春の訪れを感じないくらいの寒い弥生の月曜日は弊社にてミーティングが開かれました。
内容は園芸業界内でのプラスチックの循環をどうするかのキックオフミーティングです。
この分科会には大学の教授・環境カウンセラー・バイオマス事業に取組む企業の方・そして国内の園芸業界を統括する一般社団法人の方々・そしてZoom参加で卸売市場の方です。
先述の通り初回のミーティングなので、園芸業界内でのプラの使用頻度や弊社の取組、世界規模での廃プラの状況を教授を交えながらのディスカッションです。
プラのみならずバイオマスの器も流通している状況などは、わたしから説明をしました。
その中で、廃棄木材の粉末をメラミン樹脂と混合した器を製造販売する企業も複数存在することも伝えました。
そしたら教授の返答は、
メラミンは最古の樹脂と言われる位古い原料で、昔は車の内装にも使用されていたが、熱で劣化が発生し、さらにホルマリンを発生させる側面があることを指摘。
あと、使用後燃えるゴミで廃棄できるが、過去にごみ処理場が過剰でパンクした自治体がいくつかあり、その中に愛知県も含まれているとの事。
最終的に、燃えるゴミになるのならば、かえってリサイクルできるプラのほうがまだいいとの見解をいただきました。
教授が一人なので、多少偏った意見が出るとは感じてましたが、生産者レベルでは取扱う資材の3Rへの認識はかなり希薄で、安価なものに流れてるのが現状。
わたしが次長職になって早8ヵ月。
今回のような業界全体を考えるミーティングに出席して、もう丁稚奉公のポジションではないのだなと感じた一日でした。
そしてこの分科会、昔なら携わる大手プラ鉢メーカーのトップが参加してたでしょうが、今回は一番や二番でないメーカーが参加してました。
いつもなら大手メーカーに団体から参加の声を掛けていたのが通常でしたが、今は他社よりも早く情報を察知し、取組内容を把握し、そのメンバーに挙手する、鼻が利いて行動力のある会社が参加してくるという流れにも変わりつつあります。