サゴジョウは河童ではない!驚  | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

サゴジョウは河童ではない!驚 

サゴジョウ 超久々にブログを書いたかと思ったら、『西遊記』の沙悟浄の話でスミマセン。笑
 最近、NHKの高校生用の地理か歴史の番組でチラット、玄奘三蔵が紹介されており、「えっ?!そう言えば中国にも河童はいるの??」と思ったんですよ。

 ネットで調べてみると、沙悟浄が河童でないことは当たり前の話のようで、完全にノーマークでした。汗 これは子供の頃からの「沙悟浄=河童」の刷り込みが強烈ですからね!日本の童話の影響です。(中国怪談も実話は興味ありますが創作は興味無いのです)
 詳しい内容はもう丸投げ!笑 興味ある人は読んでね。

 沙悟浄の首にかけてある9つの髑髏は、三蔵法師の前世なんだね!驚
 妖怪に再三はばまれても不屈の玄奘! 私も人間界の沙悟浄によく作品を殺されたものよ。爆

 ちなみに三蔵法師という人物は歴史上沢山居るんだよ。
 三蔵法師とは、仏教でいう経蔵、律蔵、論蔵の三蔵に精通した立派なお坊さんの敬称。
 なので『西遊記』では厳密には名前の「玄奘」ですね。

 この玄奘。インドから法相宗系の経典を持ってきたそうで、法相宗といえば「唯識」です。日本に一番古くに入ってきた宗派だったハズ。奈良で盛んでしたね。
 インドの経典が、中国にもたらされ、歴史上残ったというのはよくある話で『新釈 中国古典怪談』でも語ったこと。インドの原典はもう無いのです。
 つまり玄奘の不屈の精神があったからこそ、唯識の思想も残り、三島由紀夫が『豊饒の海』を書け、今私の作品にも影響しています。 すごいぞ玄奘!笑

 『西遊記』で思い出すのは、堺正章のドラマです。若い人はワカランと思いますが…
 亡くなっちゃった人も多いね。岸部シローさんは元気にしているのだろうか?笑

 このドラマのエンディングでゴダイゴが歌う『ホーリー&ブライト』がいいんですよ!!
 子供の頃は、この曲を聞いて、お風呂入って寝たものです。笑
 当然、歌詞も覚えていて、大体歌えるのですが、ネットで調べてみると2番もあることが判明! 2番も含めこの歌詞はそうとうイイヨ!! 超久々に聞くと、思い出と供に涙目になりそうだったよ! 興味ある人は2番も調べてみて!
「闇を照らしているよ キミにだって見えるよ、キラメクその星が」
「Never let it go out of your sight」 涙
 不屈の玄奘もこの星を目指したことでしょう…

 今、聞くと随分アップテンポだったのね!現在のイヤな中国のイメージの無い、純粋なマジカル中国を思わせる映像もいい!



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