書店営業から帰還 | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

書店営業から帰還

書店 18日から20日まで、東京、名古屋、京都と、東海道書店行脚してきました。
 4日はかかるかと試算しましたが、なんとか3日ですませました。
 でも、行った件数はすごくて、18日だけで東京21件以上!(以上というのは、行ってみて無くなっていた書店や、閉店時間だったなどスカ物件も複数あった為) さすがに再び、左足の古傷が傷みだし、夕方からはビッコに…。さらに足の指の皮も一本むけました。汗。まるで軍隊の行軍訓練です。(自分の体が軍隊向きではないのがわかります。笑) ホテルに着いた夜は、ほぼ脱水状態で、2ℓの水と1ℓのビールをガブ飲み、ヘロヘロ…。
 こんな状態で、後2日は無理かも…?とかなり不安になりましたが、とても不思議な事に、翌日は足の傷みが解消! ほんとに不思議で、ホテルのトイレに起きた翌日の午前4時頃までは確実に足が痛く歩行困難だったのに…?? 3時間後の朝には治っていました!?? 天使のしわざか?? (経験上、この症状は必ず完治に2~3日が必要なのですが…?)
 でも、疲労困憊に変わりはなく、よくもこれだけ1日で回れたものだとしみじみ。

 で、その東京ですが、山手線の1日乗車券を買って、回りまくりました。
 17年も住んでいた東京なので、迷う訳ねーよ!と思っていましたが、やはりちょっぴり迷うことも…涙 
 少々困ったのは、ネット上に古い情報が残っていたりするので、現在はありもしない本屋さんを、ムダに探したりすることも…
 また、時間が経ったな~とシミジミ感じるのは、7年前は規模が大きな書店だったのに、当時の勢いがなく、縮小された姿を目にしたり…。思わず店員さんとそんな昔話をしたり…
 また反対に、今時の大型書店の多くが、カフェ、併設スタイルなんだなぁ…感心したり。 代官山のTUTAYAさんのオシャレさにもビックリしました。笑 永年、恵比寿に住んでいた私でも、あの頃は無かったものなぁ…。
 営業の反応は大概にして良かったですが、大量飛び込み営業なだけに、担当者がおられない場合は、名刺とチラシを置いてゆくしか方法がないのは少々残念な場合もありましたが、それはしかたがないですね。

 こうした勢いで、傷ついた足をいたわりながら、マジ、フラフラになって2日目は名古屋へ。名古屋は生涯で2~3回、しかも短時間しか降り立ったことがなく、ほぼ未知の世界。
 同じような碁盤目状の街並が続くので、少し迷うことも… 書店営業で、はっきり言える傾向は、西へ行くほど、書店の店員さんは概ね親切になります。
 これは、東京が不親切!という意味じゃ決してなくて、東京は出版社が並はずれて多いので、こうした営業はしょちゅうなので、仕方がないんですよね。
(勿論、東京でも親切な書店員さんに、いっぱい出会いましたよ!)
 特に、名古屋のジュンク堂さんはどのお店の方もとても親切で良かったです!
 中には、ちゃんと、『ロンドンの天使達』も『イタリアの天使達』も覚えていてくれていた人も!! 「あの写真集は、人形作家さんにも好かれるんですよね!」と、サスガよく御存知で!!観察されています! ゴスロリちゃんも、大好きなんですよね。
 その他『ロンドン』も置いてあげるよ!と言ってくれる書店様もいたりして…涙
 名古屋でフラフラの12件。
 場末のホテルに泊まると、ちょっと下水臭くて、2日目の疲れを、再び、大量のビールと水で癒し、今まで出会ってきた人々を思うと、まるでロードムービーができそうな思いでした。笑

 翌日は京都です。京都は私にとって、いい意味でも悪い意味でも思い出が多い地なので、ちょっと緊張もし、その緊張通りの結果が出る場合もありますが、ここも概ね親切でした! ここでも『ロンドン』も置いてあげるよ!と親切なお言葉が…涙。
 ただ、絶版になった本って、なかなか流通させるのが難しいんですよね…涙
 あるいは、勘のいい人って、パラパラパラと写真を大雑把にめくるだけで、一瞬で、いい作品かどうか解るもので、それだけで「この写真集はいい!」と言ってくれた店員様には、ちょっとしたシンパシーを感じました。笑
 地下鉄の1日乗車券を買って、地下鉄を乗りまくり、13件。足のダメージが大きい私には階段の多さには困りましたが…笑
 烏丸今出川のラーメン屋天一 に行って同志社の学生さん達に囲まれながら、過ぎし日の時間の重さを計ったものです。私は立命館ですが、この近所に住んでました。

 3日で46件かぁ… よくやりましたよぉ…… おかげて体はボロボロ。
 でも、これで、東京、名古屋、京都、大阪、神戸の主要書店さんに行けば、私の本に出会えると思います。 たぶんね? 結構、置いてくれそうでしたよ。


 本来、私の本を最初から沢山置いていただいている書店様こそ「ありがとうございます!」とお礼を述べに行きたいくらいですが、一人の為、営業力に限りがあるので、今回は新規開拓ということで、まだ置いておられない書店さまだけ限定で行かせていただきました。 特に池袋のジュンク堂さまは、初めから、涙がチョチョギレルくらい沢山仕入れていただき、感謝です。涙 
 その他、最初から仕入れていただいた書店様方、感謝です!足も運べずすみません。この場を借りてお礼申し上げます。 このように体張ってがんばっておりますので。汗

 なので今回は、置いていない書店を選ぶ旅だったので、実は、あまり私自身は、自分の写真集が書店に並んでいる姿を目にしていません。
 写真は、お友達が、とある書店で見たよ!と写真を送ってくれたものです。
 ありがたいですね!
 私も、数件は並んでいるところを目にしましたが、その時に思うのは、やはり本の見え方ですね!
 この本は7年前、実はとても著名な小説家さんが帯を書いてくれるハズでしたが、悪い出版社に潰されてしまい、今思うと、あぁ、帯があったらなーと残念に思う瞬間も…
 もう一度、お願いしても良かったのですが、とにかく再起することに手いっぱいで、お願いするまでの余裕がありませんでした…。いろいろひどいことされたものです…。
 がんばって、この子は再起させたいものですけどね…。

 (アマゾンは、どーも、まだ時間がかかっているんです… お待ちください。) 
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