神秘家列伝 水木しげる
近頃、水木ワールドにハマっています。
『神秘家列伝 其の壱 其の弐』おもしろかったよ。
不思議話やフシギちゃんは大好きなので、そりゃ読むよね。今気付いたけど「其の四」まであるみたいです。
弐までに紹介されている人は、スウェーデンボルグ、ミラレパ、マカンダル、明恵、安倍晴明、長南年恵、コナン・ドイル、宮武外骨。(なんで外骨さんが神秘家?なのか謎、笑)
スウェーデンボルグは、『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』にも、ちらっと書きましたが、彼の著作ってめちゃくちゃ沢山あるので、どれから手を付けたらいいのか解らなかったのですが、少しヒント的なものが見えました。
スウェーデンボルグの特殊能力が花開いたのも、ロンドンなんだよ。私もロンドンの天使との出会いは衝撃的でした。ロンドンはやっぱり特殊スポット。コナン・ドイルの時代は隆霊術なんかも流行りましたよね。
シャーマンは、なんとなく先天的に子供や若い娘の才能のような印象があるけど、このように後天的に中年以降にシャーマンとして突然開花することもよくあるんだよ。私はロンドンで28才の時かな??笑
ミラレパって、悲しいことに、ついオウムが思い浮かびそうだけど、こちらが本家ね。チベット密教って、ちょっと勉強すると、かなり過激思想で面白いんだけど、こんなブログで軽々しく紹介できません。「オモチロイネ」(このマンガの水木さんのフレーズ)。
ミラレパの師匠のマルパは、わざとミラレパにとんでもない試練を何度も与えます。これはおそらく、安直にミラレパを「試している」のではなく、試練そのものや、絶望そのものに、何か深淵な意味があるものと私は感じました。
よく困ってる人などに「神様はあなたに試練を与えて、あなたを試してるんだ」とかわかったような顔で言う人もおりますが、人を試さなきゃ解らないようなアホな神様なら私はいりません!人を試すという行為には、かならず人を「陥れて」「だます」という非常に卑劣、卑屈な発想を含みます。しかもその根底には、相手を信用していない、信じられない卑しさが必ずあります! そんな卑しい発想をする神がいるとすれば、それは間違いなくアホです…。ちなみに『ヨブ記』の神はアホでしょう…。
明恵さんは、河合隼雄さんも紹介していましたよね。インド人の坊さんが、人生の要所要所で夢に現れてきて、明恵さんを導くらしいのですが、こんな便利なインドの坊さんがいると、助かるよねェェ…笑。水木さんの描くトボケたインドの坊さんの顔が笑えます。
長南年恵さん。フシギちゃん好きなのに、この人、私は全然知りませんでした。
20歳のころから全く食事をとらず、うんこもしない。たまーにこういうおばさんいます。土だけ食べて生きているおばさんとか、水だけ飲んでいるおばさんとか…。それでも元気なんだよ。
神様(第三者に実像で見えたりするのね…)を呼んでみたり、楽器もないのに音楽が流れてきたり、どこからともなく万病に効く水を空の一升瓶に満たしたり…。「オモチロイネ!」 いや、「オモチロスギルネ!」笑
可哀想に、その特殊能力ゆえに世間を騒がすということで、何度も投獄されてしまいますが、勾留中も、食事をとらなかったらしいので本物でしょう。
長南さんも明恵さんも、自分の死ぬ日を知っていて、きっちりその日に死んでいきます。やっぱり二人ともあの世と繋がっていたのでしょう。
こうした貴重な人達は、興味はあるけれど、調べるのは結構面倒だったりするので、そのアウトラインだけでも解り易く書かれた水木翁の、素晴らしい本です。オモチロイネ。
『神秘家列伝 其の壱 其の弐』おもしろかったよ。
不思議話やフシギちゃんは大好きなので、そりゃ読むよね。今気付いたけど「其の四」まであるみたいです。
弐までに紹介されている人は、スウェーデンボルグ、ミラレパ、マカンダル、明恵、安倍晴明、長南年恵、コナン・ドイル、宮武外骨。(なんで外骨さんが神秘家?なのか謎、笑)
スウェーデンボルグは、『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』にも、ちらっと書きましたが、彼の著作ってめちゃくちゃ沢山あるので、どれから手を付けたらいいのか解らなかったのですが、少しヒント的なものが見えました。
スウェーデンボルグの特殊能力が花開いたのも、ロンドンなんだよ。私もロンドンの天使との出会いは衝撃的でした。ロンドンはやっぱり特殊スポット。コナン・ドイルの時代は隆霊術なんかも流行りましたよね。
シャーマンは、なんとなく先天的に子供や若い娘の才能のような印象があるけど、このように後天的に中年以降にシャーマンとして突然開花することもよくあるんだよ。私はロンドンで28才の時かな??笑
ミラレパって、悲しいことに、ついオウムが思い浮かびそうだけど、こちらが本家ね。チベット密教って、ちょっと勉強すると、かなり過激思想で面白いんだけど、こんなブログで軽々しく紹介できません。「オモチロイネ」(このマンガの水木さんのフレーズ)。
ミラレパの師匠のマルパは、わざとミラレパにとんでもない試練を何度も与えます。これはおそらく、安直にミラレパを「試している」のではなく、試練そのものや、絶望そのものに、何か深淵な意味があるものと私は感じました。
よく困ってる人などに「神様はあなたに試練を与えて、あなたを試してるんだ」とかわかったような顔で言う人もおりますが、人を試さなきゃ解らないようなアホな神様なら私はいりません!人を試すという行為には、かならず人を「陥れて」「だます」という非常に卑劣、卑屈な発想を含みます。しかもその根底には、相手を信用していない、信じられない卑しさが必ずあります! そんな卑しい発想をする神がいるとすれば、それは間違いなくアホです…。ちなみに『ヨブ記』の神はアホでしょう…。
明恵さんは、河合隼雄さんも紹介していましたよね。インド人の坊さんが、人生の要所要所で夢に現れてきて、明恵さんを導くらしいのですが、こんな便利なインドの坊さんがいると、助かるよねェェ…笑。水木さんの描くトボケたインドの坊さんの顔が笑えます。
長南年恵さん。フシギちゃん好きなのに、この人、私は全然知りませんでした。
20歳のころから全く食事をとらず、うんこもしない。たまーにこういうおばさんいます。土だけ食べて生きているおばさんとか、水だけ飲んでいるおばさんとか…。それでも元気なんだよ。
神様(第三者に実像で見えたりするのね…)を呼んでみたり、楽器もないのに音楽が流れてきたり、どこからともなく万病に効く水を空の一升瓶に満たしたり…。「オモチロイネ!」 いや、「オモチロスギルネ!」笑
可哀想に、その特殊能力ゆえに世間を騒がすということで、何度も投獄されてしまいますが、勾留中も、食事をとらなかったらしいので本物でしょう。
長南さんも明恵さんも、自分の死ぬ日を知っていて、きっちりその日に死んでいきます。やっぱり二人ともあの世と繋がっていたのでしょう。
こうした貴重な人達は、興味はあるけれど、調べるのは結構面倒だったりするので、そのアウトラインだけでも解り易く書かれた水木翁の、素晴らしい本です。オモチロイネ。