『Talking with Angels』のテーマ曲
コート・ダジュールの天使達は、決して暗い写真集ではないですよ。このニースの海と空のようにメチャクチャキレイな写真集です! 4月5日発売の写真集ですが、まだ世に出ていない写真集にもかかわらず、私の想像を超える注文数があり、かたじけなしです…涙。(取次ぎさんの御尽力が大きいのですが)
本日、書店営業に東京へ行こうと考えていましたが、印刷所の営業さんから「31日に書店営業行ったらダメ! 月末は棚卸しで、それこそ書店さんに怒られますよ!」と言われ断念。笑 なるほど… いろいろ知らないので、みなさまに支えていただいております。汗
この写真集8~9年前から制作していたので(実はもっと昔から)、その頃から、テーマ曲として製作中に聞いていた曲があります。
ジャン・リュック・ゴダール監督の映画『軽蔑』の中にある、『カミーユのテーマ』です。 作曲はかの有名な、ジョルジュ・ドルリューです。
この人、映画音楽家というよりは、純粋に作曲家として、とても尊敬しています!
コレです。サントラCDまで買ってエンドレスで聞いています。笑
途中、悲しげになってしまうのは、映画音楽上、仕方がないですが、はじめの地中海の、海と空を表現するような雄大な気持ちの良いトーンで全部終わっても全くOKな名作です!
映画『軽蔑』の雰囲気を知りたい方は、これ等短くて良さげです。
ここで登場する別荘、マラパル邸のスバラシイこと! 1963年の映画にもかかわらず、全く古びないオシャレさ!!!! ステキ!
舞台は、ナポリのカプリ島で、厳密には、コート・ダジュールとは違いますが、あの辺りの地中海の景色はおおよそこんな感じです!勿論、ナポリにも行った事ある。
映画の『軽蔑』のストーリー自体は、私自身はあまり好きではなく、男性側のフガイナサが目立つ作品です。「オレなら、この場面でこうはしないな…」と思うシーンが多くて… それをWiki等では「愛の不可能性」なんて呼んでいますが、フランス人インテリの悪い癖ですね。簡単な事を、難しく言いたがる。笑 実は、どってことないのに。
でも何故か、何度も見てしまう不思議な映画。オシャレなのと風景がスバラシイからか。
マラパル邸から見える、海と空のスバラシイこと!1963年のネガフィルムでは、あの青さを絶対表現できませんが、肉眼で見ても、本当に素晴らしい青なのです!
ゴダールは、この『軽蔑』と『気違いピエロ』のラストに、この写真のような、海と空だけの映像をあてがっていますが、その気持ち、わかります。
このマラパル邸のテラスに居たら、この「青」の中に飛び込んでしまいたいくらい!
殊に『気違いピエロ』のラストでは、こうした海と空のシーンで、ランボーの『永遠』という詩が紹介されます。
見付けた。
何を? 永遠を。
太陽に溶けた海を
なんだか謎めいていて素敵で、一瞬、写真集に使おうかと当時思ったものですが、その意味するところを調べてみると、どうやら、私の意図とは違っているようでしたので、やめましたけどね。
この写真集的には、
見付けた。
何を? 永遠を。
海と空に溶けた、私を
です。その意味するところは、この『Talking with Angels』をお読みになられたらわかります。写真も文章も渾身です。笑
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本日、書店営業に東京へ行こうと考えていましたが、印刷所の営業さんから「31日に書店営業行ったらダメ! 月末は棚卸しで、それこそ書店さんに怒られますよ!」と言われ断念。笑 なるほど… いろいろ知らないので、みなさまに支えていただいております。汗
この写真集8~9年前から制作していたので(実はもっと昔から)、その頃から、テーマ曲として製作中に聞いていた曲があります。
ジャン・リュック・ゴダール監督の映画『軽蔑』の中にある、『カミーユのテーマ』です。 作曲はかの有名な、ジョルジュ・ドルリューです。
この人、映画音楽家というよりは、純粋に作曲家として、とても尊敬しています!
コレです。サントラCDまで買ってエンドレスで聞いています。笑
途中、悲しげになってしまうのは、映画音楽上、仕方がないですが、はじめの地中海の、海と空を表現するような雄大な気持ちの良いトーンで全部終わっても全くOKな名作です!
映画『軽蔑』の雰囲気を知りたい方は、これ等短くて良さげです。
ここで登場する別荘、マラパル邸のスバラシイこと! 1963年の映画にもかかわらず、全く古びないオシャレさ!!!! ステキ!
舞台は、ナポリのカプリ島で、厳密には、コート・ダジュールとは違いますが、あの辺りの地中海の景色はおおよそこんな感じです!勿論、ナポリにも行った事ある。
映画の『軽蔑』のストーリー自体は、私自身はあまり好きではなく、男性側のフガイナサが目立つ作品です。「オレなら、この場面でこうはしないな…」と思うシーンが多くて… それをWiki等では「愛の不可能性」なんて呼んでいますが、フランス人インテリの悪い癖ですね。簡単な事を、難しく言いたがる。笑 実は、どってことないのに。
でも何故か、何度も見てしまう不思議な映画。オシャレなのと風景がスバラシイからか。
マラパル邸から見える、海と空のスバラシイこと!1963年のネガフィルムでは、あの青さを絶対表現できませんが、肉眼で見ても、本当に素晴らしい青なのです!
ゴダールは、この『軽蔑』と『気違いピエロ』のラストに、この写真のような、海と空だけの映像をあてがっていますが、その気持ち、わかります。
このマラパル邸のテラスに居たら、この「青」の中に飛び込んでしまいたいくらい!
殊に『気違いピエロ』のラストでは、こうした海と空のシーンで、ランボーの『永遠』という詩が紹介されます。
見付けた。
何を? 永遠を。
太陽に溶けた海を
なんだか謎めいていて素敵で、一瞬、写真集に使おうかと当時思ったものですが、その意味するところを調べてみると、どうやら、私の意図とは違っているようでしたので、やめましたけどね。
この写真集的には、
見付けた。
何を? 永遠を。
海と空に溶けた、私を
です。その意味するところは、この『Talking with Angels』をお読みになられたらわかります。写真も文章も渾身です。笑
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