天使と鍵 | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

天使と鍵

 相変わらず、中世の古楽聞くの大好きなのですが、今日はこんな曲。

 前奏が長く40秒もありますが、こんな春の日にいい曲ではないでしょうか。
 これ英語??私はこの曲の英語バージョンも持っていて、それには「アンジェリカ~♪」と天使を歌っている歌詞があったのですが?

 それよりも「おぉ!!」と思ったのはこの絵なのです!
 天使が鍵でもって、人間の心を開いています!!
(きっと人間の腹を錠前の穴にすると、なんか微妙に意味がわからなくなるので、この絵画の作者は、鍵同士にしたのでしょう。笑)

 そうです!これは私の写真集『Talking with Angels』の後ろの装丁と同じ発想!!!
 カバーを取った本体のデザインです。(勿論、カバーにも描いてあるけど)
 キレイでしょ!!!!
ロンドン
イタリア



 紙は「レザック」と言って、皮調の紙で、皮貼りの古書(時祷書)のイメージなのです。『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』では、実際、緑色の皮の装丁の「トリノ・ミラノの時祷書」という本があって、それを意識しました。緑の皮本、かっこいいんだよねぇ…。
 
 私がこの天使の画像をひろってきたのは、12世紀の本からですが、このように中世ヨーローッパには、天使が鍵を持つ意匠は結構あるのかもしれません。もちろん聖書にも鍵の記述は散見されます。

 まさに私も、この動画の絵画のように、ロンドンで天使から胸の鍵を開けられてしまいました。それから10年以上いや16~17年か…も、開けられっぱなしなのですが…。
 ふるすぎですが、ピンクレディーも歌っていましたネ。
「私のむ~ねの鍵を~♪壊してに~げていいったぁ~♪あいつはど~こにいるのかぁ~。」って……。

もうこの名作は私からしか買えないよ…

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