムは探偵のようにではなく、


 自分の知識と経験と、足で村を回ったり、


 命がけで調べたり閃いたりして、解決。


 つまり、構造に推理小説があるにも関わらず、まったく、推理小説に見えない形式。


 これは、E(エラリー)クィーンも、横溝正史も、絶賛することでしょう。


 チャングムは、困難なイジメと戦う生涯で、不幸中の不幸なヒロインですが、


 毎回、次はどうなると、視聴者に心配させる=続きが見たくなる。


 韓流最高傑作の「ジャイアント」も、ある意味そうですが、「ジャイアント」は、さらに、ありとあらゆるソースを盛り込んでいるので、もう、圧巻ですが。


 さて、チャングムの構造。


 これは、新様式でした。


 ドラマ「トンイ」は、チャングムのその形式をシフトし、


 分野を、殺人捜査?検視がメインなのでしょうか?



 そういう分野の物語にしていくように1話で思えました。


 天真爛漫かつ、医学知識のあるヒロインのトンイが、やはりチャングムと相似。


 チャングムの方は、天真爛漫かつ、薬草や、料理の原料や、料理全般の知識のあるチャングムが、活躍する話でしたし。


 ですから、形式の踏襲系物語でしょうか?







 ドラマ「信長のシェフ」



 タイムスリップものという形式はとても古く、鮮度ゼロですが、タイムスリップもので面白いのは、「鯨統一郎」さんです。


 が、何故、「信長のシェフ」は面白いか?


 それは、料理の質。見せ方が7~9割あると私は思います。


 本質的に。


 反論もあると思いますが、では、あの中から、料理を消して、


 単純な料理にして観てください、


 視聴者はこう思うでしょう、そんな料理なら、シェフ不要と。


 つまり、熱のこもる兜に、具入りおにぎりと湯を注ぎ、インスタント湯漬けにしたアイデアと、料理の質。


 牡蠣のグラタンなど、未来の料理という未知との味の遭遇アイデア+料理の質が、観る者を引き付けているのですよね。


 ただ、台詞も凝っているので、魅せられます。


 ジャイアントのように、全方向型ドラマを知ってしまうと比較して、これが、ジャイアントなら、ああしてこうしてとか、浮かびますし、


 (そして、信長のシェフは)人間を多面的に描いているドラマでもなく、キャラ的な漫画原作だけに、


 そこも文学的観点から観ると、


 物足りないのは否めませんが。


 文学は、本音の連打で、どこまでも内面の言葉が出るので、


 物語はなかなか動かずドラマ化するには、やや不向きですが、


 優れたドラマは、そういう面も兼ねて、ドラマも面白い。


 それも「ジャイアント」にはあるので、本当に秀逸すぎます、「ジャイアント」は。


~兜に湯を注ぐというシーンが汚いという意見が出るのを想定して、

脚本として、そこをクリアにしておく理由も用意しておけば、さらに脚本精度は上がりましたが、例えば、その兜に湯を注ぐ前に消毒液をかけて、布で拭き取ってから、湯を注ぐとか。せめて一度湯をかけ、湯を捨ててから、湯漬けにするとか~




 ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」



 この物語の形式は、本格推理小説。


 推理小説 ―(引く) 死体=死体を出さない謎解きですが、


 形式は、古典的推理小説。


 ホームズの安楽椅子探偵システムかつE・クィーン式システム。


 安楽椅子探偵が、提示された情報の中から、


 解答を導きだす。


 私も、チャングムを観るまで、こういう静かな安楽椅子探偵しか、
 作り出せないのかと、先入観がありましたが、命がけで謎を解く探偵役も担うチャングムは、新たな形式を作りましたが、


 この「ビブリア古書堂の事件手帖」は、従来の安楽椅子探偵。


 ヒロインは座って謎解き=椅子からはみ出さないでしょ。


 書き手は、ここを変化させるのも、腕の見せどころ?


 さて、美人古書店主が、謎から、解答を出して、


 話し終えれば終わり=そこの空間世界だけの物語。


 チャングムや、ジャイアントは、果てしなく横へ横へと、世界が広がりながらも、


 多くの謎解きをしていくので、私は、


 閉じた世界でしか、謎解きは出来ないのではと、


 これは、館内=限定された空間での犯人当てという、アガサ形式+クィーンの論理システムの現代の後継者の綾辻システムの先入観があると、



 なかなかその迷路から抜け出せませんが、


 チャングムやジャイアントを観て、


 その迷路は、迷信だと気付きました。



 ただ、限定された丁寧な謎解き、美しい解答を求めるには、


 この「ビブリア古書堂の事件手帖」の形式は、上手く謎を解くための


 環境としては、適してはいますね。



 この物語は、何故、良いか?


 それは、謎解きの論理が、優れているから。


 おそらく、探すというパズルを課題に、


 何故、何のためにと考えた末にこの


 紐の論理が生まれたのでしょう。


 紐の論理が、今回の技。


 何故、こんなアイデアが生まれたのか?


 アイデアレベルは高いですよね。


 おそらく、推理小説に登場する絞殺という方法を、


 シフトして、この方法に到った予感がします?


 紐という題材があり、今までは、絞殺とか、そういう物騒なものだけに(紐類が)利用されていた推理小説の歴史に対して、


 本の紐を用いて、幸せなものを、結ぶ。


 そこにシフトするに到れた=推理小説を、大量に読んだ末に、考え出されたアイデアではないかと推測されます。


 第一話で「それから」も、本当に読みたくなりましたし、


 この原作者は、技の書き手ですね。


 安楽椅子探偵であるヒロインと、眼鏡男子の助手(ワトソン役)が、


 本という分野の謎を解く物語。


 外にいる人間関係がどんどん広がらず、社会も巻き込めないのは、謎解きがぶれるから=かもしれませんが、


しかし私も、以前はそう思ってはいましたが、くどいようですがドラマ「ジャイアント」を観て、そんなことはない、アクロバットが出来るのかと、教えられました。


 しかし、「ビブリア古書堂の事件手帖」は、


 剛力彩芽さんの当たり役ですね。


 その意図は何だろうと、考えてみました。


 彼女は色白で線細くやや小声で○○。


 だから、適役だと。


 ただ、この○○のところは、この役に適しても、

 スターとしては、ちょい不足な気もします。


 何故なら、

 この○○に当てはまる言葉とは、


 私が思うに


 影の薄さ。


 この影の薄さ、

 薄明さ、

 が、この役には適しても、


 スターとしては、やや不足している?


 そんな予感がします。


 しかし、当たり役です。


 それに、このドラマを見ると、


 無性に本が読みたくなる。


 これほど、本を読みたくさせる魔法をかけるお話。


 ちょっとありません。


 書店も、このドラマからヒントを得て、


 本の見せ方、


 売り方を考えるとよいのではないでしょうか?







*「トンイ」


「信長のシェフ」


「ビブリア古書堂の事件手帖」は、現在、放送中のドラマです。




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